青森ねぶたと八甲田丸
旅の二日目。
この日は、昨日と変わってあいにくのお天気。
金剛山光明寺最勝院を訪れる。戦国時代津軽統一時に戦死した人々を敵味方の区別なく供養するために建立ということだ。
天気は悪くとも、紅葉の赤と黄色のコントラストは見事だった。
この塔は、日本最北の五重塔らしい。
禅林街へ来た。津軽家の菩提寺である長勝寺を最奥に、33の曹洞宗寺院が並ぶ寺院街。
奥に見えるのが長勝寺で、この左右にずらりとお寺が並んでいる。
長勝寺。
午後は青森市内へ出た。
この地名の看板って、流行りなのかね。
ねぶたの家 ワ・ラッセへ行く。
ねぶたのことを学べるほか、実際に使われた大型ねぶたが展示してある。
弘前のものと違って、立体的な造形。派手さでいうと、やはりこちらか。
間近で見ると、なかなか圧倒される。これが練り歩くのだ。迫力あるだろうなぁ。
当日の様子を写した動画を見ると、それだけで気持ちが高揚してくる。歴史のない新興住宅地に生まれた自分にとっては、こうした地域に根付くお祭りというのに憧憬がある。ねぶた祭りも、一度は実際に見て、肌で感じたい。
その後は、かつて青函連絡船で活躍した「八甲田丸」へ行く。
函館へ行った時には、「摩周丸」を訪れた以上こちらにも行かねばなるまい。
「青函ワールド」という、昭和30年代の青森駅前を題材としたジオラマ。
元は、船の科学館の羊蹄丸で展示されていたもの。それを、こちらに移設したとのこと。
ブリッジは、やはり心踊る場所。ロマンがある。
摩周丸と違って、こちらは車両甲板も見学できる。
本州と北海道が鉄道で直接繋がっていなかった頃、青函連絡船に直接列車を乗せて運んでいたのだ。