酔眼漂流記

夜毎酔眼化しつつカメラ片手に未だ人生を漂流する人の記録。

角川武蔵野ミュージアムへ行ってきた


前から気になっていた角川武蔵野ミュージアムを訪れた。場所は埼玉県の東所沢。気分的に遠いなぁ、と思っていた。けれど、西船橋から武蔵野線一本で行けるんだよね。

本日の相棒は、PENTAX K-1 IIにFA 43Limited。カスタムイメージは「リバーサルフィルム」。

東所沢駅からミュージアムへ向かう途中のマンホールには、角川縁のキャラクターが描かれていた。

建物は、なんとも独特な外観。

大魔神がお出迎えしてくれる。

エディットタウン

ここでは、九つの文脈によって25,000の本が配架されている。何か見覚えがあるなと思ったら、昔丸善にあった松丸本舗。それもそのはずで、監修がどちらも松岡正剛氏。

松丸本舗も面白くて何度か足を運んだけれど、ここも同じように魅力的。本はあくまでも「文脈」で分けられている。例えば、今自分が一番興味があるのはやはり写真関係だけれど、それは「イメージがいっぱい」というコーナーにある。その周りには、絵画や音楽、建築といった本が並ぶ。。そして、なぜかSFやホラー、超秘術の本までも。

ここは知的好奇心の発見と出会の場なのだ。気になった本を見つけて、周りを見渡せば新たな興味が見つかっていく。

ただこれ、ある意味恣意的な分け方とも言えて、その部分で面白いと思えるかどうかがあるような。

www.hyakken.co.jp

眺めているだけでもあっという間に時間は過ぎてゆく。


本棚劇場

約8メートルの本棚に2万冊の本。圧倒される空間。ここでは、この本棚を使ったプロジェクションマッピングが上映される。

おお、こんなところにシーナさん。最近はすっかりご無沙汰してしまっているけれど。

アティックステップ

本棚劇場から五階に上がる階段部分。ここには荒俣宏氏の蔵書から約3,000冊を厳選して自ら配架してある。貴重な本も置いてあるそうだ。

クトゥルフは、いつかは読もうと思うまま時は過ぎ。

荒俣ワンダー秘宝館

荒俣宏氏監修のコーナー。今は企画展として「電脳秘宝館」が開催されていた。70〜80年代、コンピュータが個人用「My・Computer」として広がりつつあった時代のパソコンたち。そして、Appleという夢と憧れ。

Lisaが展示してあった。これは貴重かも。起動するんだろうか。

初代iMacは、今見ても魅力的なプロダクトだなぁ。ボンダイブルーという響きに、胸が躍る。

NeXT Cubeもあったりして。いやはや、これだけでも来た甲斐があったかも。

夢と憧れ。Macintoshというのは、何かこうあの頃の自分の原動力みたいなものだったよなぁ。いつかは手に入れたい、と。

話は脱線するけれど、当時「遊撃手」というパソコン雑誌があった。わずか9号で終わってしまったけれど、あの雑誌の影響は結構大きい。

ラテカピュータなるもの。シャープ製。「ラ」ジオ+「テ」レビ+「カ」セットにコン「ピュータ」を合体させたというなかなかのキワモノ。200台しか製造されなかったかなりレアな製品。

企画展「昭和100年展」

昭和が続いていれば、今年は昭和100年なんだとか。昭和40年に焦点を当てた展示。戦後の復興から高度経済成長へと向かい始めた時代。ギリギリ覚えている自分としては懐かしさの風景。昔は良かった、かどうかわわからない。でも、夢と希望はあったよなぁ。

周りを見回すと、みなさんこの時代を、下手すれば昭和を知らない若い人ばかり。果たして彼らは何を想う。

先ほどのラテカピュータの夢は、今こんな形で実現されている。

角川食堂

お昼は角川食堂へ。

tokorozawa-sakuratown.com

ビュッフェ形式のレストラン。

出ている料理は全て食べたい、という卑しい食い意地が張ってはいるものの、もうそんなに食えなくなっちゃったんだよねぇ。それでも、2種類あったカレーはコンプリートした。デザートのプリンも濃厚でうまい。こちらもおかわりしてしまった。食い過ぎ。

企画展「浮世絵RE:BORN」

これもなかなか見応えがあった。動く浮世絵。四方の壁と床まで使って映し出されるその映像は、音楽と相まって見飽きない。まさに一大絵巻もの。ここの館長である池上彰氏の解説があるなしの2バージョンが交互で上映される。二つとも観てしまった。

床にクッションが置いてあって、ラフな姿勢で観れるからついつい長居してしまった。中は涼しいし。

シアターを出ると浮世絵の解説コーナー。

今更だけど、浮世絵の芸術としての良さに気づく。

確かに、みなさん美人だよなぁ。

北斎の絵は、部屋に飾っておきたいね。

マンガ・ラノベ図書館

とりあえず行ってみたものの、やはりここは自分の守備範囲じゃない。中にいるのは若い子ばかりだし。

それでも、ガンダムはいつまで経っても特別だ。「オリジン」は、実はちゃんと読んでなくて、最終の24巻を読んでみた。実はこれ、ストーリーの最終巻じゃなくて、いわばその後の外伝集みたいなもの。その中の一つでジルとミリーの行末が描かれていて、カイと同じく思わず目から熱いものが。

まとめ

初めて行った角川武蔵野ミュージアムは、思った以上に迫力と魅力の詰まったところだった。今回は軽く観て回ったつもりだけれど、それでも半日はあっという間に経ってしまった。エディットタウンは、しっかり見るなら1日でも足りないかもしれない。チケット代は、ミュージアムとしては少々お高い設定かもしれないけれど、これならば十分納得できる。

企画展の内容が変わったあたりで、また行こうかな。

kadcul.com