酔眼漂流記

酒を片手に酔眼化する日々の記録


2004-08-23[月] ビールの名脇役 編集

▶︎ [ビールの話]ホップ

ビールの原材料のひとつ。ホップとはクワ科のツル性多年草の花のこと。この植物には、なんと雄と雌があるそうで、通常ビールに使われるのは雌株が付ける花のほう。これを「毬花」って呼ぶそうだけどね。CMにも時々出てくるから見覚えのある人もいるんじゃないかな。緑色の小さな松ぼっくりみたいなヤツ。あれは、実じゃなくて花だったんだね。

使われるのは未受精のものだけだから、受精させないため雄花の方はすべて取り除かれてしまうらしい。要するに邪魔者なのね。なんだか、肩身が狭い。

それはさておき、ホップの効能は大きくわけて4つ。

  • 苦み
  • 香り
  • 泡立ち
  • 殺菌作用

苦みと香りは、ビールになくてはならないもの。初めてビールを飲んだときには、苦くってとても飲める代物じゃない、と思ったものだけどね。今では、あれがないと駄目な体になりました。発泡酒はキリリとした苦みが弱いのが物足りなくも思っちゃうのだ。

泡立ちと殺菌作用ってのは知らなかった。現在では醸造技術の発達のおかげで、ホップの殺菌作用というのはさほど重要なことではないそうだけど、大昔は有り難かったんだろうなぁ。今でこそ、ビールにホップというのは当たり前のようだけれど、最初の頃はいろいろな薬草を使っていたらしいんだ。ビールは発酵して造るものだから、雑菌にとっても楽園。きっと日持ちするものではなかったんだろうね。腐敗との闘いと言ったら大げさかもしれないけど。ホップが最終的に残ったというのは、やはり殺菌作用の防腐効果のおかげなのかな。あと、「ビールは麦芽とホップと水と酵母だけ」っていうビール純粋例ね。

ところでよく聞く「アロマホップ」というのは、香りづけに使うホップということなのかな。だから、そう言う種類のホップがあるわけじゃないみたい。対になるものとして「ビタリングホップ」というものもある。こちらは名前が示すように、苦みのためのホップということでいいのかな。

参考:万屋工房/よろずや文庫/連載コラム

▶︎ 日本夜景遺産

夜景を見るのは好きだ。夜のベールの下で瞬く、色とりどりの明かりを見ると心の奥の方が安らぐ。やはり、人間て本能的に暗闇を恐れているのかな。一番感動したのは、飛行機の上から見た夜景。あれは圧巻だね。途切れる事無く伸びてゆく明かり。明かりの線で日本中が繋がっている。大都市のきらびやかな明かりもいいけど、何もないところにぽつんぽつんと瞬いてる明かりもいいね。そこにも人の営みがあるんだなぁ、と思うと何故か愛おしく思えてくるよ。

そんな夜景大好きな人にお勧めしたいのがこの一冊。見ているでけでも、酒のつまみになっちゃう。でも、実際に行ってみたくもなるよね。もっとも写真は実際よりも幻想的に見えちゃうってのもあるけれど。

日本夜景遺産
丸々 もとお/日本夜景遺産事務局
ぴあ
¥ 1,995


2006-08-23[水] 折原一 編集

▶︎ [読書]行方不明者

行方不明者(折原 一)

思わせぶりな場面が描かれるプロローグ。初読ではまったく意味が判らなくて謎なのです。これから始る物語への興味が否が応でもかき立てられるオープニング。

本編は、別な場所での二つの事件の顛末が描かれていきます。ひとつ目はある朝、忽然と一家四人が消えた謎。それはまさに原題の「神隠し」としか思えない事件。女性ライターの五十嵐みどりはひとりその謎に迫るべく、関係者に取材していきます。

もうひとつが通り魔殺人事件。偶然その現場を目撃することになった売れない推理作家の「僕」は、この事件を小説の題材に使おうと思い立ち犯人を秘かに監視します。

別の場所で起るこの二つの章が交互に展開して物語は進んでいきます。交わらない二つのパートは、やがてどのようにクロスするのか。興味はそこに集中していく訳ですね。まったく繋がりようのないものが、最後にどう着地するのか。

物語はそれほど抑揚もなく淡々と進んでいきます。読み進めるうちに、真相に近づいていると感じることも、増々謎が深まるということもなく。この辺り面白みに欠けると言えばそうですね。残りページも少なくなって、この先どうなちゃうのか不安になりましたよ。

最後に、一気に真相が明かされるので、実は理解が追いつかないなんてことはありましたけれど。驚くべき展開ではあります。良くも悪くも。

接点のない二つの事件が、実はそれと知らずお互いに影響を及ぼしていたという結末はなかなか読み応えがありました。因果応酬と言いますか。

最後にプロローグの意味深な場面の意味が判るという仕組み。読み終えると判るんですが、実は結構重要な場面だったりして。

ただ、その真相と言いますか結末は、いかがでしょう。色々と突っ込みたくなるのも事実。そもそも、一家4人が消えた謎が大した事無く……。

そして、登場人物への共感度が低いのです。どうにもその行動が不自然に思えてしまう。物語への共感度が高いほど面白いってことでは、これは残念ながら面白いとは言い難いです。

