酔眼漂流記

酒を片手に酔眼化する日々の記録


2004-04-12[月] [長年日記]

▶︎ [読書]ハサミ男/殊能将之

「何か仕掛けがあるな」と判っていつつも見事に騙される快感。これはもうまさに“ハサミ男”なわけで。最初の1ページからもう罠にはまってるわな。一本取られました。

ミステリとしての出来はもちろんだけど、随所にちりばめられたブラックなユーモアのセンスも私好みだ。

ただ、「ハサミ男」の 殺人願望と自殺願望を合せ持つっていう内面がもひとつ伝わってこないのはちょっと残念。まあ、それはある理由から無理っていえば無理だったんでしょうけど。

ひとつ気になったことは、第三の殺人の真犯人って実際問題として比較的簡単に判っちまうんじゃないかって事。何だか犯人は策を弄して自らの首を絞めてるような気がする。まあそんな事はどうでもいい事なんだけどね。

あれやこれやと書きたいことはあるんですけど、結局のところネタバレになっちまうな。なんにせよ、面白い。どんでん返しの醍醐味を味合わせてくれる、小気味よい作品です。しかも2回読んでも楽しめる!!

ハサミ男 (講談社ノベルス)
殊能 将之
講談社
¥ 1,029

▶︎ 自動車税と愚痴と

年に一度のお務め、自動車税を払って参りました。我が愛車はスカイラインで、税額は45,000円なり。

ま、税金を納めるのは、店子が家賃を払うようなもので当然の義務だとは思っています。しかしながら毎度疑問なのは何故排気量によって税額が違うのか、ってことですよね。それって、何か根拠があるんでしょうか? そうそう、重量税もよくわからないし。

これも一種の累進課税なのだとか? 大雑把に言えば排気量が大きいほど価格も高くはなってくるわけですよね。要するに、大排気量の車の所有者はお金持ち、って判断してるとか。

でも、よくわからないのがロータリーエンジン。これは排気量に1.5を掛けたものが対象になるんだとか。理不尽だよなぁ。半ライスで充分お腹いっぱいなのに普通盛りと値段がかわらない、ようなものだよね、多分。

自動車税には道路を使用することに対してその整備費などを負担するための性格もあるそうなんだけど、それは何も車を所有している人だけの問題じゃないでしょうに。

そもそも昨今、国に対して支払うものは、どうもいかがわしい気持ちにさせられる。真っ当に支払っている人間は馬鹿を見ているんじゃないでしょうか。どうにも搾取って言葉がちらほらするよなぁ。国民年金なんか目も当てられないじゃないですか。こっちは払いたくなくとも自動的に持っていかれちゃうというのに。

大体においてだ。入ってくるものが少なければ、歳出をなんとかしようと思うのが普通でしょ。それもせずに(しているようには見えないぞ)もっとお前ら払え、って言うのはどういうことなんでしょうねぇ。