酔眼漂流記

酒を片手に酔眼化する日々の記録


2009-10-22[木] 九尾の猫: エラリイ・クイーン [長年日記]

▶︎ [読書][エラリー・クイーン]九尾の猫/エラリイ・クイーン

九尾の猫 (ハヤカワ・ミステリ文庫 2-18)(エラリイ・クイーン/大庭 忠男) 今で言うところのサイコキラーもの。ニューヨーク市民を恐怖させる連続絞殺魔〈猫〉を追うエラリイ。時期としては前作の『十日間の不思議』が終わった直後であり、事件そのものは関係ないが、エラリイにとっては続編のような事件。

ミステリとしてはミッシングリンクものになるが、あっけなく犯人に結びつく手掛かりがわかったりしてミステリとしては中庸か。エラリイが真相に気付いたある事実にしたって、それまで誰も気付かないってのがおかしい。

しかし、『九尾の猫』の凄みは最後の最後、事件が解決した後なのだ。『十日間の不思議』で心に傷を負ったエラリイにとどめを刺すような仕打ち。名探偵は神ではないのだ。それでも己の才能ゆえに人の運命を変えてしまうことを、まざまざと知ることになるエラリイ。それはまさに彼にとっての業である。そんな業を背負ったエラリイが愛しく思える。この2冊を読むことで改めてエラリイ・クイーンのファンになった。

九尾の猫 (ハヤカワ・ミステリ文庫 2-18)

▶︎ オリオン座流星群

毎年19日から23日ごろにかけて観測される流星群。ここ数年は活動が活発化していて、1時間に50個ほどの流星が見られることもあるそうだ。天気もいいので昨晩の夜半すぎ、流れ星を見に外をブラブラしてみた。本当はバイク海岸まで出掛けてみようかと思っていたが、酒を飲んでしまったのでパス。

空を見上げながら歩いたのだが、街灯というものはきちんと設置されているのだな。うちの回りは結構暗いところだと思っていたが、そんなことはない。しかし、星を見るのに街灯は邪魔なのであった。おまけに夜中の暗闇の中、じっと佇んでいるなんてのは我ながら怪し過ぎる。流星を見ることなく帰ってきてしまった。

余談であるが、流星群といえば真っ先に思い出すのは「ジャコビニ流星群」だ。ジャコビニ流星打法*1ね。アレって想像の産物なのかと思っていたら、実際にある流星群なんだ。

*1 『アストロ球団』での宇野球一の必殺打法