酔眼漂流記

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2006-06-03(Sat) [長年日記] 編集

_ やった。/坂本達

自転車って乗り物が好きだ。自分の力でどこでも行けちゃうってのが魅力。車や電車でどこかへ出掛けるのとは違った達成感。何たって自分の力で成し遂げるんだから。

自転車で、つまりは自分の力だけで世界を走った記録。何がすごいって、4年3ヶ月間が有給休暇扱いだってことだ。太っ腹だなぁ、ミキハウス。

久しぶりで、サイクル・ツーリングに出たくなる本。まぁ、正解一周なんて目標は自分にとっては現実離れし過ぎではある。でも、日本一周ならば。

もっとずっと若かりし頃は、自転車で日本一周ってのは夢だった。ずーっと昔に思い描いた夢。あの時は真剣じゃなかった。夢見てるだけで喜んで、真剣に思い切ればよかったよなぁ、と今は思う。

眠っていた自転車熱を刺激する一冊だったけれど、ダイジェスト版といった趣なんだよね、これ。全行程の抜粋記録って感じ。出来ることなら全てが読みたいです

やった。—4年3ヶ月の有給休暇で「自転車世界一周」をした男 (幻冬舎文庫) やった。—4年3ヶ月の有給休暇で「自転車世界一周」をした男 (幻冬舎文庫)
坂本 達
幻冬舎
¥ 560

Tags: Book

2006-06-06(Tue) [長年日記] 編集

_ トンデモ本の世界

世の中の事について、自分自身かなりの部分で鵜呑みにしていることがある。「正しい」とされている事をそのまま信じている自分がいる。幸なことに「トンデモ」な事を妄信的に信じてるなんて事はないけれど、根っこの部分では変わりがないんじゃないか。

自分にとって都合のいいことは心地よく響くってこともある。物事の判断に好き嫌いが加わるのは、当然といえば当然か。どこまでも客観的に判断するというのは難しいことかもしれない。

確認できることはする。広く意見を聞く。多角的に物事を見る。何事も疑えってのは疲れそうだけど、内側ばかり見ているのはやはり問題ありか。

自分だけが正しいなんて思うべからず。

なんてことを久しぶりに読んで、笑って、ちょっと考えた。

トンデモ本の世界 トンデモ本の世界
と学会
洋泉社
¥ 800

Tags: Book

2006-06-22(Thu) [長年日記] 編集

_ 火村シリーズ4年振りの新作長編

有栖川有栖の待望の新刊。『乱鴉の島』。

帯に「4年振り」とあるのは、長編の新作として『マレー鉄道の謎』以降ってことなのかな。エッセイとかアンソロジーを抜かした新作ということなら『モロッコ水晶の謎』以来1年3ヶ月振りとなるはず。どちらにしても、お久しぶりですって感じだ。

そして、今回火村・有栖コンビとしては初の孤島もの。おお、やはりミステリに孤島と言う響きは似合う。もうそれだけで期待が膨らむ。もっともあとがきを読むと、そんなにコテコテの孤島ものってわけじゃないみたいだけれど。

その友人と私は、幾多の犯罪の捜査に加わり、常軌を逸した事件をいくつも見てきた。しかし、あそこで暴かれた真相ほど常識はずれなものは、にわかに思い出せない。

おお、やっぱり期待が膨らむぞ。

乱鴉の島 乱鴉の島
有栖川 有栖
新潮社
¥ 1,785


2006-06-25(Sun) [長年日記] 編集

_ OZの迷宮/柄刀一

さて、どこから書けばいい事やら。肝心要なところに触れると、未読の人にはネタバレになるしなぁ。ともかく、短編集といえども好きなところから読むなんてことはするべからず。最初から順番に読むべし。さすれば「おっ、そうくるのか!」と楽しめるはず。

