酔眼漂流記

酒を片手に酔眼化する日々の記録


2005-06-22[水] 藤原伊織 編集

▶︎ [読書][藤原伊織]シリウスの道

あらすじ

辰村祐介は広告代理店勤務。大東電機の新規事業にまつわるマーケティングの仕事が持ち込まれる。他社との競合で仕事を勝ち取るため、決して有利とはいえない状況の中行動を開始。その一方で、辰村には少年時代の誰にも言えない秘密があった。25年経った今、何者かがそれを蒸し返そうとしていた。

感想

初めて読む藤原伊織。読んでもいないのに今までクールな印象を持っていたけれど、この物語はむちゃくちゃ熱い。グッと胸にくる場面の目白押しで後半は泣きっ放し。一歩下がってみると出来過ぎ感のあるお話だけれど、ちっとも嫌みが無い。もう泣き所のツボへ直球ど真ん中のストライク。まんまと著者にのせられて、どっぷりと感情移入。久しぶりの無条件お勧め本。

悪戦苦闘しつつも頑張っている人の姿ってのはいいね。かっこわるいのが抜群にカッコいい。辰村をはじめとした登場人物がどれも型破りで魅力的。ある目的のために個性的なメンバーが集まるっていうのは、それだけでもうゾクゾクしちゃうよ。そして、いけ好けない敵役は徹底的にいやなヤツで、これがまた物語を大いに盛り上げてくれる。

どうしたって長いものには巻かれろ的な気分がある中で、愚直なまでに自分に筋を通す生き方は憧れる。上司に楯突いたりとかね。実際世の中では、そんなことをしていたら道化になることの方が多いわけで、でも物語の中では見てくれている人がちゃんといて「正義」が勝つ。爽快。

終わり方も、ある意味予定調和だけれど、私にはあれが一番いい終わり方だと思う。逆の結末だと、それこそ出来過ぎで最後の最後でシラケてしまう気がした。ほろ苦い余韻が素敵。

影の主役ともいえる戸塚君はひたすら格好良すぎ。親の七光りで入社したようなボンボンだと思っていたのが……。プレゼンの最後のあの場面で、あんな台詞を言ってみたいもんだよねぇ。自分の中のくすぶっている理想、叶えられそうも無い、を見せてくれる。

最後に余談というかどうでもいい事を。帯には「ミステリ」の言葉があるけれどこれはミステリではない。ミステリ的な要素、ってことでもないと思うしなぁ。最初は少年時代の出来事に根ざした「事件」が物語の本筋かと思えば、こちらは彩りを添える程度といったところだ。無くてもいいかもね、ってのが正直なところ。もちろん、そんなところは気にならない程本編が面白いんだけどね。

シリウスの道
藤原 伊織
文藝春秋
¥ 1,800


2006-06-22[木] 編集

▶︎ 火村シリーズ4年振りの新作長編

有栖川有栖の待望の新刊。『乱鴉の島』。

帯に「4年振り」とあるのは、長編の新作として『マレー鉄道の謎』以降ってことなのかな。エッセイとかアンソロジーを抜かした新作ということなら『モロッコ水晶の謎』以来1年3ヶ月振りとなるはず。どちらにしても、お久しぶりですって感じだ。

そして、今回火村・有栖コンビとしては初の孤島もの。おお、やはりミステリに孤島と言う響きは似合う。もうそれだけで期待が膨らむ。もっともあとがきを読むと、そんなにコテコテの孤島ものってわけじゃないみたいだけれど。

その友人と私は、幾多の犯罪の捜査に加わり、常軌を逸した事件をいくつも見てきた。しかし、あそこで暴かれた真相ほど常識はずれなものは、にわかに思い出せない。

おお、やっぱり期待が膨らむぞ。

乱鴉の島
有栖川 有栖
新潮社
¥ 1,785


2007-06-22[金] ミステリベスト1の看板は伊達じゃない! 編集

▶︎ [読書]葉桜の季節に君を想うということ/歌野晶午

葉桜の季節に君を想うということ (文春文庫)(歌野 晶午)

