酔眼漂流記

夜毎酔眼化しつつカメラ片手に未だ人生を漂流する人の記録。

2024 関門海峡を巡る旅 その2

下関 2

城下町長府

二日目。この日は長府へ。長州藩の支藩だった長府藩の城下町だ。

江戸時代の土壁や石垣が残っている。

特別何かがあるわけではない。でも歴史、と言うか時の積み重ねに思いを馳せる。

功山寺

功山寺は、この旅で是非とも訪れたかった場所だ。幕末、この寺で高杉晋作はわずかな人数で挙兵した。藩政府の反対勢力を破り、討幕、そして明治維新と繋がって行く。

仏殿は国宝に指定されている。そんなことを感じさせない雰囲気。とても素っ気なくここにある。それがかえって好印象だけれども。

高杉晋作像。

忌宮神社

乃木神社

乃木希典を祀る神社。彼は長府の出身だったとのこと。

乃木旧邸。

長府毛利邸

明治36年、長府毛利家14代毛利元敏によって建てられた邸宅。

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明治天皇もここにお泊まりになったとか。

この日も暑い。冷たい抹茶をいただいて、しばらくボーッと過ごす。

城下町長府。観光地としての煌びやかさはない。けれど、落ち着いていい町だ。足の調子が良くなくて、あまり散策ができなかった。もう少し彷徨えば、もっといい風景と出会えそうだ。もう一度訪れたいと思う町。

唐戸市場

www.karatoichiba.com

昼過ぎ。この時間だともうほとんど終了といった雰囲気。活気のあるところを見るなら、朝早くってことだ。ちなみに映像で見かける、お寿司の販売で賑わっているのは祝日と週末のみのイベントらしい。

巌流島

宮本武蔵と佐々木小次郎の決闘で名高い巌流島へ行く。実は恥ずかしながら、この旅の前までは巌流島が関門海峡にあるということを知らなかった。

周りの風景は大きく変わった。それでも、この空は変わらない。あの時もこの空を2人が見ていたかと思うと、ささやかな感動が湧く。旅の目的に史跡をよく選ぶけれど、当時の面影は無くなってしまったとしても、その場に立つということで、少しでも往時の雰囲気を感じ取れればという思いがある。

亀山八幡宮

カラフルな風鈴が風にそよいでいた。神社仏閣でよく見る風景だけれど、最近のトレンドなんだろうか。それはともかく、暑い盛りに風鈴の音はやはりいい。

世界一の河豚像。

フグのヒレかな?これがひれ酒になるんだろうね。

赤間神社

壇ノ浦の戦いに敗れ、わずか8歳と言う幼さで亡くなった安徳天皇を祀る赤間神宮。なんとも朱色が目につく。かなり派手。

ちなみに赤間神宮の全身は「阿弥陀寺」と言うお寺だったそうで、小泉八雲の怪談「耳なし芳一」の舞台になったところ。

フグのポスト

下関のポストは青色。で、フグのマスコットが鎮座している。

海峡ゆめタワーで夜景鑑賞

www.yumetower.jp