密室の矢

どこかで読んだ記憶があると思えば、『本格推理③』に収録されていたものだった。しかも、これが著者の実質的なデビュー作なんだとか。

密室殺人。凶器は矢。矢による犯行だからこそ、犯行現場は密室になり得た。哀しいトリック。

逆密室の夕べ

このタイトルからして、最初から誰が犯人なのかは薄々気づく。なので、犯人は如何なるトリックを用いたのか、がポイント。

獅子の城

物語自体は大したことがないような。が、最後の最後で裏切られた、いい方にね。だって、普通ならこのまま……。人の思い込みを利用したトリック、とまで言うと大袈裟か。

著者の企みにこれ以上騙されないぞ、と決意する一編。

絵の中で溺れた男

これまた密室殺人。しかも、被害者は水気のない部屋の中で溺れ死んでいたという奇天烈な状況。こういう謎は大好き。

わらの密室

これはなかなかの出来。冒頭、犯人の視点から物語は始る。犯行の予行練習。この部分の使い方がいい。実際の犯行とのチグハグさ。これで、騙されました。

そして、これまた思いもよらない結末。もちろん、『獅子の城』があるから何かやっては来るかもしれないと思っていたけれど。ウーム、そうくるのか。次は、どんな手?

イエローロード

被害者は手に小銭を握りしめており、ポケットの中にはラップで包まれて棒状となった50枚の10円玉。それだけの手掛かりから、容疑者はおろか被害者の身元も判らない状況で、犯人を特定する鮮やかなお手並み。推理するということの楽しみ。

ケンタウロスの殺人

地質調査の現場から、上半身が人間で下半身が馬、まさにケンタウロス、の白骨が発見されるといったこれまたワクワクするようなオープニング。人間部分は3年前に失踪した土地の所有者のもの。しかも、3年前には事故か事件か判らないような状況でひとり死んでいて。

美羽の足跡

ここまで読むと、タイトルの『OZの迷宮』の意味が判るという仕掛け。そして、運命の悪戯と言ってもいい人と人の繋がり。

私立探偵は職業ではなく生き方である。
名探偵は生き方ではなく、宿命である。

冒頭に掲げられたこの一文がここで胸に迫る。これは「彼」の誕生の物語でもあるのだ。

本編必読後のあとがき

これは「あとがき」とあるけれど、実際は物語の中の一編。なので本編必読後とあるように、間違っても最初に読んではいけない。これが最後のネタばらし。

OZの迷宮 (カッパ・ノベルス) OZの迷宮 (カッパ・ノベルス)
柄刀 一
光文社
¥ 900

_ ルパン三世のパイロットフィルム

一度見てみたいと思っていたルパンのパイロットフィルム。いや、さすがYouTubeってところ。まぁ、いろいろ問題あるとこは目をつぶって。

映像自体は本放送時のオープニングに使われているから大部分は見たことがある。オチも『全員集合トランプ作戦』だしね。

興味があったのは声を演じている人が、次元大介の小林清志以外、違うってとこ。違うというのまた微妙で。銭形警部は大塚周夫(石川五ェ門)だし、峰不二子は増山江威子(セカンドシーズンの不二子だ)といった具合。

そして、ルパンは広川太一郎。これでかなりイメージが違う。やはり大人っぽく感じる。山田康夫ルパンに、どうしたって慣れてるから、違和感はある。けれど、広川ルパンはそれはそれでアリだとも思う。原作のルパンってことなら、こっちかな。

広川太一郎って、個人的には好きなのだ。それは600万ドルの男、スティーブ・オースチンの影響なんだけどね。二枚目の声はカッコいいんだけど、3枚目を演じると、どうも軽薄になり過ぎて鬱陶しく感じちゃうのが山田ルパンとの差かな。

このパイロットフィルムにはもうひとつバージョンがある。そちらのルパンは野沢那智が演じている。ああ、これも結構ありかもしれない。って訳で、こっちも見てみたいもんだ。

余談だけれど、実写版のルパンを映画館まで行って見たことがある。おお、それってちょっと自慢? 『ノストラダムスの大予言』と同時上映という、今思えば濃い内容だったなぁ。

source link:はてなブックマーク - YouTube - ルパン三世パイロットフィルム

参考:ルパン三世 パイロットフィルム - Wikipedia

Tags: TV

2006-06-26(Mon) [長年日記] 編集

_ 最後の更新?

