酔眼漂流記

酒を片手に酔眼化する日々の記録


2004-10-18[月] [長年日記]

▶︎ [Movie][横溝正史]市川崑×石坂浩二

先日例の日本映画専門チャンネルの特番で市川崑と石坂浩二の横溝映画についての対談を見た。なかなか面白い内容。シリーズと言っても、「犬神家の一族」とそれ以降では微妙に雰囲気が違うように思っていたけど、やはり作り手側でもそう思っていたようで。「犬神家」は角川の映画だしね。「悪魔の手毬唄」以降のは東宝でが市川色が強いってことなのか。ちなみに監督自身「手毬唄」がお気に入りと言うことで。

「金田一耕助は“天使”である」と言う市川監督の台詞は言い得て妙だと思ったよ。彼は悲劇を中和させる為に存在していると思うのだ。原作でもそうだけれど、彼がいるだけでホッとできるところがいいよね。決して事件を解決する為だけにいるわけではないのだ。結果として解決しているだけで。業、宿命、悲劇を清算する為に。

「獄門島」のラストを変えたのは犯人は美女がいいという監督のお好みからみたいです。映画は映画としてあれ出よかったと思うけれど、いっそのこと和尚はなしにした方がすっきりしたのでは。監督もそんなこと言ってたね。

それはともかく。毎回三木のり平の女房役で出てくる人は誰なんだろうと思っていたけど、あの人はスタッフだと言うこと。長年の謎が解けました。なるほど。他にもスタッフが出演していると言うことで、まぁ、一種のお遊びなのかな。