酔眼漂流記

酒を片手に酔眼化する日々の記録


2004-06-15[火] 編集

▶︎ 本屋の言い訳

このところ客注品に関するトラブル(までいかないまでも)が多い。問題点は入荷まで時間が懸かると言う事だ。「まだ入荷していないのか」という問い合わせがあるとドキドキ。

一番困るのは納品の正確な予定が判らないと言う事なのだ。入荷するまでこっちもいつ入ってくるのか判らない、という無責任状態。うちでは注文を受ける際にだいたい十日から二週間ぐらいの期間を念のためみてもらっている。「そんなにかかるのか」とよく言われるけど、こっちだってそう思っている。判ってはいるのだけれども、どうしようもない部分もあるのだ。そんな事はこちらの都合だけれどね。

なんで時間がかかるのかを説明、というか言い訳。基本的に出版社注文する場合、書店に直で送られてくるわけではない。出版社ー取次ぎ会社(まぁ問屋みたいなもの)ー書店という経緯で入ってくる。で、出版社からの出荷なのだが注文してすぐにというわけではないのだ。だいたい週に一回といった具合。だから注文のタイミングによっては最悪一週間出荷待ちといった事にもなってしまう。取次ぎに入ったからといってこれまたすぐに書店に入ってくるわけでもない。だいたい平均してここから2・3日といったところか。

しかし、この取次ぎに入ってからがどうもアヤシイのだな。後から注文したものが先に入荷する、なんてこともある。まぁ、半端じゃない数を毎日捌かなきゃならないんだろうから、ある程度仕方なしとは思ってはいるけれど。日曜祭日は無条件にプラスされるから、十日ぐらいはあっという間にかかってしまうのだ(全然関係のない話なのだが、日曜祭日も本屋は営業しているのに、版元・取次ぎが休んでるってのはどうよ)。本は多品種少量薄利多売といったところで流通においてネックになっている部分がかなりあると思うのだ。文庫本一冊だけを処理するコストを考えたら赤字だものなぁ。

最近はそれでもなかなか入荷しないなんてことは少なくなったし、オンライン注文が出来るので確実に早くなってきてはいる。とは言えまだまだ時間が懸かるというのも正直なところだし、とんでもなく時間が懸かる場合もある。問題があればお叱りを受けるのは書店なわけで。もちろん責任がある事は重々承知しているけれど、しかしうちだけの問題でもないわけで。この辺は頭の痛いところなのだ。


2005-06-15[水] エラリー・クイーン 編集

▶︎ [読書][エラリー・クイーン]青の殺人

あらすじ

20年前に一部で話題になった『ワイルド・ニンフ』という映画があった。これはいわゆる「ブルーフィルム」と呼ばれる類いの映画だったのだが、いかがわしいだけのポルノとは違いしっかりとした芸術性を備えていた。映画プロデューサーのスローンはその監督の才能を認め、行方を追っている最中に何者かに殺される。州知事のホランドは、知事直属の捜査官であるマイカ・マッコールに捜査を命ずる。それは、事件が折からポルノ映画の規制を求める運動家の格好の攻撃目標とされないためでもあった。現地に赴いたマッコールに、人々は何かを隠すように頑に口をつぐみ、捜査は難航するのだった。

エラリーであってエラリーに非ず!?

エラリー・クイーンというのはフレデリック・ダネイとマンフレッド・リーという従兄弟同士の作家の共同ペンネーム。そして、エラリー名義の作品の中には他の作家の代作がいくつかあるのだ。本作はエドワード・D・ホックがエラリー・クイーン名義で発表したもの。

タイトルの「青の殺人」というのは、内容が伺い知れなくてずいぶん抽象的。なんだろうと思ったら、これは原題の"THE BLUE MOVIE MURDERS"の、直訳なんでしょう。そして、"Blue Movie"って日本風に言えば「ブルーフィルム」ってことだ。これでピンとくる人には判るはず。そう、ポルノ映画(って言い方も今は聞かなくなったか)が物語の鍵となっているのだ。