文庫に落ちて、ようやく読むわけでありますよ。なるほど。お見事です。見事に気持ちよく引っかかりました。完敗です。

2003年のミステリの一番の話題作の看板に偽りなし。よくできてるよなぁ。最後まで夢中で読んじまった。おかげで寝不足。

どんな種類のトリックか目星は付けてたんで、騙されないぞと力を込めて読んだけどねぇ。何となくの違和感を感じる部分もあったんだけど、最後の最後に唸らされました。うわぁ、そうくるのかぁ。全部がアレってのは恐れ入りました。これは気づかない。

全編にちゃんと手がかりは提示されてたんだよね。きちんと読めばおかしいと気づくはず、かな?

構成もいいんだよね。メインのお話の間に別の話が挿入されていて、これがまた意味深なの。それが目くらましにもなってたりするんだ。もちろん意味がないはずはなく、すべてが最後にきっちりと収束する。この辺もお見事としか言いようがない。それがそう繋がりますか!

褒めてばかりは悔しいので負け惜しみを。著者は確かに何も嘘はついていないんだけど、やっぱりどうしてもそれはないだろ、って思いは残る。それはあんたの思い込みに過ぎないよ、と言われればそれまでだけど。実際にそんな人いるの?*1

そんな気分もあるので、ミスディレクションというより嘘つかれてるって感じちゃうのも確かなのだ。

だって、冒頭のあの部分。あれはある意味卑怯だぜ(笑)。

あ、でもタイトルは素晴らしい。これは完璧にこっちの思い込みすぎ。

最後にもう一つ。ラストがなんだか「良いお話」でまとまっちゃってるけど、あれは興ざめ。救いのない結末の方が、この場合ピッタリくると思うんですがねぇ。ハッピーエンドは好きだけど*2

でも、やっぱり凄いよ。このトリックを成立させる著者の手腕*3。トリックが凄いんじゃなくてその見せ方だよね。うーむ、と唸るばかりであります。

葉桜の季節に君を想うということ (文春文庫)
歌野 晶午
文藝春秋
¥ 700

*1 いや、事実は小説より奇なり、で現実にいるんだろうとは思いますよ。それも結構いっぱい(笑)。でもなぁ……

*2 もっとも、これがハッピーエンドかというと、そうでもないか

*3 デビュー作の『長い家の殺人』は悪い意味でビックリした。はっきり言って下手くそだったぞ。トリックばればれだし。それを思うと感無量だ(笑)

▶︎ 雨降り

梅雨入りが出されてからはじめての雨じゃない?

湿気が高くて蒸し暑かったけれど。襖紙がしわしわ。


2008-06-22[日] 編集

▶︎

昨日も、今日も、夜になって結構な雨。これも温暖化の影響なのか、集中的に雨が降るようになってきている気がする。昔は梅雨といえばダラダラシトシトと降っていたように思うのだが。

▶︎ [Comic]思い出せないマンガ

巷で評判のいい『ハチワンダイバー 1 (ヤングジャンプコミックス)(柴田 ヨクサル)』を読んでみた。なるほど納得。とりあえず3巻までだが、熱くさせるマンガだ。将棋のマンガだけど、気分は格闘技に近い。だから将棋のルールを知らなくても、そっち系が好きな人にはハマるはず。勝負師の話ね。

まぁ、将棋を知っている人にはその分ちょっと物足りなく感じるかも知れないのだが。将棋の内容には今のところほとんど触れてないからね。

で、このマンガを読んでたら思い出したものがある。タイトルも内容も覚えてないんだが、この紙面から感じる泥臭いまでの熱気が共通するのだ。絵のタッチもにてるんだよなぁ。あの熱苦しさが(笑)。あのマンガはなんだっけなぁ。『ブラックジャックによろしく(1) (モーニングKC (825))(佐藤 秀峰)』を読んだ時にも感じたのだ。確か「モーニング」あたりだったような。なんだっけなぁ。


