酔眼漂流記

酒を片手に酔眼化する日々の記録


2005-07-24[日] 伊坂幸太郎 編集

▶︎ [読書][伊坂幸太郎]死神の精度

しみじみと味わい深い一冊。楽しい読書の一時を過ごせる。ただ、伊坂幸太郎ということを考えると善くも悪くもなる点が微妙なところ。要するに普通に面白いだけでは満足できない体になっているってことだ。そんなわけで、期待側に思い切り傾けた気持ちで読むと、物足りなくも感じる。贅沢な悩みなんだろうけどね。

主人公は死神。情報部が選んだ人間に「死」を実行するかどうかを、調査部が一週間かけて判断する。「見送り」か「可」か。それが仕事。そんな死神と対象者の一週間の笑えてちょっと切ない物語。

死神を取り憑くとかいった従来からのイメージではなく、普通に仕事をするサラリーマン然といった感じで描いているのは新鮮。当然グロテスクといった感覚はない。特に主人公の死神「千葉」は、淡々とした中にさり気なく感じるユーモア。まだ人間界のことで知らないことも多く、本人は真剣にもかかわらず、とんちんかんな会話になってしまうのが微笑ましい。

冒頭から降る続ける雨。彼が「仕事」をするときにはいつも雨降り。死神に雨はよく似合う。けれど、決して陰鬱とした感じではなく、雨に優しく包まれているといった雰囲気。雨の情景ってのは結構色っぽいものなのだ。そして降り続ける雨があるからこそ、最後のあの場面が効果的。心もスッキリ。

そしてミュージック。死神たちは誰もがミュージックが好きだ。暇さえあればミュージックを聴いている。CDショップで試聴CDを一心不乱に聞き入っている死神の姿なんてのはシュールでいい。で、「音楽」じゃなくて「ミュージック」としているところがいいね。読んでいると何故かこっちも思わず「ミュージック」が欲しくなる。

ミステリとしても、なかなか洒落た出来。「吹雪に死神」の死神という設定を活かしたオチは笑えるし、「死神対老女」の些細な謎、一日だけ客を集めて欲しい、に対するハッとする真相は秀逸。うんうん、その気持ち判るよ。

いつもながら感じることはミステリが目的ではないんだろうってこと。そういった意味で、もっとミステリ的に広げられるだろうにという物足りなさも感じなくもないが、あくまでもそれは隠し味。でも絶妙にきまっている。

「旅路を死神」の途中で出てくる彼は、あの「彼」なんでしょうか?久しぶりに他の作品とリンク。

死神の精度
伊坂 幸太郎
文藝春秋
¥ 1,500


2007-07-24[火] 編集

▶︎ 久しぶりの晴れマーク

朝からいいお天気で。一面の青空見たのは久しぶりのような気がする。これは梅雨明けか!と思うけど、予報を見る限りこの先晴れは続かないようですなぁ。少なくとも今月いっぱいは駄目な感じ。

▶︎ 本日の新刊―Google Analyticsの解説書

できる100ワザ Google Analytics SEO & SEM を極めるアクセス解析ノウハウ(大内 範行/できるシリーズ編集部)

Google Analyticsはうちもとりあえず入れてるんだけれどね、タダだから(笑)。高機能ゆえかお手軽にアクセス解析を、っていう使い方にはあまりむかないような。きちんと分析するぞ、ってツールだよな。そう思ってみると、実に面白いのも確か。

ただ、何をどうしたらいいのかわかり辛いんだよなぁ。リニューアルしてからはだいぶ直感的にわかるようにはなったけれど。

そんなわけで、パラパラと立ち読みちう(笑)。


2008-07-24[木] 編集

▶︎ [読書]山魔の如き嗤うもの/三津田信三

山魔の如き嗤うもの (ミステリー・リーグ)(三津田 信三/村田 修)

二転三転する怒濤のクライマックス。しかしその飛ばしっぷりに、おじさんはどうもおいてきぼりを食らった気分。結局真相ってなんだったの?と思うオレの読み方が浅はかですか、そうですか。

