2006-09-03(Sun) [長年日記] 編集
_ 月面衝突
役目を終えた欧州宇宙機関(ESA)の初の無人月探査機「スマート1」の最後のミッション。
最後の任務は月に衝突することだそうだ。衝突の影響を観測するのが狙い。望遠鏡で、舞い上がる土ぼこりを見ることが出来たそうな。もっとも日本だと、昼間のことだったんで無理だったみたいだけども。
へぇ、と思ったけど、今までも役目を終えた月探査機は月面に墜落させていたんだとか。もっと知らないことに、日本でも月探査機 ((ひてん))があって、93年4月につきに衝突させていたなんて。
関連リンク:http://www.astroarts.co.jp/news/2006/09/02smart-1/index-j.shtml
2006-09-04(Mon) 本日の酒の肴 [長年日記] 編集
_ 戻りガツオの漬けタタキ
鰹は、我が酒の肴の中でもベスト1というぐらい好きなもの。鰹の時期にはほぼ毎日と言っていいぐらい食べる。しかし、刺身ばかりじゃ飽きるのも確か。そんな時に見つけたこのレシピ。
戻りガツオの漬けタタキ - [お酒にぴったりおつまみ]All About
いやはや、これはうめー、うめー。ビールに合うね。しばらく病みつきになりそうだ。戻りガツオの時期に。
バリエーションのワインビネガーってのもいけそう。素直にポン酢ってのもさっぱりとしていいかも。
2006-09-07(Thu) ああ、懐かしい駄玩具の数々 [長年日記] 編集
_ 駄菓子屋グッズ大図鑑DX
駄菓子屋ってのは、子どものころはずいぶんとお世話になったもんだ。学校の近くに必ずあった。今思えばチープなものばかりだけれど、子どもにとっては宝の山のようなものだった。十円で結構しっかりしたものが買えたしね。駄菓子屋は遊び場でもあり、溜まり場でもあり。子どもの社交場ってとこかな。
そんな駄菓子屋の店先に並べてあった懐かしの駄玩具の図鑑。ひゃぁー、これが懐かしいのなんの。これ持ってた、遊んだことあるというオモチャの数々。著者は35年生まれということだから、そのぐらいの年代の人には必ずや納得する品揃え。もっともも男の子限定かな。
今でも巻玉拳銃なんて売ってるんだろうか。あの火薬の匂いとともに思い出した。
あと感激したのはエポック社のミニゲームのシリーズ。自分ではほとんど買ったことはないはずだけど、こうしてみると結構な種類を遊んだ覚えがある。誰かしらが、何かを持っていたってことか。テレビゲームはなくとも、あの頃はあの頃で結構贅沢な時代だったんだなぁ。
目で見る駄菓子屋グッズ大図鑑DX—パチ怪獣ブロマイドからガチャガチャまで
扶桑社
¥ 1,470
2006-09-08(Fri) 風にあおられ赤マント [長年日記] 編集
2006-09-25(Mon) [長年日記] 編集
_ 中村雅俊と必殺渡し人
iTunes Storeでお買い物。
懐かしいねぇ、って曲がそろってる。「俺たちの旅」とか「ただお前がいい」なんてところは定番で。いつかあんな生活しようぜ、と友達と憧れたドラマ。
最近はあの手の愚直なまでの青春ドラマって無くなったよなぁ。
で、なんと言っても今回の一押しは「瞬間の愛」だ。これは「必殺渡し人」のテーマ曲。「渡し人」は実は最初の方の数話しか見ていない。物足りないと言いますか。どうしても、後期必殺というフィルターが掛かっちまうんだよなぁ。
ただ、今思えばそんなに悪くなかったのかもしれない。中村雅俊はそれまでの必殺にない存在感、キャラクターで、かっこ良かったよ。
何より「瞬間の愛」は歴代必殺主題歌の中でも、一番と言ってもいいくらいカッコいいじゃないですか。改めて聞いて鳥肌もんですぜ。特にイントロがカッコいいなぁ。
だだね。これは後期必殺全般に言えることだけど、アレンジした殺しのテーマがちっとも格好良くない。全部似たようなパターンで。勢い殺しのシーンも格好良くないのだ。別にトランペットとか鳴らさなくてもいいと思うんだけどね。
それはさて置き。もう一度「必殺渡し人」は見てみたいね。あまり再放送してないそうなんだけれど。
_ 人はなぜツール・ド・フランスに見せられるのか/土肥志穂
ツール・ド・フランス。毎年7月に行なわれる3週間かけてフランス一周、およそ4,000キロ近くを走破する自転車ロードレース。
日本では自転車競技自体がまだまだマイナーな印象を拭えない。ヨーロッパでは、サッカーに劣らないぐらいの絶大な人気ある。ましてや、その最高峰のレースといわれるツールは世界3大スポーツイベントのひとつといわれるほど。盛り上がりも伊達じゃない。
なぜ人気があるのか?
