酔眼漂流記

酒を片手に酔眼化する日々の記録


2004-06-21[月] 編集

▶︎ [読書]私が殺した少女/原りょう

巧妙な誘拐事件の計画に巻き込まれた探偵・沢崎。彼は身代金の受け渡しという役割を与えられてしまったのだが、途中アクシデントに遭い失敗してしまう。交渉不成立。発見される少女の死体。果たして少女は私、沢崎が殺してしまったのか? 第102回直木賞受賞作。

名探偵じゃなくて私立探偵。まさに物語の雰囲気を表すにふさわしい言葉。そう、これはハードボイルドなのだ。それまで、恋いこがれるのは名探偵で、私立探偵なんて関係ないよと思っていたのも事実。だけど、それは食わず嫌いだってことが判ったよ。男だったらハードボイルドを読め。いや、もちろん女性の皆さんもね。

冒頭から、犯人によってのっぴきならない状況に追い込まれる沢崎同様、こちらもすっかり本を閉じることを許さない状況に。もはや物語の虜なのだ。著者の巧みな筆運びは読んでいるのが快感。

物語は沢崎の目を通して描かれる。時にシニカルに、そしてストイックに。寡黙に闘うその孤高な姿は美しさをも感じる。もうただただカッコいいの一言。男だったら憧れるひとつの姿だよね。でも、ただ強いだけではない。犯人の策略で被害者の死体の第一発見者にさせられてしまうんだけど、やっぱり自責の念に耐えかねたのか酒に逃げる姿なんてのは何処かホッとさせられるな。完全無欠じゃないのが逆にカッコいいよね。それでも、そんな時でも闘う姿勢を崩さない沢崎にもうクラクラ。

彼の容姿については一言も触れられていないのだけれど、それが却ってイメージを掻き立てられる。渋く、クールに、孤独に。それは自分の中の理想の男の姿なのかもね。映画を見終わった後のように、気分だけはすっかり私立探偵。タバコはやらないんだけど、喫みたくなるんだよなぁ、これが。それも両切りタバコをね。やっぱり自分にないものに憧れるんだよね。

本書のタイトルは沢崎の苦悩でもあるんだけど、ラストに別の意味をもって登場してくる。そうなのだ。本書はミステリとしてもちゃんと満足させてくれるのだ。一通り事件が解決した後に待ち受ける、もうひとつの結末。どんでん返しというほど大げさじゃないかもしれないけれど、食後のデザートには大満足の逸品、かな。そう、誰が少女を殺したのか?

あ、どうでもいいことなんだけど、原りょうの「りょう」って変換できないんだよなぁ。パソコン泣かせの名前だよね。

私が殺した少女 (ハヤカワ文庫JA)
原 りょう
早川書房
¥ 777


2007-06-21[木] 椎名誠と文庫本と司馬遼太郎と 編集

▶︎ [椎名誠][司馬遼太郎]たき火をかこんだがらがらどん/椎名誠

たき火を かこんだ がらがらどん(椎名 誠)

この所椎名誠の本ばかり。立て続けに出てるからなぁ。この本は先日書いた通り、雑誌なのに載ったものの本にはならなかったエッセイたちをまとめたもの。著者いわく「わが人生の削りかす」のようなものだとか。

はじめて読むものばかりだけれど、他で読んだことがあるエピソードや、何よりこの中にも重複した話題がある。んだけど、やっぱり面白いんだよな。親しい仲間たちとの酒の席は、結局いつも同じ話題で盛り上がって大笑い。そんな感覚。

はじめての文庫本

椎名誠が文庫本というものをはじめて意識したのは、『銀の匙 (岩波文庫)(中 勘助)』だそうだ。オレにとってそれは『峠 (上巻) (新潮文庫)(司馬 遼太郎)』だ。中学1年の時ですね。多分はじめて買った文庫本だったんだと思う。

ちょうどその時のNHKの大河ドラマが司馬遼太郎の『花神』だった。中心となる原作はもちろん『花神』なんだけど、その他にも『世に凄む日々』『十一番目の志士』そして『峠』となんともまぁ豪華なものだった。

どういう経緯かは全く忘れてしまったけれど、友達と原作を読もうぜってことになり、オレの担当が『峠』だったというわけ(笑)。

大袈裟に言うと、これは人生におけるひとつの転機なのであるよ。司馬遼太郎との出会い。とにかく面白くって面白くって*1。颯爽とした男達の生き様にも憧れたわけですよ。本を読むということのきっかけのひとつ。中学高校とガシガシ司馬遼太郎と読んでいったなぁ。

