酔眼漂流記

酒を片手に酔眼化する日々の記録


2013-08-29[木] 50th記念チャレンジ [長年日記]

▶︎ 富士登山

50歳になった記念になにかチャレンジしようと言う話で、富士山に登ることに。ちょうど、世界遺産に登録されたことでもあるし。20代の頃に2回登ったことがある註1。が、今の体力で頂上までたどり着けることができるか。それでも、チャレンジするにはちょうどいい目標だろう註2

計画段階では盛り上がっていたが、結局参加者はオレとO里のみになってしまう。二人だけというのも心細いが、そこで引き返すわけにはいかない。

今回はOさとが見つけてきたツアーに参加という形での富士登山。彼は初登りなので、ガイド付きのツアーに。行き帰りバスで、山小屋で一泊二日の予定。昼頃富士山に到着し、8合目を目指して登山開始。夕方に到着し、仮眠を取って2時ぐらいに出発して頂上へアタック。御来光を見て、余裕があればお鉢巡りをして帰ってくる、という内容。知らなかったが、これが富士登山の基本パターンのようだ。

それまでは、夜中に出発して明け方到着。一日で登って降りてくるという強行軍だった。行き帰りとも自走して行ったわけだから、あの頃はできたかもしれないが、今はちょっとキツいだろう。

集合場所は新宿。オレらのツアー客は20・30人といったところか註3。バスに乗り、中央道で富士山へ。登るのは吉田ルート。一番ポピュラーな登山口らしい。ちなみに、今までは東名を使って富士宮口から登っていたのだった。

7時過ぎに出発して10時頃に五合目に到着。ここで準備しながら一時間程体を慣らす。高山病対策である。世界遺産登録の影響もあってか、かなりの登山客・観光客で賑わっている。

六合目にて六合目にて。五合目からここまではなだらかな坂が続くだけ。ここまではまだハイキング気分。ここからが富士登山の始まりである。と言っても七合目までは坂道を上って行くだけなので、ガイドさんのゆっくりとしたペース配分もあり、それほどの苦労はない。大きくジグザグを繰り返し高度を徐々に上げて行く。ちょっと単調と言えなくもない。

七合目を過ぎたあたりから岩場が出てくる。この辺りから、それこそ這いつくばって登らなきゃ行けないような場面も出てくる。一歩進むだけで大きく息が弾んでくる。それでも、こまめに休憩を取るので、思った程の辛さはない。体力のことより恐れていた高山病の気配もなし。こうなってくると、気分も乗ってくる。

もっとも、気分はウキウキでも体は正直なもの。小さな段差を乗り越えるだけでもしんどくなってくる。そんな時に役に立ったのが、先日購入したトレッキングポール。思い切って買って良かった。最初は、富士山で売っている金剛杖でいいかと思っていたけど。それでも、ないよりはましだっただろうが、ダブルストックのトレッキングポールには助けられた。

富士山ホテル別館本日の目的地、本八合の富士山ホテルに着いたのは4時過ぎ。およそ6時間の登山であった。ちなみに、昔登った時には6時間で頂上にたどり着いたはず。帰りは3時間だったかな。

着いた早々、一服する間もなく食堂に案内されて夕飯。

夕食のカレー夕食に出たカレー。まぁ、レトルトのどうってことないカレー註4なんだろうけど、とても美味く感じた。正直言って、食欲があるか不安だったが、ペロリと平らげてしまった。お代わりが欲しかったぐらい。どこの山小屋でもカレーのようだが、こんなときだからこそ食欲をそそるスパイシーなカレーがいいのかもしれない。

今夜の寝床食事が済むともう就寝の時間。この辺り言われるがままで、こっちに選択の余地がない。案内されたのは、もう寝るだけの場所といった風情。一人に畳み一枚分弱のスペースしかない。幸いなことに、人数が少なくてある程度の余裕があったのが嬉しい。これ、満員だったら寝るどころの騒ぎじゃないような。

影富士就寝の時間といってもまだ6時前。しばらく外をぶらつく。と言っても、行ける場所があるわけでもなく、この日は風が強て寒い。そんな中で、影富士が現れたのでパチリ。

他にすることもないので、寝袋に潜り込む。明日は、午前2時の出発ということ。少しでも体を休めなければ。その時、山小屋の人と登山客との会話が耳に入ってくる。登山客は外国人のようだ。今晩泊まる山小屋を探している。しかし、そこで恐ろしい事実が判明。彼らは登山口を間違えたようなのだ。探している山小屋は、他の登山ルートにある小屋。そんなことがあるんだな。人ごとながら気の毒でしょうがない。子ども連れだったようだが、彼らはその後どうしただろうか。

体は疲れているだろうが、なかなか寝付けない。目を閉じて、強い風の音を聞く。そして、この強風が思わぬ事態を呼ぶのであった。

註1 ちなみに、あと二回の機会があったが、一度は車の故障で行けず、もう一度は体調不良で登ることができなかった

註2 縄文杉を見に行こう、なんて話もあったが、それはいろいろ無理ってことで

註3 頂上へは行かない日帰り客も含む

註4 それでも、他で見たことあるカレーよりもウィンナーやハンバーグが乗っていて豪華かも