謎解きとしてではなく、全編を覆う陰鬱な雰囲気を味わうのが楽しみ方でしょうか。この後味の悪い結末も、決して嫌いじゃないですし。ダークな気分にさせてくれる一編でした。

行方不明者(折原一/文藝春秋)»セブンアンドワイ icon

▶︎ Gmailが登録制に

今まで招待制だったGmailが、登録制に移行。申し込めば誰でも使えるようになったそうだ。今日現在、米国やヨーロッパではまだ登録制は導入されていない。先日始ったオーストラリア、ニュージーランド、そして今日から日本が追加になって三か国。ウーム、どういう基準なんでしょうね。

それはともかく、さっそく登録してみた。

申し込みが殺到して、なんて事を想像してたら、実にあっさりと受付終了。

さて、使い心地はどうでしょう?


2007-08-23[木] モンキーボーン 編集

▶︎ [Movie]万人向けじゃないけど、おすすめの映画ーモンキーボーン

モンキーボーン [DVD]

ムービープラスで鑑賞。チャンネル変えてたらたまたまやっていて、途中から観た。ちょっとのつもりがおもしろ過ぎて最後までみせられちまった。基本はラブコメ。けどそのコメディの部分がお上品じゃなくて、ブラック。で、グロ。なんと言っても「人間の悪夢で成り立った暗黒のファンタジー・ワールド、ダークタウン」が舞台だからね。いろんなクリーチャーが出てくるけど、いい感じにやな感じなんだよなぁ。割と好き嫌いが別れそうな映画。

で、オレには直球ど真ん中のストライク。久しぶりに抱腹絶倒なのだ。主人公のスチュ(ブレンダン・フレイザー註1)は事故で昏睡状態になり、気付くとダークタウンにいると言うのが物語の始まり。まぁ、いろいろあって自分の体が奪われてしまったので、他人の体を使って地上へ戻ってくる。その体と言うのが問題あって……。こっからがこの映画のクライマックス。もう笑い過ぎて腹いてぇ。これは演じる役者さんGJ!と言うしかない。こういうブラックなジョークのみせ方と言うのは、あちらの人はうまいよなぁ。その分顔を顰める人も多いんだろうけど。

ちゃんとラブ・ストーリーのツボも押さえていて、ホロリとさせられるし。これは久しぶりの文句なく満足の一本。

公式サイトの作品情報

モンキーボーン [DVD]»amazon

註1 多分初めて見る俳優さんだけれど、いいなぁ、彼

▶︎ 「ひゅうが」進水

海上自衛隊のヘリコプター搭載護衛艦の命名・進水式が今日あった。

形としては、まさに空母だなぁ(笑)。それにしても「ひゅうが」の命名はなかなか洒落ていると思うぞ。例えば「しょうかく」「ずいかく」なんて名前*1だと、姿が姿だけに風当たりが強そうだもんね。それならば、まさにピッタリと言った命名かな、と深読みして見る。

*1 個人的にはそっちの方が……(笑)。

▶︎

未明からの久しぶりの雨。まさに恵みの雨。おかげで過ごしやすい。


2008-08-23[土] 編集

▶︎ 10月並の気温

肌寒い。おかげで仕事場の冷房が寒いこと寒いこと。関東でも気温が20度前後で、8月としてはかなりの低温だったそうな。東京の真夏日は53日でストップ。


2010-08-23[月] 編集

▶︎ [読書]ハンターズ・ラン/ジョージ ・R・R・マーティン/ガードナー・ドゾワ/ダニエル・エイブラハム

膝の状態

朝起きてみると、膝の状態が昨日よりも悪化している。膝を曲げると痛みがあり、色々と億劫である。この前と同じ症状だね。

今日もコミックの新刊が結構あるので、品出しに出る。場所を開けたら、あとはA沢さんに任せてきちゃったけど。休日のサービス出勤は、ちっとも嫌じゃないが註1、そろそろ任せるところは任せようかと。

ハンターズ・ラン

帰ってきてから『ハンターズ・ラン』を読む。久しぶりのSFだ。SF風味の冒険サバイバル小説といったほうがいいかも。具体的な記述はないが、そんなに遠くない未来。人類は太陽系を飛び出し、新たな大航海時代へと突入する。が、宇宙はすでに他の異種族に支配されていて、人類が植民地として手に入るのは、辺境の惑星だけだった。

そんな惑星の一つサン・パウロ。探鉱師のラモンは酔った勢いで、大使を殺してしまう。身の危険を感じて、未踏の大陸北部に逃げるラモンだったが、そこで未知の異種族と遭遇する。捕らえられたラモンは、彼らからひとつの命令を下される。彼らの元から逃げ出したひとりの男を捕まえる手助けをしろと。仕方なく、ラモンは異種族のマネックと共に、追跡を開始する。