2009-06-22[月] 第109回全米オープン閉幕 編集

▶︎ 全米オープン優勝者はルーカス・グローバー

伏兵の優勝。今まで3度出場していずれも予選落ちだったんだから。スコアは4アンダー。第3ラウンド終了時のトップはリッキー・バーンズの8アンダーだったが、さすがにメジャーはすんなりいかないか。グローバーも崩れかかったのを何とかしのぐ。

心情的には、今回はフィル・ミケルソンに勝ってもらいたかった。夫人が乳がんの宣告をされてとかあったから。ギャラリーの応援も一番だったような気がする。13番でイーグルをとり4アンダーになった時はいけるか、と思ったんだがなぁ。全米オープン2位がこれで5度目なのか。

タイガー・ウッズは6位、イーブンパー。初日の74がすべてだったか。第2ラウンド以降はただひとりアンダーパーだったそうだ。終わってしまってから可能性の問題を言っても仕方ないんだが、初日が最低でもイーブンパーだったら。計算上は最終日4アンダーってことになる。ウーム。

今年の大会は悪天候によくも悪くも左右された大会か。でも、幸運も不運もすべてのプレイヤーに等しい。ラッキーも実力のうち、なのだ。勝ったグローバーを讃えたい。

ま、どうでもいい話ですが、グローバーって29歳だとか。そんな風には見えないよなぁ。


2010-06-22[火] 編集

▶︎ [バイク]バイク談義

うちにパートさんのひとりは、バイク好きである。タンデムで日本一周(だっけかな?)したり、モンキーで北海道半周したりと、なかなかの強者である。

やはり一度は行ってみたい北海道ツーリング。少なくとも休みに関しては、今の環境だと融通が効きそうだ。

ただ、一番の問題となるのがうちの猫のこと。ひとりで自炊してくれば助かるんだが、そういうわけにもいかないし。さて。

▶︎ カツオのたたき

無類のカツオ好きである。この時期は、売っていれば必ず買って酒の肴にする。普段は生の刺身を買うのだが、今日はたまたまたたきがあったのでそちらをチョイス。

しかしである。たまにカツオのたたきを買ってくるんだけど、今ひとつ美味しく感じない。何なんだろう。あれも出来立ての方がうまいとか?

うーん、カツオを喰いに高知にツーリングってのもいいなぁ。


2011-06-22[水] 編集

▶︎ 久しぶりの快晴

朝から雲一つ無い空。久しぶりの正しい青空を見た気がする。しかし、そのおかげで朝から暑い。日中は30度以上になるとか。

こんな天気だと、ビールが旨い。きっぱりとした青空の下で冷たいビールをグーっといけたらなぁ、と仕事中は帰ってからのビールのことばかり。お負けに『缶つま』なんて本が目に入っちゃって、なおさら思いは募るばかり。

缶つま うまカンタン!缶詰で作る酒のおつまみ

世界文化社
¥ 1,050

午後、取次のIさんと珍しくTさんが来店。来月、不要な在庫をある程度一掃しましょうってことに。これで少しは楽になるか。

かえって待望のビール。もっとも発泡酒だけど。そしてカツオの刺身の黄金コンビ。プリン体が気になるコンビでもあるんだが。


2013-06-22[土] 編集

▶︎ さようなら、会長

さようなら。ありがとう。 - しなもん日記

少し前に、何かの記事がはてブにあがっていて、久しぶりにしなもんの近況を知った。はてなのマスコットであり「会長」だった犬のしなもん。すっかり年老いたその姿に、やはり一抹の寂しさが。そしてこの訃報。グッとくるものがある。別れというのは辛いね。


2016-06-22[水] 編集

▶︎ 突発

ひろ子さんが突発で、今日は休みだったが、急遽登板。入場券。 昨日は、下水道を3人体制で。 両日とも、7時半に終わる。 疲労困憊。で、明日も3人だ。 今度の日曜はでなので 七連勤。