押上から浅草までブラブラ歩くのが、最近の写真散歩の定番コース。
押上で駅を出ると聳え立つのが、東京スカイツリー。その存在感は際立つ。そして格好の被写体だ。
巨大なものを見た時、そこには畏怖もしくは畏敬の念を抱く。山岳信仰とか大仏様なんてのは、そういった気持ちからくるものなのだろう。
何気ない街並みに佇んでいる姿は、怪獣映画的な非日常的な世界だ。
これなんか、怪獣というよりウルトラセブン的な何かを感じたり。
こうしてモノクロにすると、こっちは大魔神的だよなぁ。
最近の写真散歩コースの一つの亀戸天神。菅原道真を祀る天神様は、道真江が梅の花が好きだったということで天神社には梅林がある。この日はちょうど梅の花も見頃で、お天気も雲ひとつない青空。お花見にも撮影にも絶好の日。
散歩のお供は最近のメイン機であるPENTAX KFとレンズはHD PENTAX-DA 70mm F2.4 Limited。
亀戸天神は境内もそこそこ広く、この日は平日ということもあって混雑もしていなくて、のんびり撮影ができた。湯島天神にも何度か足を運んだけれど、あちらはそれなりに混んでいる。まぁ、あっちは少々境内が狭いってこともあるし、立地的なこともあるのかやはり参拝者も多いのかな。
Limitedレンズはそのままでもマニュアルフォーカスができる。そして一眼レフ機ということもあってファインダー覗いてのピント合わせもやりやすい。そんなわけでPENTAX KFでは積極的にマニュアルフォーカス。自分の撮影スタイルだと、オートフォーカスでなくてもそんなに困らないかなぁ、と改めて思う。ちゃんとピントが来ているかどうかは置いといて。
草花のことには疎い。「これは梅です」と言われて見ているからそう認識してるけれど、桜もぱっと見似てるよなぁ。で、調べたら梅も桜もバラ科の植物なんだとか。親戚同士似てるのもさもありなん。しかし薔薇、なのか。
亀戸天神は、東京スカイツリーのすぐ近く。というわけで、スカイツリーをバックに一枚。
場所柄、おみくじはやはり合格祈願の思いをのせて、だろうか。
季節はうつろう。気がつけば日暮れもだいぶ遅くなり、寒さも冬の冷たさから柔らかくなってきている。毎年同じことの繰り返しだけれども、同じ瞬間はない。だから、こうして消えていく「時」を写真に収めているのかな。