酔眼漂流記

酒を片手に酔眼化する日々の記録


2006-10-25[水] 島田荘司 [長年日記]

▶︎ [読書][島田荘司]UFO大通り

いやぁ、やっぱり島田荘司はいいね。奇想天外な話は他に敵う者が居ないかも、だ。バカバカしいぐらいにとんでもない状況に、ちゃんと解答を与えてくれる見事さ。強引だと感じないこともないんだけど、そんなことを吹き飛ばすだけのパワーがあるよ。

UFO大通り

その謎がもうお腹いっぱいになるぐらい奇天烈。バイクのヘルメットをかぶり首にはマフラー、手にはゴム手袋。おまけにシーツにくるまって発見された死体。外傷はなく死因は不明。部屋は密室状態で、天井からは何本もガムテームがぶら下がってる状態。

その近所でのUFOの目撃騒ぎ。それも宇宙人が光線銃を放ちあちこち火花が散る戦争してたと言うんだからさぁ大変。

この二つの謎は当然繋がって、ちゃんと落ち着くところに落ち着く。判ってしまえば何でもないことだけれど、おおきな花火にウットリといったところ。

こんな謎は島田荘司、というか御手洗潔にしか解けませんて。まさに剛とも言うべき御手洗の推理には恐れ入りましたと平伏するしかない。

傘を折る女

こちらは一転して純粋推理を楽しめるエレガントな一編。

雨の夜、持っていた傘を車に轢かせる女。その不可解な行動の理由は?

九マイルは遠すぎる」ばりにたったそれだけの事実から、殺人事件を看破する御手洗。

結果を魔法のように突きつけるいつものやり方でなく、珍しく思考の過程を一から見せてくれたというように、石岡とディスカッションしながら真相にたどり着く。妙に優しげな御手洗だったり。

もっともこの著者のことだから、一件落着かと思ったそこから一ひねりして、アッと言わせてくれるんだけどさ。

そして、意外なことで繋がるこの2編。ま、それは読んでのお楽しみ。

「UFO大通り」の冒頭で石岡曰く今思い返せば、あの頃は私にとって最も楽しい時代だったといえるとのこと。いやはや、それはオレにとっても同じ感想。エキセントリックな探偵とちょっと間の抜けた相棒というのは、やはり安心して楽しめるミステリでもあるのだ。シャーロック・ホームズからこの世界に入って者にとっては王道ともいえる。もっとこのコンビが読みたいもんだよなぁ。

UFO大通り
島田 荘司
講談社
¥ 1,785

▶︎ [Mac]Firefox2リリース

http://www.mozilla-japan.org/products/firefox/

さっそく使ってみた。ざっと使ってみた感想。OSX用のFirefoxの話ね。結論から言うと、これがかなりいい感じ。1.5にあったちょっとした不満がとりあえず解消されている。

まず、非アクティブのとき1.5はスクロールバーだけ青いまま残る。実用上はなんの不便もないんだけど、これがどうにも気になっていたのだ。目障りなんだよね。これが他のウィンドウ同様白っぽく色が抜けるようになった。

そしてタブ。Safariと同様にタブ自身に閉じるボタンがついた。これも何気ないことだけれど、オレ的には重要な変更点。

HTMLのフォーム類が相変わらずな感じも、Aqua Fierfox setが、問題なく使うことができたからよしとしよう。問題無いはず。

ただ、新たな不満も。クリックの長押しによるコンテキストメニューができなくなった。おお、なんてこったい。ワンボタンマウス信者としてはこれはかなり不満だ。

それでも全体的に見れば、これからのメインで使っていこうかと思わせるに充分。今まではCaminoを使っていたけど、両方の損得をはかるとFirefoxの方が分がいいかな、と。