2004-04-18[日] [長年日記]
▶︎ [Movie]遠すぎた橋
今じゃ、もしかしたらマイナーな作品になってしまっているのかもしれがいが、公開当時は大々的に宣伝していたっけ。特番もあったしね。なにせ制作費が90億円(77年当時でだよ)。キャストもかなり豪華な顔ぶれ。まさに《大作》といっていい映画だった。
第二次世界大戦中連合軍が行った《マーケットガーデン作戦》を描く本作。しかし、友人と勇んで観に行ったのはいいが最初の感想は最悪。何か所かで起こっている戦いを同時進行でみせるため、何も予備知識なしで見ると全く分けの判らない映画ってことになる。「ここは何処?あなたは誰?」ってことね。
オールスターキャストの宿命っていうか、それぞれのスターに見せ場があるんだけどこれが、ストーリーには全く関係なかったり。ぶつ切りのシーンのごった煮映画って様相。
その後原作(『遥かなる橋』コーネリアス・ライアン/ハヤカワ文庫)を読んだり史実を調べたりした後観ると俄然面白い映画に。戦争映画だけど、なんだかやるせないのだ。連合軍の負け戦ってこともあるのかもしれないが、『史上最大の作戦』とかの雰囲気とはずいぶん違う。そんなところが好きな理由だったり。
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