2010-08-04[水] [長年日記]
▶︎ ちょっとどうかと思う装丁
奥泉光の新刊『シューマンの指 (100周年書き下ろし)(奥泉 光)』の装丁は、ちょっとどうかと思う。表紙に血の跡が印刷されているのだが、これがあまりにもリアル。一瞬、知らぬ間に指を怪我していて、血をつけてしまったんじゃないかと想ったほど。
あらすじを読むと、なるほどこのデザインはなかなか興味をひくのだが。もう少し「本物」じゃないことがわかるようにしたほうがいいんじゃないかと余計な心配。なんかね、「この本血がついてますよ」ってクレームがくるんじゃないかって心配になるほリアルなのだわ。
まぁ、それはそれとして。これは面白そうでもある。しかし、奥泉光だからなぁ。いろんな意味で危なそうである。
▶︎ [Comic]今月のジャンプコミックの新刊は豪華
『ONE PIECE』『NARUTO』『BLEACH』『REBORN』『銀魂』『バクマン。』と豪華ラインナップ。まさに盆と正月が一変できたようなもんだ。
その中でもちょっと注目なのが『詭弁学派、四ツ谷先輩の怪談。 2 (ジャンプコミックス)(古舘 春一)』と『Dr.るっる 2 (ジャンプコミックス)(前田 理想)』のふたつ。それぞれ、第1巻は直ぐに完売。入荷した数が少なかったというのもあるけどね。ジャンプって(限らないかもしれないけど)第1巻目の配本て結構渋めの印象がある。すぐに売り切れたんだから、それなりの人気があるんだろうけど、どうも最初は堅くいくような気がする。
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