エラリー・クイーンは「国名シリーズ」を数冊と「Zの悲劇」以外のドルリー・レーンものを読んだだけ。その印象からすると本作は、かなり雰囲気が違う。そもそもポルノ映画ってことだけでもちょっと面食らいましたよ。結構きわどい描写も出てきたりしてね。本家のエラリーでも、こういう作風のものはあるんでしょうか。エラリー・クイーンの一作だと思って読むとちょっと違和感がある。大体ハードボイルドタッチなのだ。

しかし、駄作かといえばそんなことも無い。ちゃんと意外な真相を用意しているし、そのまますんなりと終わらせず、最後にもうひと波乱もってくるサービスぶり。何気ない描写が解決の糸口になっているといった伏線の張り方も、堂に入ったもの。エラリ・クイーンの名は善くも悪くも重かったかな、ってのが正直な感想。ホック名義だったらまたそれはそれで違ったんだろうなぁ。

青の殺人
エラリー クイーン/Ellery Queen/門野 集
原書房
¥ 1,890


2007-06-15[金] 絵本を旅する 編集

▶︎ 人間誰しも得手不得手、能力の差はある

人間誰しも得手不得手、能力の差はある。それは相対的なものだろう。優劣の問題ではないはずだ。もちろん出来る出来ないってことは、判断の基準になるんだけど、どこに基準を置くか。私が出来るんだからあなたも、ってことはよくないんじゃない?

差があるのは仕方ない。でもひとつの差だけですべてを判断するべきじゃないよね。別の面ではまた違ったバランスになるのかもしれないんだから。見下すというような気持ちは*1もつべきじゃない。

その差を否定的に見るのはよくない、ってことか。簡単にいえば「暖かい目で見ましょうよ」ってことでもあるんだけれど。少なくとも相手が100%の力を出しているんであれば。それがあなたの目には80%に見えるのかもしれないけれど、それはあなたから見ればであって。ましてや、自分は出来ていると思っていても別の人があなたをそう見てるかもしれないんだから。

いろいろ思うことがあるとしても、プライベートではなく公的な場ではそれは抑えるべきだと思う。それは自分に返ってくる。現にその態度は*2マイナスに写る。

もっとも、人にお説教できるほど自分が出来ているわけじゃないんだけどね。

*1 たとえ意識してないとしても。いや、意識してないほうが問題か

*2 こっちの思い過ごし、勘違いかもしれないけれど

▶︎ [椎名誠]本日の新刊&お買い物

たき火を かこんだ がらがらどん(椎名 誠)

何だかこの所椎名誠の本が立て続けに出ているような。今日も買ってはないけど講談社文庫で『風のまつり (講談社文庫)(椎名 誠)』がある。

で、これはこの20年ぐらい間の本には載らなかったエッセイたちをまとめたもの。オレとしてはエッセイの類いの方が好きだ。なんといってもその力強いバカさ加減*1がいいのだ。

だいたいタイトルがいいよね。たき火を囲んだおっとつぁんたちの表紙といい。もうそれだけでにんまり、幸せな気分。

*1 念のためにいっておきますが、これ最大限の褒め言葉ね

▶︎ 梅雨はどこいった?

ってぐらいのお日さまギラリで熱い一日であったぞ。

▶︎ [YouTube][椎名誠]絵本の力

またもや椎名誠ネタなんだけれど。YouTubeで見つけたのがこれ。

YouTube - 椎名誠の絵本を旅する NHK ETV特集-1*1

絵本というのは商売柄身近な存在だ。それはあくまで商品としてだから、モノとしての興味はあまりなかった。子供がいるわけじゃないしね。

が、改めて絵本の魅力を教えられた。うーむ。絵本は子供のための本だけれど、子供だけの本じゃない。何冊か紹介された絵本はどれもハッとさせれる。じんわりとした感動。

その中でも『ごろごろにゃーん (こどものとも傑作集)(長 新太)』は、涙が出てきた。長新太の描く絵本はナンセンス絵本と呼ばれていて、この本もストーリーらしきものはない。猫で満席の飛行機が空を飛んでいくって話。「ごろごろにゃーん、ごろごろにゃーんと飛行機は飛んでゆきました」と同じフレーズの繰り返し。でもなんだろう、この心を揺さぶる感じは。絵の向こう側にある何か、を感じるからかな。

