酔眼漂流記

酒を片手に酔眼化する日々の記録


2009-04-04[土] [長年日記]

▶︎ [Movie]椿三十郎

「椿三十郎」を見る。織田裕二主演のリメイク版の方。終盤の方しか見なかったが、これは面白い映画であった。正直言ってあまり期待していなかったのだが、食わず嫌いだった。最初織田裕二が主演ということで、もうそれだけでマイナスの評価を下してしまっていた。それは間違い。織田裕二の椿三十郎は見事であった。オリジナルの三船敏郎を彷彿とさせる。

しかし、それがかえってマイナスになっている点でもある。あの演技は「椿三十郎」を演じているのではなくて「三船敏郎」を演じてるんじゃないのかと思えてしまうのだ。似てるほどに感心しつつも白けるというか。やはりコピーはオリジナルに勝てないよ。脚本はオリジナルのままということだが、登場人物の造形までオリジナルを尊重する必要があったのかね。

映画の出来は悪くないのだ。悪くないだけに妙なもどかしさを感じちゃうんだよなぁ。脚本以外の部分は自由に撮っていたらどうだったろう、と思わせる映画でもある。それはそれでまたいろいろ言われるんだろうけど。それならオリジナルに忠実なのが一番無難、と思ったのかどうだか。

まぁ、オリジナルを見ていない人のための映画ってことで、これはお門違いなのかもしれないけれど。

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