酔眼漂流記

夜毎酔眼化しつつカメラ片手に未だ人生を漂流する人の記録。

苫小牧港へ急げ!

北海道ツーリング2015 七日目その2

ナイタイ高原牧場を出発したのは12時過ぎ。5時までに苫小牧なら、余裕だろう。ってことで、ルートは国道274号から、清水町でツールングマップルでオススメの国道38号線狩勝峠越え。その後道道465号線で、かなやま湖沿いを走り、国道号を南下して再び274号に出る。あとは北海道初日の逆ルートって予定を立てた。時間があったら、富良野にもう一度寄ってみようなんてことも。これも余裕のなせる技。

北海道最後の走りを惜しみつつ堪能。少なくとも一年待たないとまた走れないのだ。相変わらず走りやすい道を快調に走って、道の駅南富良野で休憩。そこで時間を見たら、あらビックリ。いつの間にやら3時過ぎ。残り距離は150kmほど。こいつは思っていた以上に余裕がそんなにないぞ。ってことで、急遽占冠から道東自動車道に乗ることを選択。こうなるともう名残惜しみつつ走るなんてどころじゃない。急げ!苫小牧へ!!

北海道の高速は、基本1車線。急いでる状況で、前の遅い車に引っかかるとなおさら焦る。ところどころに、追い抜き用の2車線になるので、そこを駆使して前進前進。苫小牧のフェリーターミナルに着いたのは5時半前。出航が7時だから、そんなに慌てなくても良かったのかもしれないけど。しかし、慌てていたのでいろんなミス連発。

まずは、乗船手続きも済んで、ヤレヤレと乗り込む準備をしようと思ったらグローブの片手がない。そう言えばさっき一度、ターミナル前で降りた時一度外したんだ。そのまま後ろのバッグの上に置いて、バイクの待機位置まで走ってきた途中で落としたに違いない。どうしよう。仙台からの帰り道、グローブ無しじゃ辛い。仙台で買うか?

今走って来た道を見てみる。と、ありましたよ。これまたヤレヤレ。

気持ちに余裕がないせいで船内に持ち込む荷物をすっかり忘れる始末。船内で着替えるカーゴパンツに風呂用のタオル。サンダルに、一番痛かったのがiPhone用のバッテリ類。またまたヤレヤレ。タオル*1だけは仕方ないので買いました。サンダルも売ってたけど、さすがにそこまでは。

フェリーターミナル直前のセイコマで、食料を調達したんだけど、うっかり朝飯の分を忘れたのも慌てていたがゆえ。

復路の船は「きたかみ」

帰りの船は「きたかみ」。太平洋フェリーの中では一番古い船。

中も「いしかり」と比べるとレトロチック。

今宵のねぐらはB寝台。二段ベッドがあるだけのシンプルな部屋。帰りも早割でチケットを取ったので、これで1万円を切るお値段*2なんですよ、奥さん!

北海道最後の日、天気が良くて、終わり良ければすべて良し。沈む夕日に別れを告げて。また、来年来ます。

 ここでBGMは、当然吉田拓郎の「落陽」。

帰りは、船内のレストランはパスして、途中のセイコマで買った食料で一人宴会開始。これでまたしばらく食べることができないかと思うと、なおさら美味しく感じる。

きたかみでも、もちろんショーがある。今夜は、サックスとピアノの演奏。

船内ではソフトバンクWiFiスポットが使える。往路のいしかりでは故障中だったけど、きたかみではバッチリ。と言いたいところだけど、色々問題も。まず、繋がりが悪いし頻繁に接続が切れる。おまけに、つながる範囲が狭くて、客室の中はダメ。少なくともB寝台はダメ。少々使い勝手はわるし。これとは別に、有料でWiFiが使えるプランもある。980円で、こっちならもっと快適なのかな。そこまですることもないとは思うけど。

*1:多少高くても、ロゴマークとか入っていればお土産代わりになるけど、ただの無地のタオル

*2:客室とバイクの料金合計