それはもちろん面白いからに他ならない。どこに魅せられているかといえば、ドラマチックだってことだ。
もちろん最終的には力の優劣で勝敗が決まるんだけれど、そこに至るまでの駆け引きがなんというか、味わい深いのだ。
総合優勝がもちろん一番名誉なことだ。でも、それだけじゃなくて各ステージの優勝、ポイント賞や山岳賞の争い。各チーム、各個人がいろいろな思惑をもってこのレースに臨んでいる。
ただ単に速く走ればいいなんて単純なもんじゃなくて、戦略や駆け引き、人間関係まで含めて人間臭いと言うか奥の深いレースなのだ。この辺りの展開がレースが判るにつれ面白くなって病み付きとなる。
で、200人近くが参加するレースでも、その栄光を掴めるのは本の一握り。ほとんどの選手はアシストと言ってチームのエースのために走る。自分を犠牲にしてまでも。ウーム、またそこにドラマがうまれるんだよなぁ。
時として、そういった日のあたらないアシストの選手にも勝利のチャンスがやって来たりする。そうなると俄然盛り上がるのだ、私的には。応援するんだけど、やはりなかなか勝てないんだよなぁ。ゴール寸前で躱されたりして、誰か筋書きを書いてない?って位のドラマ的終わり方。
今年のツールは *1、ドーピング問題に揺れた。優勝候補のウルリッヒやバッソといった選手が不参加になった。そして、優勝したランディスにも疑惑が。ウーム。
こういった余計な茶々が入らず、純粋にレースを楽しみたいなぁ。
それと、アームストロングがいなくなったのはやはり大きいね。群雄割拠はいいんだけど、そこに中心となるものがないと、どうも盛り上がらん。そういった意味でも、ウルリッヒとバッソの穴は痛かった。
人はなぜツール・ド・フランスに魅せられるのか
楓書店
¥ 1,575
*1 というか、サイクルロードレース界全体の問題でもあった
_ 自分を磨くこと
いくつになっても恋するのはいい事だ。
もちろんいい事ばかりじゃなくて、それにまつわる辛いこと切ないこともついて回るわけなんだけど。
そういったこと全部ひっくるめて、前を向いて歩いてく力になれたら。
それは自分を磨くこと。
出来ることなら一目置かれたいじゃないの。
ウーム、なかなかそんなに強くなれないけれどね。
考えなくてもいい事が頭をよぎる。
あー、まだまだ人間できてねぇなぁ。
惑わずにはほど遠いわ。
なんつーことを、柄にもなく思ってみるわけですよ
2006-09-27(Wed) [長年日記] 編集
_ 顔のない敵/石持浅海
対人地雷をモティーフにした6編のミステリ短編集。プラス処女短編作付き。
それにしても対人地雷。「悪魔の兵器」とも呼ばれて、現在人類が抱える悩みのタネのひとつと言ってもいいものかもしれない。兵器である以上地雷もミサイルも爆弾も人を殺傷するという点では何ら変わらない。
ならばなぜ「悪魔の兵器」と呼ばれるのか。
基本的に対人地雷は、人を殺すための兵器ではない。大怪我を負わすことを目的としているのだ。そして、負傷した兵士を手当てするために別の兵士を割かせて兵力をダウンさせる。また、負傷者の姿を見ることによって戦闘可能な兵士の戦意を喪失することも狙っているのだ。戦争そのものは非人道的な所業だけれど、それにしても実に陰湿な兵器ではないか。
おまけに、戦争が終わっても地雷は残されたまま。そして現在は一般の人に多数の犠牲者を出している。地雷を除去しない限り、永久にこの災いからは逃れられない。
日本人にとっての関心度はそれほどじゃないのか。自分自身、自衛隊も地雷を装備していたということを認識してなかった。現在日本は、対人地雷禁止条約を批准してる。けれど、米中ロといった国は批准していないので、有効な条約とは言い難い現実がある。
そんな題材で6編の短編を、しかもどれも趣向が違う、書き上げるってのは恐れ入りましたと言えるかもしれない。この地味さ加減が石持浅海かもしれないとも思うけどね。
少なくとも自分には、願う資格がある。久山はそう考えている。自分は、荒井のトラバサミと真剣に向き合い、たとえ被害がごく微小であっても解決しようと奔走したのだ。それは、地雷問題解決に最も必要な姿勢であるはずだから。
『トラバサミ』p.158
説教臭く「さぁみなさん対人地雷について考えましょう」なんて事はなく、単にミステリとして読んでも短編であるということもあって、切れ味の鋭いものばかり。この人のミステリは実に美しいよなぁ。
それでも、自分の知らなかったことに想いを巡らすチャンスを与えてくれた本でもあるわけだ。何も出来なくとも、知るということは大切、かな?