まず最初に感じたちょっとした驚き、というか違和感は主人公がヒスパニック系だということ。サン・パウロに入植したのがほとんどヒスパニック系だから、彼ばかりじゃないんだけど。SFの主人公は白人男性、なんて固定観念があると註2、微妙に変な感じ。で、ラモンは結構好きになれない嫌なタイプ。しかし、ある仕掛けがあってそれが為に共感もできるのだ。自分自身を客観的に見ることが出来れば、行いも良くなるかもなぁ。

なんといってもこの物語のミソは、ラモンとその相棒である。そう意味では典型的なバディものだ。二人が仲違いしながらも、協力しあう姿がいい。どんな相手でも、こういう窮極の状況では、友情のようなものが芽生えるのか。ラモンの心情しか描写されていないので、相手がどう思っているのかはわからないが。でも、あのラストシーンの後はハッピーエンドだと思いたい。

あと。中盤になって見事なひねりがある。それを知った上で、この感想を見てもらえると、結構「がんばって」書いてると思ってもらえるか、もしれない。

ハンターズ・ラン (ハヤカワ文庫SF)
ジョージ・R・R・マーティン/ガードナー・ドゾワ/ダニエル・エイブラハム/Stephan Martiniere/酒井昭伸
早川書房
¥ 1,050

テーマ変更

暑さはまだまだだけど、夏はもうそろそろ終わりなので、テーマも変更。色々と変えてみたけど、シンプル「Web2.0」に決定。

註1 店に行くのに時間が掛かる、なんてことだとまた別だろうが

註2 あとがきによると、だからわざと作者はこういう設定にしたんだとか


2012-08-23[木] 編集

▶︎ [バイク]無事入庫

バイクは今日無事にバイクショップに入庫。どうやら、フューエルポンプの故障が原因らしい。なるほど。交換修理をお願い。結構早く直るかも?

あと、あの時矢鱈めったらエンジンをかけたために、バッテリーが上がってしまって再充電も。

最初は、予定が立て込んでいて、症状によっては一ヶ月ぐらいかかるかも、なんて言われたけど。

ロードサービスの二日間のバイクの保管料は、お盆休み対応ってことで、サービスで無料になった。なかなか気が利いてるよな。

▶︎ モンベルショップでお買い物

床屋に行く。本来ならツーリングのためになんだけど、どうなることやら。

午後は稲毛と幕張のモンベルショップへ行く。ムーンライトのグランドシートを買いに。なぜかムーンライト2のグランドシートは、モンベルのオンラインショップにもアマゾンにも品切れ状態。まぁ、純正じゃなくて安いブルーシートでいいんだろうけど、まぁ見るだけは見てみようかと。最初に行った稲毛店にはなかったが、幕張にはあり。それなりのお値段はするけど買ってしまった。

これで、今回のツーリングのための道具はすべて揃ったわけだ。肝心のバイクがどうなるか分からないのが皮肉だけれど。


2016-08-23[火] 編集

▶︎ リオが終わって東京へ

リオオリンピックが終わった。何せテレビがないもんでちっとも見てなかったけど、今大会の日本は過去最高のメダル獲得数の41だった。一番の話題は男子400メートルリレーの銀メダルか。北京の時の銅もすごかったけど、今回はそれ以上だ。ジャマイカの、ある意味反則なボルトという存在がなければ、金なんだぜ。短距離走というは、もう決定的に身体能力の差で、日本人には辛い競技なのかなと思ったいたら。

同じ銀でも、女子レスリングの吉田沙保里選手はまた別の意味が。今大会まで世界大会(五輪+世界選手権)の優勝記録が男女史上最多の16。もはや敵なしの状態。オリンピックも4連覇が懸かっていた。当然のごとく金メダルの期待がかかっていたけど、結果は銀。本人の胸中はいかに。何も知らない外野としては、「お疲れ様でした」としか言えない。

全く関係ないけど、「スラムダンク」の中のセリフが思い浮かぶ。インターハイで湘北に敗れた山王の監督のセリフ。「「負けたことがある」というのがいつか 大きな財産になる」。

テニスの錦織圭選手の銅も凄い。もっとも、彼の昨今の活躍を思えばこの結果はフロックでもなんでもなく、当然の結果なのかもしれない。とは言え、やはり凄い。

こうして話題になった陰で、41のメダルと言っても目立たないものもあるだろうし、そもそもメダルに届かず敗退していった選手の方がはるかに多い。そして、それぞれにドラマがあるのだ。よく「日本を背をって」という言葉が出る。けど、個人的にはそんなことは放っといて、自分のために戦って欲しいと思う。オリンピックは「参加することに意義がある」という。自分にとってはもう無関係な話だけど、世界という中で自分の力を試せる場があり、そこへ向かっていけるってのは羨ましいことだ。勝った人負けた人、それぞれにぞれぞれの積み重ねがあり物語がある。それがなにも努力せず平々凡々と暮らしている俺には胸に滲みるのだ。決して勝敗の結果ではない。