子供にとって、それはつまり親にとって大人にとって絵本は何かってことも考えさせられた。なかなかに含蓄ある内容だったのだ。

で、単細胞なオレとしてはうちの店も絵本だ、これからの時代絵本なのだ!絵本を充実させるぞ!!とひとり決意する夜中の2時なのでありますよ。

*1 全部で13まであり


2008-06-15[日] 編集

▶︎ プチ飲み会

仕事の後にのみに行く。メンバーは道Zさん、T宮。場所は道Zさんご推薦の店。なかなかいいお店である。ショットバーなんだけど、居酒屋チックなところもあり*1、あまり堅苦しくないのがいい。マスターもとても陽気な人だ。ウチの店にもよく買い物にきてくれているらしく、ウイスキーを頼むと、わざわざテーブルにまで来て「山盛り」に注いでくれる。

お酒のメニューはやはりウィスキーがメインで沢山ある。早くも逆上気味。しかし、銘柄には疎くて何にしようかと悩みながらメニューを見ていた。目に付いたのがボウモア。椎名誠の本に、生ガキにこれをたらして喰うと絶品とあるのを覚えていた。そうそう、石持浅海の『Rのつく月には気をつけよう』にも出てたっけ。

早速注文。潮の香りがする、らしい。言われてみれば確かにそんな感じだ。何よりうめーうめー。的確にこの味を表現する術をもっていないで、もう旨いというしかない。上品と言うかたおやかと言うか。安酒にあるいがらっぽさがない。出来ることら、生ガキにたらして食べてみたいと思ったが、流石にメニューに生ガキはない。

調べてみると、ボウモアの蒸留所はサントリーの傘下にあるらしい。ってことは簡単に手に入れることが出来るのかな。今度探してぜひ生ガキに挑戦してみよう。

もう一つ気になったのが、カクテルのメニューにあったギブソン。これも小説繋がり。藤岡真の『ギブソン』である。こちらのお味は……。普通にウィスキー飲んでた方が幸せかも*2

本当に気分のいいお店で、これからも贔屓にしたい。が、普段通りに飲み方喰い方すると、お会計の時にいっぺんで酔いも醒めることになるやも*3。ここは酔っ払いにくるところではないのだ。

*1 食べ物のメニューなんか居酒屋メニューだ

*2 もちろん不味いわけじゃない

*3 安酒はないからね


2009-06-15[月] 編集

▶︎ 昼酒

休日。朝飯兼昼飯を食う時に、ビールが飲みたくなる。昼間の酒は旨いのである。酔っぱらうほどには飲まないが。350ml二缶。正確に言うとビールではない。サッポロビールの「麦とポップ」である。最近飲むのはコイツが多い。ビールもどきにしてはまずまずだと思っている。

昼酒で気をつけなければいけないのは、その後寝ないことである。ほろ酔い気分で、ついウトウトとしてしまうが、寝てしまうとかなりの確率で起きたあと頭痛を起こす。二日酔いというわけではないよなぁ。中途半端に寝てしまうのがいけないのか。Googleで検索すると、同志は多い。ちょっと安心だ(いや、何が?w)。

本日もうっかり寝てしまい、夜の部は散々であった。


2011-06-15[水] 編集

▶︎ イヤミ

つい先日も、遭遇したくない人がいたが、またしても。よく耐えたよ、オレ。これは断言するが、誰がとう見たってあちら様に非があるぞ。一言で言えば、嫌味で練り固めてできたようなお人。きっと接する人みんなに嫌われてるんだろうなぁ、と思わせるのに十分。