今のところサイトの運営をやめてしまおうなんてことは思っていはいない。まぁ、かなり不定期更新になることはあるかもしれないけれど。

ただ何があるのが判らないのが人生。自分の意志とは別に更新できなくなることはある。

突然更新が途絶えてしまったサイト。普段通りの日常が記されたままの断絶。あれってとても気になる。いったい何があったのかって。まぁ、余計な詮索なんだろうけれど。

で、例えば常に一定の日時を指定して最後の更新を認めておくのはどうかな、と。余計なご心配をかけないために(?)も。気休めにしかならないけどね。

もっとも、何かあったらサーバ代が払えないだろうから、そのうち消えちゃうわけだが。


2006-06-27(Tue) [長年日記] 編集

_ Macintoshのフリーのアンチウィルスソフト

ClamXavを試す。

ウィルスチェッカーといった方が正確か。非常にシンプルで、ウィルスの存在をスキャンしてチェックしてくれる。必要最小限の機能。もっとも、これだけでも充分ではありそう。

チェックしてみたところ、まったくウィルスに関しては問題なし(ずいぶん時間が掛かったけれど)。だからと言ってやっぱりMacintoshは安全だ、ってことではない。転ばぬ先の杖。それに知らずWindowsのウィルスを保持して広めてる、なんてこともあるかもしれないし。

まぁ、しばらく使ってみよう。

参考:MacWiki - ClamXav

Tags: Mac Net

2006-06-28(Wed) [長年日記] 編集

_ インサイド・マン

なかなか洒落た映画でした。銀行強盗の完全犯罪。犯罪映画と言えどもダークな部分、重い雰囲気はほとんどなし。むしろ、どちらかと言うと喜劇的な印象。もちろんお笑い映画じゃないけれど、噛み締めるとどこか可笑し味がジワッと出てくるといった感じ。

特にデンゼル・ワシントン。今まで、彼には固いという印象があったけれど、今回はとても碎けたキャラクターで、そう思わせるってのもある。人質の一人が射殺されて怒り狂って走り出す(?)シーンがあるんだけど、何故か笑える。何故といえばこのシーンは台車に乗って引っ張られているんだと思う。要するに直立したままズンズン進むワシントン。これって違和感があって妙におかしい。

他にも思わずニヤリとしてしまうシーンや台詞があって、ああ、これは喜劇だなぁと。

犯人たちの完全犯罪の行方は興味津々だったんだけれど、割とあっけなかったかな。なるほどねぇ、とは思ったけど、完全に騙されたというほどではなくて。ちなみに一番騙された映画といえば『スティング』だ。犯人対警察の頭脳戦を期待するとちょっと違うような。

犯行の真の目的が判るようで判らない。かれらの目当ては、アレだった訳でしょうか。で、もうひとつのアレは、まぁ付録みたいなもの? 犯人の動機の部分は語られない。想像してねってスタンスなので、凡庸な頭の私にはもうひとつ判りづらい。どちらが主なのかでかなり印象が変わりそうだ。

この「付録」みたいなものに絡んでくるのがジョディ・フォスター。事件は犯人、警察との三つ巴の様相。ストーリーとしては面白さをプラスする要素なんだろうけど、やはり私にはどうも未消化な部分。かれらは単なるドロボーさんだったのか?

ただ、この映画は結末が判ってから見ても十分楽しめる映画だと思う。むしろその方が面白いかもしれない。あのシーンにはこんな意味が (例えば途中で人質の入れ替えをするシーンあって、あそこで何かやってるんだけど目的が判らない)、とかこんなところに伏線があったなんてと、一粒で二度美味しい映画かも。

そもそも冒頭のシーン。主犯格のクライブ・オーウェンが「私は銀行を襲う完全犯罪を計画し、そして、実行する」と観客に向けて語るシーン。実はここにオチが隠されていたなんてのは、判った瞬間にうれしくなるよね。最初に見た時には判らないのは当然だけれど、実はそこで答えを示しているなんて演出はいいよなぁ。タイトルってこの辺りからきてるの?

