酔眼漂流記

酒を片手に酔眼化する日々の記録


2004-01-14[水] 林泰弘 編集

▶︎ [読書]The unseen 見えない精霊

いきなり冒頭で野生のトラにくわえられた老婆を助ける場面から始まって、一瞬嫌な予感が。その後も物語は少し現実離れの展開。ウーン、大丈夫か? なんてことは、あっさりと杞憂に終わった本作。読み終わった後の満足感は十分。

飛行船という密室の中で繰り返される惨劇。内部に犯人がいるようにも思えないし、当然外部から犯人が侵入するなんてことはあり得ない。おお、これぞませに不可能犯罪。もうこういった訳の解らない状況、謎に触れるだけでワクワクドキドキ、大満足

ただ、トリック自体は深く突っ込む余地はかなりあり。なんとなく途中で感づいちゃったし、騙され感がちょっと薄口ではある。でもそれがマイナスにならないのはトリックオンリーの作品じゃないと思えるから。何と言ってもトリックと語られるテーマがうまく作用していると思うのだ。

トリックは物語のためのあくまでも手段に使われているといった感じでしょうか。その辺は巻末の著者の言葉からも察しられるところ。この物語の結末としてはもうそれしかない、って落としどころ。このテーマには共感するところも多いなぁ。「見えるもの」と「見えないもの」。犯人は示されるけど、結局のところやはり精霊が犯人だったんだろうなぁ。読後感も爽やか。とても味のある美味しいミステリでした。

The unseen見えない精霊 (カッパ・ノベルス―カッパ・ワン)
林 泰広
光文社
¥ 820


2005-01-14[金] 天藤真 編集

▶︎ [読書]遠きに目ありて

脳性マヒの少年を安楽椅子探偵とした短編集。著者の天藤真は1915年生まれ。そして亡くなったのは1983年。言い方は悪いけれど過去の人だ。ネームバリューという点からすると恵まれてはいないのかな。誰でも知っていると言う人ではないよね。

もっとも1991年に『大誘拐』と言う映画の原作者として知る機会があったけれども。私もそのひとり。映画自体結構いい評判を聞いていて、頭の片隅にその名前が残っていた。ようやく読むことになったわけです。もっともこの本を買ったのは2・3年前で、ずっと埃をかぶったままだったんだけれど。持っているものとは装丁が変わっているね。今のはちょっと派手過ぎやしないでしょうか。

多すぎる証人

大勢の目の前で起きた団地の殺人事件。逃げる犯人の姿を8人が目撃していたけれど、この証言がてんでバラバラ。この矛盾した「多すぎる証言」から浮かび上がる真実。バラバラの証言から共通点を導きだし、犯人を特定する手腕は見事。

宙を飛ぶ死

東京にいた被害者が一瞬のうちに200km彼方の湖で死体となって発見される怪。まさに宙を飛んだようにしか思えない事件。

出口のない街

街のひと区画を密室に見立ててしまう面白さ。数々の証言によって犯人らしき人物はその街の中に入っているはずが無いのに起る殺人。犯人はいかにして人の目を逃れ出入りしたか。

見えない白い手

ウーム、これはちょっとどうかな。

完全な不在

もちろん謎解きとしてはちろんだけれど、犯人の大胆で周到な犯罪計画が面白い。読み終えて天晴犯人と思ってしまうのだった。

総括

いずれも、端整で小粋なミステリの好短編。派手さは無いけれど、それぞれのトリックやアイデアは唸らされるものばかり。時代からくる古くささを感じてしまうのは仕方ないとしても、どれも実に味わいがあるのだ。ミステリは、やはりこのぐらいの短編の方が面白いのかもしれないね。純粋に謎だけでテンションを保っていられる。確実に次も読みたくなる面白さ。