2012-06-15[金] 編集

▶︎ [バイク]大内宿ツーリング

本日は大内宿へのツーリング。ここは江戸時代の宿場町の風情を今でも残していて、重要伝統的建造物群保存地区となっている。行ってみたいところで、ようやくのツーリング。天気予報も晴れマークが出ていて何より。っていうか、梅雨入りはしたんだよね。

自宅から三郷南

朝4時過ぎに出発。念のためエアのチェック。後輪は問題なし。前輪が少し低かったので、足す。しかし、ブレーキのディスクが邪魔で、エアゲージを上手くあてられないんだよなぁ。いつも何度か失敗して、エアを逃す始末。ウーム。

さて、まずは東北道に乗るために外環の三郷南へ向かう。国道14号線は昼間だと常に渋滞気味だけど、この時間だとそれこそあっという間に三郷南まで来るね。5時6分着。

三郷南の料金所で、おはようございますの挨拶。400円支払い。やはりETCつけようかなぁ、と思う瞬間。

それにしても、予報は晴れなれど空は曇り。メッシュジャケットだとちょっと肌寒い。この先大丈夫か。

東北道

外環から東北道に入り、まずは蓮田SAで一服。5時40分。未だ空は曇り。そして寒い。服装の選択って悩むよなぁ。

佐野SAで朝飯。

その後は淡々と東北道を北上。西那須野塩原で降りる。8時7分。料金所のおじさんと挨拶。「どこまで?」「大内宿まで」「お気をつけて」

しかし、空は相変わらずの曇天。そして寒い。

国道400号から121号

道の駅湯の香しおばらで、ジャケットのインナーを装着。行く手を見れば、明らかに雨って雰囲気。ちょっと進むのを躊躇する。

国道400号で塩原温泉へ。ここは昔スキーとかでよく走った思い出がある。ハンターマウンテンはよく行ったよなぁ。

塩原温泉を抜けたあたりで、いきなり快晴となる。思わずヘルメットの中で叫んでしまった。やはりツーリングには、青空が欠かせないよなぁ。一気にテンションもあがるってもんだ。

国道121号に入り道の駅たじまで休憩。青空が広がったのはいいけれど、今度は一転して暑いのなんの。

それにしても、この辺りソフトバンクは圏外であった。ネットに繋がらないのは仕方がないとしても、電話が使えないってのはうれしくない。こんな山の中、何かトラブルがあってもどうしようもないってことだもんなぁ。

この後も国121をどんどん北上。会津鉄道の湯野上温泉駅をすぎたあたりで県道329号に入る。しかし、ここの交差点はちょっと分かりづらく、信号がないので要注意。気づくのが遅れて、ちょっと強引な左折になってしまった。ここからは大内宿まであと少し。

大内宿

大内宿には11時に着。平日にもかかわらず、それなりの観光客の数。それにしても、暑い。


しばし散策したあと、昼飯に。どこで食べようか迷ったが、三澤屋さんに。ガイドブックに必ず出ている、宿の中でも有名店。まぁ、初めてだから無難にってことで。

岩魚の塩焼き。こいつは子持ちで実に旨い。こんな暑い日にこれを肴に冷酒をクーっとやれたら最高だろうなぁ、と思うがいかんせんバイクで来ている以上無理。

ここで有名なのは高遠そば。特徴的なのが、ネギがまるごと一本ついてきて、それを箸代わりに食べるということ。薬味としてネギをかじりながら食べるのも可。だけど、今回注文したのは水そば。これにもネギ一本ついてます。


2013-06-15[土] 編集

▶︎ 今年は過ごしやすい

仕事場の空調が、今年は割と効いている。効いているどころか、場合によってはヒヤッと感じる場面も。まぁ、レジ内はパソコンが2台にレジ、シュリンカーなどの熱源があってやや温度は高めなんだが。それでも、去年までに比べれば過ごしやすい。今日なんかほとんど水分補給の必要性を感じなかったもの。それ弧度、去年までは一日に2リットルのペットボトルも空けてしまう程だったのがだ。

本日は読み聞かせ会の日。そして床清掃の日。