酔眼漂流記

酒を片手に酔眼化する日々の記録


2007-06-14[木] ごんごんと風にころがる雲をみた。: 椎名誠 [長年日記]

▶︎ [読書][椎名誠]ごんごんと風にころがる雲をみた。/椎名誠

ごんごんと風にころがる雲をみた。 (柏艪舎文芸シリーズ)(椎名 誠)

今までいろいろな媒体で発表されたエッセイをまとめたもの。旅の話から、映画製作の話まで、統一したテーマがあるわけじゃないから少々雑多な印象。文体が微妙に違ってたりするのもそうした感じを強くするのかな。

先日読んだ『ワニのあくびだなめんなよ(椎名 誠)』と重なる話もあって、新鮮味も少々薄かったりね。

もちろんそんなことはどうでもいいことで、また面白い話が聞けたので満足なのであった。

たとえば、マイナス40℃の厳寒の地では焚き火にあたっても暖かくないこと。火というのはそのものずばりが暖かいわけじゃない。暖かいと感じるのは空気が温められるから。マイナス40℃なんて気合いの入った寒さになると、空気も温まらなくなってしまうんだとか。

それから「ナンダカヨクワカラナイモノ」の話。ロシアのホテルで、夜更けに隣の部屋で大変な騒動が起きる。壁をガンガン叩くので、頭に来てこっちも叩き返してやったけどちっとも収まらない。で、朝になって隣を見てみると……。なんと隣には部屋が存在してなかった、ってオチ。やはり「ナンダカヨクワカラナイモノ」はあるのか……。

▶︎ ナンダカヨクワカラナイモノ

我が人生において、オバケとかユーレイとかいった類いの遭遇はない。でも、一度だけ摩訶不思議なものに遭遇したことはある。

あれは二十歳ぐらいの頃。ウスラバカなお仲間たちと発作的に九十九里海岸へ行った。それも真夜中*1

夜中の海岸なんてすることもなく、何とは無しに焚き火大会が始まったのだ*2。火を見ると逆上するのは人間の本能なのか、とにかくでっかい焚き火にするぜとばかり、そこら中から燃やせるものなら何でも持ってきた*3。あれは今までの中で確実に一番大きな焚き火だったなぁ。

で、ここからが本題。夜明け近くまで騒いで、犬吠埼灯台の下の駐車場で仮眠をとることにした。ふと目が覚めると外は明るくなっていて、少し離れた目の前に一台の車が止まっていた。車内からおじさんが出てきて、トランクを開けたのだった。ボーッと見ているとそのおじさん、靴を脱いでトランクの中に入るじゃないの。そしてそのままトランクを閉めちまったのだ。

いや、ビックリ。トランクって中から開けられるの?

もうひとりもそれを目撃しているので、夢とかじゃないことは確か。あれはなんだったんだろう、と今でも疑問。

しばらくは酒の席で必ずその話が出たもんだ。今でもその車はそのまま止まっていて、トランクを開けると白骨死体がぁ!とかね。

*1 大きな声じゃ言えないが、○った勢いで

*2 寒い時期だったし

*3 これも今だから言えるけど、燃やしちゃいけないものも燃やしちまったような……

▶︎ 梅雨入り

関東地方も梅雨入り。今年は全国的に遅いそうで、平年より6日遅れ。少し肌寒い一日。

▶︎ 本日の吃驚

何気なくWikipediaで椎名誠を見てみたら。

本名は渡辺誠、椎名は旧姓で、結婚したときに妻の渡辺一枝の姓に合わせ渡辺姓となった。

それは知らなかった。そうか、「椎名誠」ってペンネームになるのか。

追記

なんてこった。そして、本日が誕生日だったのですね。もう一つビックリ。