酔眼漂流記

酒を片手に酔眼化する日々の記録


2006-11-22[水] 編集

▶︎ [読書]数学的にありえない/アダム・ファウアー

まさしくハリウッド映画的な一冊。いい意味でも悪い意味でも。追う者と追われる者の生死を賭けた追いかけっこ。重箱の隅をつつくようなことはしなさんな。勢いで最後まで突っ走るぜぃ、なんて感じかな。荒唐無稽なお話を素直に楽しむべし。

上巻は登場人物たちの紹介といった体裁。いわゆる前振りってことで、正直ちょっと退屈。総てのカードが出そろってからは物語の着地点に向かって一直線。あんな話がこんなところに繋がって、そんな行動が思いもよらぬ結果を招いて、とドミノ倒しの様。全ての出来事がラストの一点に収斂していく小気味よさ

未来は予測することが可能なのか? それがこの物語のポイント。数学者のデイヴィッド・ケインの秘められた能力がそれを解く鍵になるのだ。それを利用しようとする悪い人が出てきて……。

それにしても、未来ってのは自分一人ではなく誰かの影響を受けて存在するんだよなぁ。自分の行動が知らず他人に影響するのが判ってしまったら。それでも自分が正しいと思う選択をするしかない。

量子力学、確率論、統計学といったギミックが散りばめられて、それなりに知的興奮を満足させる一冊。ちょいとチンプンカンプンなところはありますが……。「ラプラスの魔」とか「シュレーディンガーの猫」なんて言葉の意味をちゃんと知るきっかけになりましたよ。

確率論の面白さ。生徒58人のクラスのなかに誕生日が二人以上いるかどうかの賭けをするとして。さて、どちらに賭けるべきか。感覚的にはいない方が分が良さそうだけど、確率的にいえば意外な結果。詳しくは本書を読んで頂くとして、ちょっとしたトリビアだね。

活劇シーンも見所あり。この物語の主人公は、実はCIA工作員のナヴァだなぁとも思う。オレにとっては読んでいてすっかりケインより彼女だ。物語のクライマックス。満身創痍になりながらも闘うナヴァの姿に惚れた。美しき戦闘マシーンなんてゾクゾクきません?

最後に。上下巻で4,000円を超すお値段を出すだけの事はある!かと言えば……。ちょっとお高いかなぁ。

数学的にありえない〈上〉
アダム ファウアー/Adam Fawer/矢口 誠
文藝春秋
¥ 2,200

数学的にありえない〈下〉
アダム ファウアー/Adam Fawer/矢口 誠
文藝春秋
¥ 2,200


2007-11-22[木] 床屋の惨劇 編集

▶︎ 散髪

床屋へ行く。いつもの店へ。最近はいつもおかみさんにやってもらっていた。久しぶりにご主人に。

口の下にちょっとしたイボがある。ひげ剃りの時にカミソリをそこに引っ掛けて出血したらしい。なんてこったい。前も何回かやられてことがあるんだよね、ご主人には。久しぶりだったので少しの不安もあったのがやっぱり。それも今回は結構ザックリやっちゃったみたいで……*1

向こうも気まずいだろうけど、こっちもだよなぁ。別にたいして気にはしないし、かえって恐縮したりしてね。確かに邪魔なところにあるんだわ。自分自身でもやっちまうこともあったしなぁ。とは言え、一応プロなんだから気をつけてよ、とも思うぞ。

で、帰ってきて鏡見たら、それ以外にも数ヶ所細かい出血の跡が。ヤレヤレ。やっぱりへたくそなのか?

店変えようかとも思うけれど、もう馴染みになってていちいち説明しなくてもいつもの通りにやってくれるってのは楽なんだよなぁ。

*1 後で見たら、こりゃ結構血が出たであろうと思われ


2009-11-22[日] 編集

▶︎ クリスマスソング

もうクリスマス商戦突入だ。館内放送はクリスマスソングを流している。華やかな気分になる反面、物悲しい気分も。もう今年も終わりだという気分になるからだ。クリスマスが終わるとあっという間に年越しだ。慌ただしさとあっけなさと。祭りが終わった後はいつも寂しい。


2010-11-22[月] 編集

▶︎ [読書]NOVA2/大森望責任編集

久しぶりの休日営業

昨日、外国人のお客様より問い合わせがあり、対応のために休みではあるが店に出る。ついでにコミックの新刊の品だしを。今日の目玉は『鋼の錬金術師』の最終巻。それに合わせて、全巻展示を。それにしても今日はコミック新刊の多い日であった。それも様々細々と。メディアファクトリーのコミックなんかだと、スペースの関係上どうしても二の次になる。全点面で出すなんてことは無理だから、ある程度は売れ行きを読んで割りきらなきゃいけないとは思うものの。