実は一番驚いたのが、初版は大和書房から出ていたと言うこと。こういったのも出していてんだねぇ。

遠きに目ありて (創元推理文庫―現代日本推理小説叢書)
天藤 真
東京創元社
¥ 756

▶︎ [Movie]『ローレライ』間もなく公開

間もなく映画『ローレライ』が公開。『終戦のローレライ』の映画化。今のところ期待大の映画。もっとも原作とは別物と見た方がいいようだけれども。

CMを見た。ちょっと不安になった。なんだか画面から受ける印象がクリアすぎるような。陰鬱な雰囲気をどうしても想像してしまうから。見た範囲で言えば、明るすぎるというか、かっこ良すぎると言うか。

たとえば絹見艦長役の役所広司。最初に配役を聞いた時にはいい線いっていると思ったけれど、実際に見てみるとちょっとダンディ過ぎてどうかなぁ、とも。彼だけではなく乗務員皆さんに言える。もうちょっと武人って感じの人がいいと思ったりするんだけれども。あの頃の日本人の写真を見ると物足りなさを感じる。もちろんどちらがいいとか言うことではなくて。あの頃とまったく別の顔になったよね。ただし、例えば外国人に関して言えばそんなことを感じはしない。それは「日本人」の目で見るからそう思うだけなんだろうか。

米駆逐艦がアスロックを発射するシーン(多分)がある。その出来映えの素晴らしさに唸りつつも、どうもいかにもCGって感じがするようなのが気になったりはする。艦艇は全てCGで処理しているのかな? 無理とは承知しつつも、実物を使った映像が見たいよなぁ。今時の映像技術は凄いとは思うけれど、やはり実物の迫力にはまだ及ばないと思うんだよなぁ。何でも映像の上で出来てしまうのは、その反面妙に嘘っぽさを引きずってしまう部分があるように思えてしまう。

ま、短いCMを見ただけで思ったこと。いずれにせよこのCMを見て鳥肌が立ったのも事実。増々期待が膨らんだのも間違いないのだ。あとは期待を裏切らないことを祈るばかりなり。


2008-01-14[月] 編集

▶︎ 成人式

何年か前までは、振り袖姿のお嬢さんをよく見かけたものだ。だんだんと少なくなってきて、とうとう今年は一人も見ず。そもそも少ないからか? それとも出歩かないからなのか?


2009-01-14[水] 編集

▶︎ 有り難いようで……

ちょっと強面のお客様。対応にてんやわんやでありました。大量に購入していただいたのでありがたいのですが、ウーム。


2010-01-14[木] 編集

▶︎ 出張

今年も「オートサロン」の手伝い。搬入のみの手伝いであるが。それにしても、何でオレが行かなきゃならないんだ、と言う思い。どうもウチは単なる使いっパでしかないように思えるんだよなぁ。売上的にどうなってるのかは知らないが。

帰りに『アバター』でも見ていくかとシネプレックス幕張に寄るも、時間が合わなかった。3時間近くの大作だから、上映回数とか時間とか結構限られるのね。


2013-01-14[月] 編集

▶︎ 大雪とiMovie

朝から雨振りだったが、ふと外を見ると大雪に。かなり積もっている。成人の日ってなんだか悪天候の印象が強いが、本日もか。これだけの雪は、久しぶりである。明日の朝が大変なことになりそう。荷物が入ってこない恐れも。

iMovieで2010年の忘年会を編集したムービーを、HDサイズで書き出し中。今年約一時間だ。書き出しに時間がかかるね。この辺り、マシンのパワーに左右されるか。

ムービーの書き出しは最後の最後でエラーが出て失敗。まるっきり無駄な一時間。気を取り直して大のサイズでチャレンジ。こっちは大丈夫であった。それでも時間は40分ほどかかったよ。

今年ちょっとしたイベントを予定中。動画を撮り、編集して記録映画として残そうと思っている。そんなわけで再びiMovieを弄ってみた。これでも充分だと思うんだが、もっと凝ったこともしてみたいとも思う。ちょいと勉強してみるか。