酔眼漂流記


2004-05-18[火] 有栖川有栖 [長年日記]

[読書][有栖川有栖]英国庭園の謎

雨天決行

細かいことを気にするようだけど、「雨天決行」を聞き間違えるのは無理があるような気がするんですけど。アレですかね、関東人と関西人の違いだとか。

竜胆紅一の疑惑

読み終えてスティーブン・キングの『ミザリー』が思い浮かんだ。いや、ただ何となく。妙な怖さを感じるのは、実際にあり得そうなことだからか。かわいさ余って憎さ百倍。

三つの日付

いかにして日付を錯覚させるか。なんだけど、伏線があるとはいえそんなのありか、と文句も言いなくもあり。結局火村のミスってことだよね。

完璧な遺書

倒叙スタイルの一編。遺書を書くときに果たしてワープロを使うかどうか。それはともかく、火村先生の指摘する証拠は今ひとつキレがない。可能性の問題だものなぁ。状況証拠すぎますよ。やはり、ただひとりを特定するようなものでないと、拍手喝采とはいかないね。

ジャバウォッキー

一番面白かったのは、この短編集に収録する際に付け足したという冒頭の部分だったりして。いずれにせよ、言葉遊びとかクイズの類いのようで、あまり楽しめる一編ではないな。

英国庭園の謎

暗号もの。今回の火村先生は誰が犯人か最後の瞬間まで判らなかったということなのか。どうも、暗号を解いただけで、犯人を捕まえることが出来たのは運が良かっただけ? 著者は件の暗号は簡単に出来たと仰るが、ある程度意味のある文にするのはやはり大変なのでは?

英国庭園の謎 (講談社ノベルス)
有栖川 有栖
講談社
¥ 798