酔眼漂流記

酒を片手に酔眼化する日々の記録


2005-02-07[月] 有栖川有栖 編集

▶︎ [読書][有栖川有栖]ジュリエットの悲鳴

90から98年にかけて発表された単行本未収録の短編集。著者自身「ごった煮」と表現するように、テーマもタッチもバラバラな作品集。ちなみに火村・有栖も英都大学の面々も出番なし。

この中で一番ウケたのは『世紀のアリバイ』だ。400字詰め原稿用紙五枚というショートショート。この短さの中にとんでもないオチを持ってくるとは。しかも、知る人ぞ知る、とは言え明白すぎる伏線。私は初めてこの人の名前を知りました。それにしても、殺人犯にされて怒ってないかな、犯人は。ともかくタイトル通りにとてつもないアリバイ。

『登竜門が多すぎる』は大爆笑の一編。実は作家有栖川有栖の願望もかなりはいっているのではないかと勘ぐってみたり。それにしても「一太郎」に続く作家専用のワープロソフトのネーミングは最高。そんなソフトがあるなら、私も欲しい。ただ、オチがありきたりなような気がするのがちょっと物足りない。もっとツイストを効かせてくれてたらなぁ。ちなみに読んでる最中『笑うセールスマン』が思い浮かんだ。だから、心構えとしてはそんな風なオチを予想してたんだよね。

相変わらず芸達者なところをみせて、それこそ幕の内弁当のようにいろいろな味わいのある12編。笑いあり、サスペンスあり、幻想小説風あり。バラエティに富んだその内容は、短編ということもあって最後まで飽きることなくあっという間に読了。

ジュリエットの悲鳴 (ジョイ・ノベルス)
有栖川 有栖
実業之日本社
¥ 860


2006-02-07[火] 編集

▶︎ [Movie]フライトプラン

突然の夫の死。傷心のカイル・プラット(ジョディ・フォスター)と娘のジュリアは夫の棺と共に、最新鋭のジャンボジェット機でニューヨークへ帰国するためベルリン空港を飛び立つ。高度一万メートル上空の旅客機という密室でジュリアが忽然と姿を消す。必死に探すカイルだが、乗客乗務員誰も娘の姿を見たものがいない。それどころか、搭乗記録にもジュリアの名は無かった。いったいジュリアはどこへ消えたのか!?

なんて出だしで始るこの映画。実にミステリ好きの心をくすぐる設定で、公開を楽しみにしていた一編。

で、結論から言えば素直に面白かったとは言えず。上空一万メートルの旅客機という密室での人間消失のミステリを期待すると、ちょっと違う。肝心のジュリアが消えた謎の結末にあまり色気がないのです。「何だそれ」とは思わないが「何だそんなことか」といったところ。前半のサスペンス色の強い謎めいた流れが、突然即物的なお話しになってしまうのですねぇ。もっとハッとしてオッと思うような真相だったら。

無理があり過ぎだと思うのです。この「計画」自体突っ込みどころ満載。出来事に対して全てコントロールできるわけじゃないだろうから、うまくいくかどうかは運任せだったりするよなぁ。例えば、ジュリアのことを誰も見ていないなんてことはかなりのラッキーだろうし、連れ出すところも目撃されないなんてことも。失敗する可能性の方が高いような。そもそもジュリアを生かしておく必要はないのでは?

まぁ、映画に現実のリアリティを求めるってのは野暮なことだとは思っている。空想の世界だから、納得させてくれれば何でもありでオッケー。残念ながらそこまでいっていない。全ては脚本の都合上と読めてしまうのです。そんなところが引っかかって素直に楽しめなかったなぁ。

内容はともかくとしても、ジョディ・フォスターの存在感は見応えあり。消えた娘を捜すシーンはヒステリック過ぎてちょっと引くけど。母は強し……強すぎかな。でも、いつまでも少女っぽいところがあって「かわいい」人だなぁ、と改めて思う。色っぽいよね。が、画面を通してみるとやはりお歳を取られましたね……。

フライトプラン [DVD]
ブライアン・グレイザー
ブエナ・ビスタ・ホーム・エンターテイメント
¥ 1,000


2008-02-07[木] ついていない日 編集

▶︎ [バイク]初ゴケ

遂に立ちゴケしちまった。

昨日の雪から今日は快晴のお天気。そうとなれば、バイクの出動ってことで、今日は犬吠埼まで行ってきた。君ケ浜・しおさい公園の駐車場にバイクを止めた。コンビニだとかでちょっと止めるだけならしないんだけど、用心のために前輪のディスクブレーキに鍵を付けたわけですよ。で、そのことをすっかり忘れていたわけで。バイクに跨がって、バックした時にそのことに気付いた。鍵を外すためにバイクから降りた時に悲劇は起ったわけだ。

