酔眼漂流記

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2010-02-02(Tue) [長年日記] 編集

_ 淡雪

昨夜の雪は、明けてみれば幻のごとく消えていた。屋根なんかにはずいぶん残っていたけど、道路には全くと言っていいほど。一夜の夢であったか。まぁ、あまり降られても、雪のない地方にとっては大事になる。いつだったか大雪で、交通が麻痺して、その日の雑誌・書籍が開店時間に間に合わなかった、なんてこともあったっけ。

有川浩の『塩の街』を読む。読むといっても最初の数ページに目を通しただけだが。どうも有川浩は勝手に敬遠していて、しかし、食わず嫌いじゃまずいだろうと手に取ってみたのだ。とりあえずやばいかもしれない、これは。もうこの段階で涙腺ユルユル。そもそも恋愛小説ってだけで腰が引けていたが、思ったほど甘くなくビター。これはこの先も期待できそう。


2010-02-01(Mon) [長年日記] 編集

_ 初雪

店のプリンターがどうにもならない状態になり、新しいものを購入。今日は休みだったが、セットアップについてヘルプにメールがきて、店へ出向く。しかし、バイトの男の子がちゃんとやっていた。

この男の子はパートさんの息子さんである。もう小学校上がる前のちっちゃい頃から知っている。それがこうして肩を並べて仕事をする時が来ようとは。はぁ、いろいろ複雑な思いである。

天気予報では、夜になって雪とのこと。しかし、さほど寒さを感じられず。夕方から雨。結構激しい降り。夜も遅くなって窓の外を見ると一面真っ白。いつの間にか雪である。それも結構降っている。それなりの大雪。時々、ドスンと屋根から雪が落ちる音。雪ではしゃぐ人の声。


2010-01-31(Sun) [長年日記] 編集

_ 青い鳥

途中から見たが、これは心に残る一作。中学でのいじめをテーマにした映画。主演は阿部寛。いじめ問題に揺れるクラスに臨時の教師としてやってくる。彼の活躍で、問題はすべて解決、なんて映画ではない。むしろ何も解決していないといっていいかもしれない。強いメッセージ性のようなものがない。それがかえって観る側に深く考えさせるのだ。心に訴えてくるというか。結局のところ真摯に生きること、そういうことじゃないのかとオレは受け取った。

阿部寛演じる教師は吃音症ということもあってか、あまり台詞がない。ゆっくり丁寧に語るそのことばが重い。特にお説教じみたことは言わないのだが、朴訥としたその言葉が響く。

印象的だったのが、「みんな間違っている」という台詞。その裏にはみんな正しい、と言う意味があるんじゃないだろうか。でも、自分だけが正しいんじゃないんだよ、と。

もうひとつ。ラスト近くで、若い女性教師に「人に教えるとはどういうことか」と問われるシーンで。「教師は生徒のそばにいてあげることしか出来ない」と言った後につづけた台詞。観ていない人の興味を削ぐのでここには書かないが、この一言にジーンときた。言葉だけだとあきらめのように取れるが、だからわたしは教師をやっているんです、と言う決意に受け取った。

何れにせよ、阿部寛の好演が光る。最初に彼を見た頃は、いずれ消えていっちゃうんだろうなぁ、と思っていたが、申し訳ない。いい役者さんになられました。

この映画がいじめ問題の糸口になるなんてことはないだろうが、人は悲しくて切なくて、愛おしい。そんなことが十分に伝わるいい映画であった。

「青い鳥」 阿部寛に聞く 「本気の言葉は心に届く」

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原作は重松清の『青い鳥』なんだそうな。こっちも読んでみよう。

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Tags: Movie

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