酔眼漂流記


2004-04-08[木] 編集

スウェーデン館の謎/有栖川有栖

最初に読んだときには、いまいちかなと思ったのだが、改めて読んでみるとわるくない。真相解明の部分は小粒ながらもやはり引き込まれます。些細な手掛かりから導き出される真相。そこはそれ、魅せてくれます。うまく出来てますよ。ただ、どうしても有栖川氏だけにいつも期待する部分が大きいんですよね。もっとビックリしたいなぁ。

さて、今回の国名シリーズは長編です。テーマは「足跡のない殺人」。犯人はいかにして足跡を付けずに離れに出入りしたのか?

しかし、これって難しく考えずにごく単純にみれば、犯人が判ってしまうんでないでしょうか。ま、そこはそれあの手この手もミスリードでうまく隠していますけどね。

だいたい犯人はずいぶん面倒なことを、と思ってしまうのです。トリック自体は認めます。特に“ある物”の使い方が意表をついている。しかも、使い方というか仕込みも実にさりげないく不自然ではなく。が、ちょっと危ういような。だって、途中で“ある物”が…、ね。

その時はどうするつもりだったのかと余計なことも思ってみたり。もっと他に取りうる手段はあったと思うんですけどねぇ。ま、それを言ったらお話が成り立たないんだけど。

スウェ-デン館の謎 (講談社ノベルス)
有栖川 有栖
講談社
¥ 795


2007-04-08[日] 久しぶりの日曜休み 編集

散歩

上野へ。桜吹雪が美しい。そこから根津の権現様へ。下町辺りをふらふら彷徨う。

そこから銀座まで歩く。いやはや疲れた。銀座に来ればApple Store Ginza。まつばらあつしの「アナログ的+デジタル的 Flashお絵描き術」をみる。いい刺激になる。

途中の秋葉原。歩行者天国。人だかりに何かをみれば、メイドさんがいたよ。おおっ、生のメイドさんを始めてみた。

やっぱりこっちの方が断然いいよなぁ

この前の続き。ここから「めぐりあい」が流れてくれないとね、やっぱり。


2008-04-08[火] 編集

怪しい伝説

ディスカバリーチャンネルの『怪しい伝説』は好きな番組なのである。この4月からは新エピソードが放映されている。今まではすべて吹き替え無の字幕放送。それが今回からはナレーション部分だけをパックンが担当している。

で、正直言ってこれはやめてもらいたい。ものすごくつまらなく感じるようになった。鬱陶しいったらありゃしない。ナレーションの台本はおそらく日本版のオリジナルなんだと思うけれど、これがセンスがあるとは思えない。白けるギャグを聞かされてる感じ。吹き替えするならするでオリジナルは尊重してもらいたい。以前を知っている者にとってはオリジナルのナレーションの調子がどれだけ番組を盛り上げていたかってのが判るはず。

もっとも、うまい人がやればまた違うんだろうとは思う。けど、パックンと言う選択はどうだったの?とも思うわけでありますよ。番組サイトのレビューを観ても皆さん否定的な意見ばかり。

悪天候

朝からかなりの大雨。風も強し。4月としては観測史上最多を記録したらしい。この雨の影響で羽田空港では滑走路の一本が冠水して一時閉鎖されることに。


2016-04-08[金] 編集

[鬼束ちひろ]鬼束ちひろのライブ「 TIGERLILY」に行ってきた

久しぶりのライブ鑑賞。彼女にとっても2年ぶりの単独公演だとか。場所は、コレド室町内にある日本橋三井ホール。

鬼束歴はまだ浅くって、初ライブ。彼女に興味を持ったのは、少し前に大胆なイメージチェンジが話題になった頃。それまでは、「トリック」の主題歌の人という認識しかなく、彼女の姿形はもちろん他の曲なんかも知らない。で、そのイメチェンがネット上では「どうしてこうなった!?」と騒然で賛否両論。確かに同じ人とは思えないその変貌ぶりに、却って興味がわいて初めて彼女の歌を、「月光」をちゃんと聞いてみた。

実は、それまで持っていた彼女のイメージって、おどろおどろしいものだった。「トリック」のエンディングのイメージと彼女の声と、何より「鬼」って名前から勝手に。ところが「初めて」見た彼女はそんなイメージと真逆。「月光」の頃が二十歳だと知って驚く。「眩暈」や「流星群」、「私とワルツを」などなど聞いていくうちにすっかり彼女の世界の虜に。

傍目から見ると、所属レコード会社や事務所が変わったり活動休止があったりと彼女の活動は順風満帆には見えず、いろいろご苦労がお有りなようで。そんな中での、驚愕のイメージチェンジ。それは試行錯誤なのか、迷走なのか。しかし、最近になって以前の雰囲気に戻ってきた。どういう心境なのかなんてことは、あれこれ詮索しても意味のないことだ。ただ、どんな姿でも彼女が無理をしていないことを願うばかり。

抽選の先行予約があるというので、ダメもとで申し込んでみた。そうしたら、あっさりと入手。しかも結構前のほう。この時点で、もしかして不人気なのかと変な勘ぐり。しかし、会場に着いてみれば席は満席。客層は千差万別。でも、女性の方が多いのかな。ワンドリンク付きと言うことで、ビールを一杯を頂き、開演までの時間を待つ。

時間になり会場内へ。前から5列目はいいんだけど、一番端。ステージ上はちょっと見づらい位置。席に着くと妙な緊張感。ライブ自体が久しぶりってこともあるけど、ちゃんと始まるんだろうかって若干の不安も。予定時間の19時になっても始まらない。5分過ぎても始まらない。否が応でも高まる緊張感。過去のライブの感想などをネットでいろいろ拝見していると、いろいろ不安になることが書いてあったり。だからなおさら。

やがて10分近くになる頃、ピアノ演奏の富樫春生さん登場。ソロでの弾き語りの中、鬼束ちひろ登場。で、のっけから「月光」を。鳥肌が立った。圧倒的な迫力。MCなしで、ピアノ一本で黙々と歌っていく彼女。曲の合間に拍手が鳴る以外は静まり返る会場。「お祭り」としてのライブじゃない。誤解を恐れずに言えば、これは「楽しむ」ためのものじゃない。なんだか対決している気分になる。歌う彼女と聴くこちら側との真剣勝負だ。

正直、もう少し肩の力を抜いてもいいのでは、と思わせる熱唱。いや、熱唱なんて言葉ではぬるい。全身全霊で歌うその姿は、狂気すら感じる。聴きながら思ったのは、果たして彼女自身は楽しめているのかってことだった。なんかね、これな何かの儀式で、彼女はシャーマンであり生け贄であり。圧倒的な感動とともに、いたたまれない気分も少々。

最後に富樫さんと並んで「礼!」と深々とお辞儀をする。顔を上げた彼女の表情は、疲労困憊の色。ステージを去る足取りもふらつく感じ。だがしかし。途中で、客席に向けてVサインを送る顔はとても素敵な笑顔だった。こっちまで嬉しくなる笑顔。その瞬間「ああ、彼女も満足だったんだなぁ」と勝手に納得した。また、この笑顔を見るためにライブに行きたい、なんて年甲斐もなくこっぱずかしいことを思いながら会場を後にした。