酔眼漂流記

酒を片手に酔眼化する日々の記録


2007-08-14[火] 連城三紀彦 編集

▶︎ [読書][連城三紀彦]敗北への凱旋

敗北への凱旋  綾辻・有栖川復刊セレクション (講談社ノベルス)(連城 三紀彦)

講談社ノベルス25周年記念企画で「綾辻・有栖川 復刊セレクション」の一冊。初版は昭和58年ということ。

終戦直後のクリスマス。津上芳男と名乗る男が殺された。容疑者と見られる女は、男のもうひとりの愛人を殺し、自らも海に身を投げた。事件は痴情のもつれから起きたものと片づけられた。二十数年後。作家の柚木桂作は将来を嘱望されながら戦場で散ったひとりのピアニスト・寺田武史を題材にした作品を書くことになる。その過程で、寺田と二十数年前の事件との繋がりを知り、彼の残した遺言と楽譜と出会うことになる。そこに秘められた悲劇とは?

ミステリのガジェットとしては暗号ミステリということになるか。しかし、その暗号を解くことが主題ではない。第一難し過ぎて、解けないよ。解読の手順を読んでも、正直言ってチンプンカンプン。まぁ、それは我が空気頭のなせる技ではあるが。解かれる過程なんてのはうっちゃっておきましょう。

何といっても暗号に秘められた、この物語の真相が心底すごいのだ。すご過ぎる。そしてわかるタイトルの意味。うわぁ、鳥肌が立ってきた。男と女の愛憎の果てに訪れる悲劇、このすさまじさはちょっと他にはないぞ、と断言しちまおう。そんなことあるわけない、と思いながらも想像できるだけの手応えがあるんだよね。

それはあまりにも罪深い。登場人物のひとりはその罪を背をって生きていかねばならないが、その重さを考えるとゾッとする。ひとりの人間が背負える重さじゃないぜ。

また真相が明らかになってわかるのは、この物語自体の意味。連城作品を語れるほど多くは読んでないけど、言わせてもらおう。その醍醐味の一つに読み終えた後、それまで見えていたものと違うものが浮かび上がってくる驚きがある。『敗北への凱旋』も何気なく読んでいたのもが、全ては「必然」だったんだよなぁ。決してご都合主義じゃなくて。

こんな物語を紡ぐ連城三紀彦はやっぱりすごい。そして、今この時期に読むにはぴったりの物語だ。

敗北への凱旋/連城三紀彦 icon


2010-08-14[土] 編集

▶︎ 事務所の暑さ

今日も曇り空。暑さは和らいだとはいえ、湿度が高くてまだ過ごしやすいとは言えない。

新しい店の事務所は、まるでエアポケットのような場所で、空気の流れが全く無い。そのためこの時期は暑いのなんの。扇風機があっても、ただ熱い空気をかき混ぜているだけ。まぁ、それでもないよりましだが。

そんな事務所でも、一時期に比べるとずいぶんと楽になってきた。ここ、冬になったら今度は寒すぎるってことになるのか。

最近ずっとビールだったが、今日は久しぶりに発泡酒を。発泡酒自体まずいとは思わないが、ビールと比べるとやっぱりねぇ。ちょっと味が貧弱に思えてしまう。軽く飲む分にはいいんだけどなぁ。


2013-08-14[水] 編集

▶︎ さらに過ごしやすい今夜

仕事が終わり、外に出た瞬間涼しいと感じる。もちろんそれは、相対的な涼しさだとはわかっているものの、せめてこれぐらいにして欲しいよなぁ。

それでも、虫の声もちらほら聞こえてきて。季節は少しずつ変わってきているのだ。

▶︎ 店の空調が効かないわけは

今の売り場の辺りは、昔は倉庫のようなものだったらしい。で、ちゃんとした空調設備はなかったらしい。今は、他のところから引き込んでいるらしいんだが。要するにおこぼれをもらっているようなもんか。だから、十分に冷えない。おまけに、上はは駐車場なので太陽熱の影響も受けてなおさら冷えずらいと。とどめは、SCの空調設備自体が古くて、現状いっぱいいっぱいなんだと。

このところの猛暑で、あちこちからクレームがきてるらしい。ようやく工事するみたいだけど、11月だってさ。うーむ。


2016-08-14[日] 編集

▶︎ [Movie]「ゴジラ モスラ キングギドラ 大怪獣総攻撃」

平成ガメラシリーズの金子修介監督が手がけた「ゴジラ」映画。シリーズ第25作。断片的には観たことあったけど、最初からちゃんと観てみようと。これも先日観た「シン・ゴジラ」の影響。やはりというか、どこかガメラテイストに溢れたゴジラ。特に、イリスの影響は大きいような。

十分に面白いんだけど、どこか詰めの甘さを感じる。一番引っかかるのは、ゴジラはなんのために日本を襲うのかってことが曖昧な点。これは「シン・ゴジラ」にも言えることなんだけど。「ゴジラが現れました」って言われても、どうも実感がわかないんだよなぁ。つまるところ映画のためでしょ、って思えて。平成ガメラシリーズでは、その辺は納得できる。

ゴジラは、数えるほどしか観ていないので、全体的な中での評価はできない。ただ、初代ゴジラの、怪獣の恐ろしさといった点で、雰囲気に近いものがあるんじゃないか。

新山千春はまあいいとして、疑問なのが宇崎竜童。なぜ彼が?

ゴジラ モスラ キングギドラ大怪獣総攻撃 [DVD]