2007-10-13(Sat)
■ Rのつく月には気をつけよう/石持浅海
なかなかお洒落な一冊。装丁もきれいだし。そして無性に酒が飲みたくなる一冊でもあるのだ。大学時代からの飲み仲間のパーティーが毎回の舞台。そこで出される酒と肴の組み合わせが絶妙で、たまらない。生ガキにスコットランド・アイラ島のシングルモルト*1、日本酒にギンナン、泡盛に豚の角煮となんとも渋い組み合わせ。ビールにチキンラーメンという意表をつく組み合わせもあるけど、何れにせよ著者は酒好きなんだろうなぁ。
そんなパーティーに毎回誰かが連れてくるゲストが謎の主役。彼らの話す何気ない恋愛の悩みが、鮮やかに解決されるってのが趣向。ネタが恋愛話ということでちょっと身構えたんだけど、ベタベタしたものじゃなくてこれがなかなか微笑ましい。人って愛しいよなぁ、と思える。
ここで語られる推理は絶対の真実、というよりも一つの解釈といった程度のものなんだけど、その肩の力の抜け具合がかえって心地いい。十分に納得できる。美味しくお酒をいただきました、という読後感。
最後には酔いを覚まされましたけどね。あれは卑怯だ*2。
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