クランクケースの傷

どうもサイドスタンドをしっかり下ろさなかったらしい*1。降りるのにバイクを左側に倒したら、そのまま左側に倒れていったわけで。一瞬何が起きたのかわからなくて、パニック状態。そうじゃなければ支えられたのかもしれないけど、あえなく転倒。それでも一応抵抗はしたので一気に倒れたわけじゃなくズルズルと。だからまぁ、それ程の傷ではないんだけれど、ショックだよなぁ。

ミラーの傷

目立つ被害箇所はこの2ヶ所。マフラーにも擦り傷がある*2。この程度の傷は、ライダーの勲章なのさ。と嘯いてみてもやはり落ち込みますよ。何れにせよ、慣れてきて慎重さに欠けた故のこの結果なのだ。これを教訓とするべし。

初めての引き起こしも、無難に一発でいけた。問題なのはその後エンジンが掛からなかったこと。おおっ、と緊張したけど、これはプラグがかぶっちまったせいだという知識が頭の片隅にあったのでそれ程焦らずに済む。エンジンを始動したら2・3回空ぶかしをすると安定した。

いろいろと貴重な体験をした、とポジティブに考えるようにしよう。

*1 後から思えば、スタンドを出したまま少し前進したのがよくなかったのか

*2 ZZR400はマフラー二本出しなので左側にもある

▶︎ [バイク]バイクだって車なのだ

バイクに乗るようになって思うこと。車のドライバーから蔑ろにされているってこと。もちろんすべてのドライバーってことではないけれど。バイクも原付も自転車も同じと認識してるだろ、と思うことが多々ある。

オレは車と違ってバイクの時は前の車との車間距離は多めに取ることにしている。車よりバイクは咄嗟の時の行動が不利なのでそのマージンのため。

しかし、何を勘違いしているのか、前に空きがあると思うのか強引に追い抜いていく車がいる。今日も遭遇した。追い越し禁止区間で抜いていくヤツ。いやさ、オレが遅いと思うのならそれはそれでいいのよ。オレが流れを止めているような場合ね。オレを抜いてどんどん先へ行ってくださいってね。でもね、その時は流れに乗って走行しているのだ。その先にも車がいるわけで、オレ一台を抜いたって状況が変わるわけじゃないのよ。なのに何故追い越しをかけるわけ? 邪魔なわけ? 自転車と同じ扱いかい?

一つにはキープレフトってことにもあるのかな、と。堂々と車線の真ん中を走ったほうがいいか?

今日はあまりにも頭にきたので、たまたまトラックが右折のため停止してたところを左側からすり抜けして抜き去ってやった。そのまま怒りのアドレナリンで爆走しちまった。もっと心に余裕を持たなきゃいけないなぁ、と反省しましたよ。

▶︎ [バイク]温泉入浴

かんぽの宿旭

犬吠埼からの帰り道、日帰り入浴が出来るとツーリングマップルにあったので寄ってみた。あまり期待していなかったが、これがなかなか立派なもの。値段も600円*1で大満足。これで風呂上がりにビールが飲めると最高なんだけどねぇ。これからもツーリングの目的に温泉を考えているけれど、こればっかりはどうしようもないよなぁ。

温泉入浴は予定外のことで、そのため帰るのが遅くなった。それはまぁいいんだけど、暗くなってからはやはり知っている道、若しくは大きな道を選ぶべきだ。R126からR296を使うのが確実だったのだが、変な色気を出して脇道を選んだのが失敗。道に迷った。帰り道に迷うと気持ちもぐったりするね。

R296へ何とか復帰。そこで安心してしまったのか、ここでも道を間違えるというミス。勝手知ったる道と思っていた分だけダメージ大。気がつくと全然知らない所を走ってるんだもの。暗いからなおさら。おまけに寒さが身に凍みるし。どこ走ってるのか判らないし。もう泣きたい気分で、それでも走らなきゃというのは、気分は最低。

帰路のルート選択は慎重にしなければ。

何だか今日はついてないことばかりのような。

*1 普段は800円


2013-02-07[木] 編集

▶︎ [Movie]斬る

岡本喜八作品。前に一度観たことがある。面白い。主演は仲代達矢だけど、脇を固める人たちも主役級の存在感。特に、高橋悦史と岸田森がいい味出してるよなぁ。

黒澤明の「用心棒」との対比を思う。どちらも面白いけど、こちらは柔であちらは剛かな。

斬る [DVD]