酔眼漂流記

酒を片手に酔眼化する日々の記録


2005-04-04[月] PRESCRIPTION: MURDER [長年日記]

▶︎ [Columbo]殺人処方箋/刑事コロンボ

記念すべきコロンボ警部(実際は警部補)のテレビデビュー作。もちろんどこからみても「コロンボ」だけれど、今改めて見るとやはりシリーズ化前の単発ドラマと言うこともあって別物の印象も。

コロンボというか、ピーター・フォークが若い。キャラクタの造形も若干違うように思います。スタイルも後のコロンボとは違って結構ビシッと決めていてヨレヨレ感があまり無し、シャープな印象。トレードマークのレインコートをあまり着用していませんし。

元々は舞台劇。実は主役はコロンボじゃなくて犯人の精神科医フレミングの方が主役だったんだとか。犯人が主役ということで倒叙形式というのは必然だったのでしょうか。

犯人のフレミングが替え玉を利用して仕掛けたアリバイトリック。そして、最後に自らが同じ手に引っかかると言うオチはやはり見事。この対比が素晴らしい。派手さは無いけれど、一本芯が通っていて、抜群の完成度。

惜しむらくは、DVDに収録されている日本語版はNHKのオリジナルではないと言った点。後に制作された日本テレビ版。小池朝雄以外は違うキャスト。もちろん内容に相違はないので個人的な趣味の問題でもあるのですが、若山弦蔵は、ジーン・バリーの風貌も相まって、どうしてもジェームス・ボンドを連想しちゃうのです。きまり過ぎていてかえっていやらしい。遥か昔に一回か二回しか見ていないものの、自分の中では未だに瑳川哲朗のイメージが残ってますね。

日本での放映時にはカットされた部分を、銀河万丈が吹き替えを担当。今回初めて銀河版コロンボを見ましたけれど、変な違和感も無くなかなかいい雰囲気じゃないですか。石田版コロンボよりも好印象。