NOVA2

日本人作家による書き下ろしのSFアンソロジー。読み進めて思うのは「SFの定義って何?」ってことだ。オレにとってはSFに思えないものが大半だったりする。それはともかく、アンソロジーとしては楽しめた。普段なら手に取らない作家の作品を気軽に読めるアンソロジーはいい。

中でひとつ上げるとすれば津原泰水の「五色の舟」だろうか。見世物小屋の異形の擬似家族の物語。薄気味悪さと儚さと色っぽさが絶妙に混ざり合っている。想像力をものすごく刺激するのだ。怖いもの見たさ、あるいは嫌いなんだけどそれゆえに妙に惹かれてしまうとか。SFというより妖怪譚。

一番印象に残ったのは、倉田タカシの「夕暮れにゆうくりなき声満ちて風」だ。一度「見た」ら忘れられない。ただ、残念ながら読むのは断念しました。一昔前ではありえなかったんだろうなぁ、これ。

他には宮部みゆき、法月綸太郎、神林長平あたりがさすがといったところ。

最後の「行列」(西崎憲)も締めくくりに相応しい一編。天空を往く百鬼夜行。幻想的な描写が、これまた想像力を刺激する。静かな音が聞こえてくるようだ。

NOVA 2---書き下ろし日本SFコレクション (河出文庫)
東 浩紀/恩田 陸/法月 綸太郎/宮部 みゆき/神林 長平/倉田 タカシ/小路 幸也/新城 カズマ/曽根 圭介/田辺 青蛙/津原 泰水/西崎 憲/大森 望
河出書房新社
¥ 998

ツールの再放送

今年のツール・ド・フランス第3ステージの再放送を見る。このステージの見所は、パリルーベでおなじみの石畳の区間があること。未舗装路のでこぼこ道を走るわけなんだが、その過酷さからパリルーベは別名「北の地獄」とも呼ばれる。そもそも自転車でレースするような道じゃないわけで、落車して骨折なんてことはザラ。確かに手に汗握る展開で、面白いんだろうけど、それも何事もなければ。この第3ステージでもフランク・シュレックが転倒による鎖骨骨折でリタイア。少々後味の悪いレースでもあった。


2012-11-22[木] 編集

▶︎ [iPhone]iPhone5に機種変更した

前回と同じSoftBankショップにて。今度も黒の16Gモデル。写真も動画も音楽もほとんど持ち歩かないので、この容量で十分。半分も使ってなかった。

在庫は十分にあるようで割とあっさり済んだ。30分程か。お試しで最初は無料ということでいくつかオプションをつけられた。どうせ解約することになるから、最初から付けないでいて欲しいんだけど。そのくせ機種変更の特典である基本料金の一年間半額は、その場では出来なくて、あとでこちらから申し込まなければならない。うっかり解約し忘れ、申し込みし忘れを狙ってると思うのは穿ち過ぎか。まぁそっちも商売だからなぁ。

渡されてまず感じたのが、その軽さ。4と比べると、まるで重さを感じない。いい点でもあるんだろうけど、なんだかスッカスカな印象でもありでチープさを若干感じたり。高級感は4の方にあるかな。

中身は大幅なパワーアップ。非常にキビキビ動く。4は日本語入力の立ち上がりにもたつくところがあったが、そんなことはない。アプリの立ち上がりも早い。なによりLTEがスンゴイ! Wi-Fi並みの速度だね。YouTubeなんかもストレスなく見ることができる。ショップのおにいさんは、この辺りはまだLTEは不安定で、なんて言っていたが、バッチリ繋がる。まぁ、調子に乗って使ってると7G制限に引っかかるので気をつけねば。過去の使用例から考えれば問題ないとは思うけどね。

ホームボタンが素直に反応するのが嬉しい。

気になったのは液晶の色味がだいぶ違うこと。5は気持ち黄ばんだ感じだろうか。これがいわゆる尿液晶なのか。単体でみれば気にならないけど、並べてみると違いがわかる。4の青みががった画面の方が好みではある。しばらく様子見。

4のSIMカードは回収された。これだとアップデータができないんだっけ? まぁ、このままでも問題ないでしょう。Wi-Fiで使えるからね。