でも真相というのはこの著者の作品に限っては重要じゃないのかも。合理的にちゃんと説明付けられるけど、実は……ってことか。

それはそれとして。どうも何か足りないんだよなぁ。巷の評判はすこぶるいいので書きづらいが、伏線の回収にしてもトリックにしてもちょいとあぞとく感じるような。『首無の如き祟るもの』でも書いたが、パズルとしては面白いけど物語としてはどうかな。まぁ、好みの問題といって逃げちゃうけど。

山魔の如き嗤うもの(三津田信三/原書房)


2009-07-24[金] 編集

▶︎ [Movie]ショーシャンクの空に

ムービープラスにて。好きな映画である。一分の隙もない、奇跡のような出来栄えだ。結末がわかっていても、何度観ても面白い。

最初に観た時の衝撃がいまだに忘れられない。だって、アレがああなるとは全く予想してなかった。そこで終わりにしても十分なのに、最後まで手を抜かない。最後のロングショットは、ちょっと物足りないのだが、ちゃんと見せないところで逆に深い余韻が残る。

もしまだ観ていない人がいるならば、是非とも観て欲しい一本。気持ちが優しくなれる。

ショーシャンクの空に [DVD]

ワーナー・ホーム・ビデオ
¥ 1,500


2010-07-24[土] 編集

▶︎ トラブル

お客様との結構壮絶なトラブルに遭遇。もっともうちの店ではなく、お隣さん。お隣さんの事務所とは壁があるんだが、防災上の理由(?)から壁の上部は隙間があって声が筒抜け状態なのである。で、お客さんとのやりとりも筒抜け。

詳しいことは書かないが、それはクレームというよりはほとんど言いがかり。どう考えてもお客さんの方に歩はない。これじゃ、お店の人も大変だろうなぁ、と思いつつ、相手のあまりのうるささに辟易も。

しかし、こういう理不尽なクレームをうまくさばくスキルが欲しいとも思いましたね。


2011-07-24[日] 編集

▶︎ アナログ放送の終了

大騒ぎだったような、そうでもなかったような。うちはケーブルテレビに加入していてるので、地デジ化対策は全くスルーであった。

NHKで、午前中にアナログ放送終了に合わせた特番。仕事に行く前にちょっと見る。ちょうど東京オリンピックのこと。女子バレーボール「東洋の魔女」の金メダルの話題。先日のサッカーの「なでしこジャパン」もそうだけど、スポーツでは女性の方がここ一番で大きな業績を残しているような。スポーツだけの話じゃないか。

天気予報では、今日からまた暑さが戻るとのこと。しかし、それほどのことはなく、今日も比較的過ごしやすい一日。


2013-07-24[水] 編集

▶︎ 本日の購入 Kindle本

「サクリファイス(近藤史恵)」。本日のセールで、199円だったので購入。前から気になってたしね。

「大誘拐(天藤真)」。199円だけと言うのも申し訳ない(?)ので、もう一冊。これも気になっていたもの。

それにしても、こう言った本の買い方は、楽だし便利。これで品揃えがバッチリだったら言うことないな。

▶︎ [iPad] iPad miniで本を読む

思った以上に快適かもしれない。両手をフリーにしておけるからか。実際の書籍は、常に手で保持していなければならない。iPadだと置いておくだけで済む。意外とその差がある。酒を飲みながら、なんて時は特にね。

不便な点。画面に照明が写り込んで邪魔。写り込まない角度にしなきゃならない。光沢液晶だとどう使用もないことか。この点、Kindle Paperwhiteの方が読みやすいのかもしれない。ただ、液晶画面でもそれほど目に負担がかかってるようには感じない。それほど長時間読んでいるわけじゃないからか。

パラパラと斜め読み出来ないこと。あの場面をもう一度読みたい、と思った時、パラパラめくって探せるが、電子書籍はそんなアバウトな探し方は苦手。