学生の身じゃ単行本は無理なので、買うのは当然文庫本。文庫本というと司馬遼太郎って気分でもあるのだ。新潮文庫の緑色の背表紙のイメージと共に。

*1 ついでに言うと大河ドラマの『花神』の影響も見逃せない。あれは最高傑作だと思ってるのだ

▶︎ 朝日ソノラマが解散

asahi.com:朝日ソノラマ、9月末で解散 債務超過続く - ビジネス

10月からは親会社の朝日新聞が出版権を引き継ぐ。ってことで、無くなっちゃうわけじゃない。ちょっと安心。もっとも、今うちもほとんど在庫してなかったと思うけれど。

『機動戦士ガンダム』は最初ソノラマ文庫で出たんだよな。


2008-06-21[土] 編集

▶︎ 効率

恒例のイベントは縮小になるのか。ちょっと残念である。まぁ、何も協力していないので言うだけなのだが。

確かにあれが直接何かの役に立っているかといえば微妙なところではある。でも、間接的な影響もバカにならないはず、だよなぁ。

常々、何か役立つ工夫をしなければと思ってはいたけど後の祭りか。そんなオレがとやかく言える立場じゃないんだけれども……。

▶︎ 腹立たしい

またかよ。何故に返品されるの?


2009-06-21[日] 編集

▶︎ [tDiary]title_tag.rbをちょっと改造

タイトルが設定してある場合は、タイトルのみを表示するようにする。

55行以下。

if  !diary.title.empty? then
day_title << apply_plugin(diary.title, true) << ':'
end

変更後。

if  !diary.title.empty? then
day_title << apply_plugin(diary.title, true)
return "<title>#{h day_title}#{h( site_title )}</title>"
end

とりあえず結果オーライと言うことで。


2010-06-21[月] 編集

▶︎ 沈没船のモンキーガール

人生山あり谷ありだけど、未だに彷徨うとはこれいかに。そんなもんか。それとも根本的に間違ってるのか。

▶︎ 明日はどっちだ

ま、経験上時間が経てばおさまるということは知っている。それがいつかが問題だ。


2011-06-21[火] 編集

▶︎ リファラスパムが増えている

このところ、リファラスパムが目に付く様になってきた。単なる宣伝目的ならそのまま放置でもいいけど、問題のあるサイトへの呼びこみだったらまずいしなぁ。いっそのこと本日のリンク元を非表示にしてしまおうか。

ひとまず、ドメインで".ru"と".in"は、弾くようにした。


2013-06-21[金] 編集

▶︎ もうじき棚卸し

取次のIさんと、久しぶりにTさんが来店。棚卸しの後、7月になったら、不要な在庫を一掃して身軽になりましょうという相談。地道に減らしてきたつもりだが、返品の量に縛りがあるのでなかなか大きく返品することができなかった。この機会でやってしまえば、恐らくいらないストックは一掃できるはず。

そうなれば、そこからが本当の勝負なのである。適正な在庫を維持できるか。増やさないようにするのは簡単なのである。極端な話、仕入れなければいいんだから。それでは売り上げも伸びない。いかに無駄のない仕入れをするか。多過ぎれば当然売れ残り、少な過ぎれば売り損じる。この見極めがむつかしいんだよなぁ。

売れると思ったものが売れない。その逆もまた然り。アニメ化だ映画化だって、がむしゃらに入れればいいってもんじゃないのだ。

▶︎ [Kafe]猫が吐く

このところ続けて猫が吐いた。まぁ、猫が吐くこと自体は珍しいことじゃない。今までは食べたものを吐いていたんだが、今回はほぼ液体のみ。多少心配になってネットで調べてみた。

白い泡のような液体や黄色い液体を吐くことがあります。白い液体は胃液、黄色い液体は胆汁で、胃が空っぽで逆流してきたものです。

[猫のからだセミナー 吐く編より引用]

症状で言えばこれか。空腹でも吐くらしい。そういえばこのところあげる量がちょっと少なかったかもしれない。いつもお皿が空っぽの状態。ちょっと多めにして様子を見てみよう。

とりあえず、特にどこかに異常がありそうとか、苦しそうな感じには見えない。今もガツガツ食べてるし。

まぁ、困るのがカーペットの上で吐かれること。フローリングの上で吐いてくれよ、と思ってたんだが、それも問題がある。胃液は酸性なんだろうね、そのために(?)床のワックスが溶けてはがれてしまったのである。ウーム。