酔眼漂流記

酒を片手に酔眼化する日々の記録


2010-08-17[火] [長年日記]

▶︎ [読書]ノンストップ!/サイモン・カーニック

このところ、朝晩は涼しくなってきて過ごしやすかったのだが、昨晩は熱帯夜復活。風が少しもないので、熱気が停滞している。寝苦しいどころじゃなく、少しも眠れない。仕方なく、昨日買った『ノンストップ!』を読んで夜更かし。

物語はロンドン郊外に住むトム・メロンの元へ、しばらく疎遠にしていた友人ジャックからの電話で始まる。その電話は何者かに襲われたジャックがトムに助けを求めるものだった。そして、彼はトムの住所を犯人に告げ殺される。わけが分からものの、身の危険を感じて逃げるトムと、謎の追跡者の命を賭けた鬼ごっこが始まる。

一介のサラリーマンに過ぎないトムを誰がなんの目的で追うのか。ここに、判事の謎の自殺をめぐる謀略と、トムの妻キャシーの失踪が絡んで、タイトル通りにノンストップに物語は疾走していく。わずか24時間の攻防。この畳み掛けるようなスピード感は半端じゃなく、ページをめくる指にも思わず力が入る。テンポもそうだけど、物語の持って行き方もうまく、どうしたってその先が気になる。間違いなく読んでる最中は夢中になれる一冊。

ただ。そのオチは結構大技というか、大味というか。ちょっと無理し過ぎなような気もする。そこがキモじゃないから気にならないといえば気にならないけど。

ノンストップ! (文春文庫)
サイモン・カーニック/佐藤 耕士
文藝春秋
¥ 860

仕事のあと実家へ。秋に行う法事のことで日程の打ち合わせ。