「こころ」を読み終える。高校の授業ではいわばサビの部分だけで、全体を読むのはこれが初めてか。知っていた範囲だと色恋沙汰の事件、という側面だけど、もっと深い部分がある。クライマックスに至るまでの伏線。先生とはどんな人物なのか。人を信じることと裏切ること。そして、明治の精神。それを象徴するのが天皇の崩御と乃木希典の殉職か。
今の時代にも通じる普遍的な物がある。だからこそ今でも読まれるのか。確かに面白い。と言うとちょっとニュアンスが違うが。
酒を片手に日々酔眼化する人の日記。主なテーマとしては本の感想(主にミステリ)、バイクツーリングの記録をメインにしつつ出たとこ勝負。 高橋半兵衛h.takahasi@suigan.net