酔眼漂流記

酒を片手に酔眼化する日々の記録


2010-07-13[火] [長年日記]

▶︎ ジェームズ・P・ホーガン逝去

ジェームズ・P・ホーガンが亡くなった。

SF作家ジェイムズ・P・ホーガン 逝去|お知らせ|東京創元社

もうずいぶん遠い昔になってしまったけれど、ホーガンにはまった時期があった。

なんといっても『星を継ぐもの (創元SF文庫)(ジェイムズ・P・ホーガン/池 央耿)』の面白さ。月面で発見された5万年前に亡くなったと見られる真紅の宇宙服を着た死体の謎。彼は何者でどこから来たのか。ひとつの謎が解けるたびに、余計謎が深まっていく。やがて人類の誕生にまで話が及んでいくのだが、その謎解きがミステリとしても秀逸なのだ。読み出したら止まらない、知的興奮にあふれる一冊だ。

もう一冊あげると『未来の二つの顔』だ。自らの意思を持つほど高度に発達した人工知能は、人類と共存できるのか。スペースコロニーで壮大な実験が行われる。コロニーを管理するAI・スパルタクスに、敵対行動を取るとどう反応するのか。身を守るためスパルタクスは人間を敵とみなし、やがてその戦いはエスカレートしていく。このあたり戦争アクションものとしても十分面白いんだが、なんといってもラストが素晴らしい。じんわり熱いものが込み上げてくる。ああ、スパルタクス、おまえってやつは…。余談だけれど、これって映像で見てみたいよなぁ。映画向きだと思うんだけども。もう一つ余談。これずっと品切れ状態なんだよなぁ。解せない。

いずれにせよ。ずいぶんと楽しませていただきました。ありがとうございます。まだ読んでないのもかなりある。これを機にもう一度読みなおしてみようか。

『星を継ぐもの』三部作

星を継ぐもの (創元SF文庫)
ジェイムズ・P・ホーガン/池 央耿
東京創元社
¥ 735

ガニメデの優しい巨人 (創元SF文庫)
ジェイムズ・P・ホーガン/池 央耿
東京創元社
¥ 777

巨人たちの星 (創元SF文庫 (663-3))
ジェイムズ・P・ホーガン/池 央耿
東京創元社
¥ 987