酔眼漂流記

酒を片手に酔眼化する日々の記録


2006-03-21[火] [長年日記]

▶︎ [Movie]コンタクト

単純にSFの映画、地球外の知的生命とのコンタクトを巡るお話、だけと観ると居心地の悪いところがある映画。なかなか感想をまとめづらい。気がつけばジョディ・フォスターはいいなぁ、なんて場違いな感想しか出てこない。

越えられない壁は西洋との価値観の違いでしょうか。宗教観による違い。科学と宗教。相反するようでいて、密接な関係にあると感じるのです。表裏一体ともいえるいえるのかも。観終えてつくづくそれを感じる。このあたり日本人には、なかなか判りづらい部分ではないかと思う。

二つは別物と考えるのが、一般的な認識ではないかと思う。アチラでは同じ土俵の上といった感じなのだ。

そこで重要になってくるのが「神」という存在の大きさかな。科学を全面的に肯定すると、神の存在を否定することに繋がる。逆もまた然り。科学も宗教も突き詰めると信じるか否かになっちゃうのか。

科学者という立場で根拠のないもの、つまり神の存在、は肯定できないジョディ扮するエリー。そのため、いったんは異星人とのコンタクトの役を失う。全人類の95%(そうなのか!?)が何がしかの神を信じているのに、それでは人類の代表として相応しくないという理由。

最終的には彼女に役が廻ってきて、めでたく接触できるわけなんだがその時の記録がいっさい残っていない。彼女には18時間の体験なのだが、こちら側には1秒にも見たない時間の出来事。証拠の類いはないのに、そんなことは信じられないという周りの人々。

この辺り内包するジレンマに物語のポイントがあるんだろうね。つまるところは信じるか信じないかの問題なのか。しかし、ことさら宗教に絡めてくるのは違和感があるんだよなぁ。なので、日本人には判りづらいのではないかと勝手に思うわけであります。

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