2009-05-01[金] ABYSS [長年日記]
▶︎ [Movie]アビス
久しぶりに「アビス」を見た。この映画は自分の中では「怖くて見たくない」映画の一つである。それは中盤のクライマックスである潜水艇同士のチェイスシーンから始まるところ。主人公二人が乗った潜水艇は大破してしまい、浸水が始まる。おぼれ死ぬのは時間の問題。しかし、潜水服は一つしかない。さぁ、どうする?
この後の展開が怖い。自分に置き換えて考えるなんてとても出来ない恐怖。あの一瞬は本当に怖くて見たくないんだが、だからこそ感動的でもある。そう、実は一番感動的で見たい映画でもあるのだ。人の結びつきの美しさ、愛情とか信頼とか、ものすごく凝縮されているシーンだと思うよ。涙腺の弱いオレにはマイッタマイッタ。誰かと見ることが出来ない映画でもあるか。
ここまで見れば十分。その後のストーリーは、オレ的にはちょっと蛇足。そもそもこの映画はSFに分類してもいいんだろうか。その辺りのガジェットがなくても成立しませんか。深海パニック映画として。まぁ、あの最後のオチがやりたかったのかしらん?
[ツッコミを入れる]