処女短編作の「暗い箱の中で」
97年の光文社文庫「本格推理⑪」に収録されたもの。6年振りに再読して、これは石持浅海のデビュー作だったのかとびっくり。今でもはっきり覚えていて、それほど最初に読んだ時のインパクトがあったってことだ。
地震で止まったエレベータ内。真っ暗な中で閉じ込められた男女5人。超極小な密室殺人。犯人が限定されるエレベーターの中での犯行の意図は? 最後に行き着く真相の見事さにはホレボレ。いやはや、これは傑作だと思いますぜ。これだけでも読む価値あり。
罪を憎んで人を憎まず、って言う姿勢は石持節なんだろうねぇ。事件の解決が必ずしも後味がいいかって言うと、かなり微妙なところだ。でもねぇ、その辺のところも病み付きになる魅力ではあったりするのだ。
顔のない敵 (カッパ・ノベルス)
光文社
¥ 900
2006-09-29(Fri) [長年日記] 編集
_ 絶叫城殺人事件/有栖川有栖
火村・有栖コンビの館をモティーフにした六編。と言っても、必ずしも『館』が舞台ってわけじゃないけど。
黒鳥亭殺人事件
「推理小説」としてはかなり穴がある。火村の推理は「想像」でしかない。それでもいいのだ、これは。読み終えた後に白と黒のイメージが鮮烈に浮かぶ。無邪気さの罪。
壷中庵殺人事件
ストレートな密室殺人。なので、面白みに欠けるかも、です。
月宮殿殺人事件
闇に浮かぶ月宮殿がこの物語の主役、いろんな意味で。ミステリとしちゃイマイチなんだけど、著者の描く月宮殿のイメージが、こちらにも幻想的に伝わってくる。月明かりのした、不意にそんな建物に出くわしたら鳥肌が立つだろうなぁ。怖さ半分、美しさ半分。
雪華楼殺人事件
これも一種の密室殺人事件、というよりも足跡のない殺人か。一番印象に残る一編。事件の背景にあるものを想うと、切なくなるのだ、オジサンとしては。若いってことは、強さもあるけど、脆いよなぁ。だからこそ、眩しく光って見えるのかもしれない。
紅雨荘殺人事件
全編「紅」のイメージが溢れる一編。犯人の意図。動機の底に実に現実的な感情がある。派手な動機ってものミステリの面白さだけど、さり気なくハッとするのもいい。出来としては、これが一番かな。アリバイを否定する容疑者ってのが面白い。
絶叫城殺人事件
かなり救いのない結末。他のもそうなんだけど、特にこれは。蛇足ながら『絶叫城』というゲームは『クロックタワー』みたいなもんかいな。
著者曰く、それまでは「殺人事件」とつく題名は避けていたそうで。確かにありきたりになりがちではある。しかし、館という同じパターンでも、亭・庵・殿・楼・荘・城と趣向を凝らしていて、目次に並んだ様はなかなか美しい。
絶叫城殺人事件 (新潮文庫)
新潮社
¥ 620