インサイド・マン [DVD] インサイド・マン [DVD]
テレンス・ブランチャード/ブライアン・グレイザー
ユニバーサル・ピクチャーズ・ジャパン
¥ 1,379

Tags: Movie

2006-06-29(Thu) [長年日記] 編集

_ 猫の洗濯

シャンプー後の猫

猫用のシャンプーを頂いた。何となく薄汚れてきた感じだったので、思い切って洗ってみた。

最初は、物凄い抵抗にあうかと思ったけどそんなこともなく。大人しかった。まぁ、ずっと鳴いてましたけど。そりゃ、彼女にとってはお風呂でさっぱりなんてことはなく、災難でしかないんだろうなぁ。

シャンプー後の猫その2

その甲斐あって、奇麗になりました。

Tags: Kafe

_ 一度聞いたら頭から離れない音楽

pya! 時の流れを忘れさせる時計

はてなブックマークから。一度聞いたら忘れられない。いや、ハマってしまう曲。なんでしょうね、これ。ほら、もう頭から離れない。

元ネタはフィンランドのグループLoituma(ロイトゥマ)が歌う、「Ievan Polkka(イエヴァン・ポルッカ)」という曲らしい。フィンランドの民謡かな。絵の方はジャンプコミックの『BLEACH』のキャラ。

元々は海外で火がついたらしくYouTubeには、いろいろなバリエーションがある。

兎に角なんだか知らないけれど、中毒性のある曲だ。脱力する感じが絵とのマッチングにもピッタリだしね。歌詞(フィンランド語?)が、でたらめの日本語に聞こえてしまうという逆説的なとこも頭に残る要因かな。

なぜネギを回すのかは、よく判らなかったけれど。

参考:Loituma関連をまとめてみたよ

Tags: Net

2006-06-30(Fri) [長年日記] 編集

_ 2006年のツール・ド・フランスはどうなるのか!?

明日7月1日からツール・ド・フランスが開幕する。

今年から、TV中継するJ SPORTSの編成が変わり、3チャンネルあるうちのひとつが追加料金が必要となった。前半ステージは通常のチャンネルでもやってくれるんだけど、後半は有料のみだ。

であるなら、全部有料でやってくれればあきらめもつくってもんだよなぁ。ウーム、これでは生殺し状態だ。やはり、7月だけでも申し込むべきだったか。

なんて暢気なことを言ってる場合じゃなくなったのだ。

なんと、ドーピングに関わったということで優勝候補の筆頭であるヤン・ウルリッヒとイヴァン・バッソが出場停止処分。他にも有力どころの名前が。

うわー、なんてことでしょ。圧倒的な強さを誇り7連覇を成し遂げたランス・アームストロングが去年で引退。今年からはポスト・ランスとして誰が勝つのかという昨シーズンとは違った見所になるはずだったのに。

その中心となるはずの人がいないツール。もちろん、優勝候補が全ステージが活躍する訳じゃなく、ステージ毎にそれぞれドラマがありヒーローが現れるのがこのレース。だから、面白さが無くなるわけじゃない。でも、横綱がいない相撲って感じでどこか締まらないよなぁ。

ドーピングが事実だとして。違法だと判っていても手を出さざるを得ないのか。それだけ過酷なレースだということは判るんだけれど。個人的に好きだからレースをするってことだけじゃ許されない、周りの思惑やらプレッシャーが薬に手を出させるということなのか。

いずれにせよ。今年のツールはいろんな意味で中途半端だ。こうなると余計に見たくなるってのが人情さ。

_ 乙一のサイン本が手に入るかも

先日、講談社から連絡があって『銃とチョコレート』の著者直筆サイン本があるよ、とのこと。

そいつはぜひ欲しいってことで、発注したのが入荷してきました。そんなわけで、今なら全国の書店に乙一直筆サインの『銃とチョコレート』が店頭に並んでいるかも。

ただ、数が少ないので(一店当たり2冊注文できない)お早めに。ああ、大きな書店だともしかしてもっとあるかもしれないけれど。

Tags: Book

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