酔眼漂流記

酒を片手に酔眼化する日々の記録


2009-06-03[水] [長年日記]

▶︎ [Movie]アフタースクール

感想

アフタースクール [DVD]

映画『アフタースクール』を観る。人からのお勧め。最初はそれほど期待していなかったのだが。いやはや、お見事。実に上質なお話である。キャッチコピーは「甘くみてるとダマされちゃいますよ」だそうだが、その言葉に全く偽りはない。あまり詳しいことはネタバレになるので書けないが、突然足元すくわれますよ。一瞬にして今まで見ていた「世界」が反転して全く違ったものが出現する快感。観終えてわかる、実に小憎らしい伏線の数々。シリアス過ぎずコメディ過ぎず絶妙の味付け。オレの琴線に見事に響く一編だ。

骨格となる「物語」が素晴らしいのはもちろんが、肉付けとなる俳優陣もいい。特に佐々木蔵之介に瞠目。彼は『間宮兄弟』でしか知らなかった。その時に演じた気のいい青年役では特にどうということはなかったが、今回の北沢にはしびれた。いや、惚れたといっていいね。いい人から一転、悪い人へ。同じ人が演じてるとは思えないほどで、その鋭い目つきにやられてしまった。

ほぼ手放しで褒めちゃうぐらい出来のいい映画ではあるが、一つだけ言うとすれば。以下もしかするとネタバレっぽいかもしれないのでご注意を。

まぁ、好みの問題ではありますが。

あらすじ

出産間近の美紀(常盤貴子)を残して木村一樹(堺雅人)が失踪する。一方、母校の中学で教師を務めている神野良太郎(大泉洋)のところへ怪しげな男・北沢雅之(佐々木蔵之介)が訪ねてくる。北沢は木村を捜しているという。木村の勤めている会社の社長直々の依頼で、どうやら彼は社長にとって警察沙汰になりかねない情報を握ったまま失踪したらしい。仕方なく、北沢につきあい木村捜しの手伝いをする神野であったが……。謎の美女やヤクザも絡んで物語は思いもよらない方向へ。

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