酔眼漂流記

夜毎酔眼化しつつカメラ片手に未だ人生を漂流する人の記録。

北のまほろば 青森旅 その1

 

弘前城と弘前ねぷた

2024年11月、青森を旅した。

学生の時に弘前出身の友がいて、一度訪れている気がするんだけれど、どうだったろう。

カメラはPENTAX K-3 iii。レンズはDA 16-85mmで。

養生幼稚園に来た。今でこそ幼稚園だが、幕末の頃ここは儒者伊東梅軒の邸宅であった。嘉永5年(1852年)3月1日、当時22歳の吉田松陰が東北旅行の途中に来弘し、ここに梅軒を訪ねている。

司馬遼太郎の「街道をゆく」シリーズで弘前が舞台でもある『北のまほろば』の一節。

私は、弘前というまちの手の込みように感心した。かつて吉田松陰が訪ねたという家を百四十二年後に訪ねると、屋敷が当時のまま残っているというだけでなく、古い幼稚園でもつづいている。

今は、司馬さんが訪れた当時と景観は変わっているようだ。それでも、ここを吉田寅次郎が訪れたことは変わらない。歴史の連続性というものを感じる。

弘前旅の目当ての一つ、弘前城に来た。12ある現存天守のひとつ。

紅葉がちょうどいい感じで美しい。

弘前城の本丸の石垣は、崩れる恐れがあるため現在修復工事中である。

工事のため天守が70メートルほど移動している。石垣の上に建っていないと、なんかちょっと間の抜けた感じだ。

岩木山は美しい。

弘前公園内にある「喫茶 北の郭」で休憩。当然アップルパイで。

スターバックス。この建物は旧陸軍の第八師団長官舎だったもの利用している。

 

石場家住宅。 江戸時代中期の建築と推定され、国指定重要文化財に指定されてる。今は酒屋として営業中。

岩木山は美しい、その2。

津軽藩ねぷた村。

neputamura.com

弘前ねぷた祭りの山車などが展示されている。青森のねぶたは立体的な山車に対して、こちらは扇状の平面的な山車だということを学んだ。

津軽三味線の生演奏もある。一人だけでもなかなかの迫力がある。激しさの中にも、哀愁があるというか。生演奏を聴くというのは良いものだ。

岩城山は美しい、その3。なんだか神々しい。山が信仰の対象になるのがわかる。

夜は、弘前公園の紅葉のライトアップを見学に。

つづく。

 

suigan.net