酔眼漂流記

夜毎酔眼化しつつカメラ片手に未だ人生を漂流する人の記録。

2026年正月 冬の金沢、ノープラン旅


石川県立図書館という名の「美しき迷宮」に迷い込む

四年ぶりの金沢

今年最初の旅を金沢にした。
理由はたいしてない。
なんとなく、お正月を金沢で過ごす、という響きが少し贅沢に思えただけだ。
それに強い寒気が来るだの、大雪だのという予報も出ていた。
雪に沈む金沢の写真が撮れたらいいなあ、などとぼんやり考えていた。
しんしんと雪に沈む古都の姿を期待してしまうわけだが、これはまあ、現場の苦労を知らぬ旅人の無責任な願望というやつだ。

金沢のシンボル 鼓門

カメラはPENTAX K-1 II。
レンズは耐候性を考えてsmc PENTAX-DA★55mm一本。
一本勝負、という言葉ほど気楽なものはない。
選択肢が少ないというのは、歳をとると実に楽だ。

みぞれ混じりの雪が降る

ところが現実は、みぞれと氷雨。
思っていた雪景色とは違う。
どうやら金沢市内というのは、思ったほど雪が積もらないらしい。
まあ、自然というのはだいたいいつもこちらの思惑を裏切る。

ステンドグラスが特色の尾山神社
初詣

初詣は尾山神社。
今年一年も、とにかく無事でありますように、とだけお願いする。
欲張らない。
もうそれで十分だ。

近江町市場
眺めているだけでも楽しい

天気も良くないので近江町市場に逃げ込む。ブラブラ見て歩くだけでも楽しいところだ。

何やら人だかりが
七草粥の振る舞い

ちょうど七草粥の振る舞いをやっていて、ありがたくいただく。
人生初の七草粥。
正月気分のお裾分けだ。

石川県立図書館

今回はほぼノープランだったが、ひとつだけ行きたい場所があった。
石川県立図書館。

niigata-sanpo.hatenablog.com

以前こちらの記事で知って、ぜひ行かねばと思っていた。
実際に来てみたら。
まあ、なんとも贅沢な空間で驚いた。

圧倒される

図書館といえば、学校の図書室くらいの記憶しかない。
公立図書館なんて、もっと堅苦しいものだと思っていた。
ここは本を「見せる」そして「魅せる」。
立派な本ばかりじゃなく、サブカル系の本も普通に並んでいたりする。
「おぉ!」と唸ってしまう品揃え。
ぶらぶら歩いて、気になる本を手に取りパラパラとページを捲る。
恐ろしいことに、これだけの空間に一日中いてもタダなのである。
なんて素敵な場所だ、図書館。

のんびりと巡りたい空間
オシャレな椅子もある

軽く見学だけ、のつもりが、時間が足りなかった。
ちょっと失敗。
いや、大失敗かもしれない。
俄然、図書館というものに興味が湧いてきた。
帰ったら近所の図書館も覗いてみよう。

www.library.pref.ishikawa.lg.jp

兼六園 徽軫灯籠

定番の兼六園にも行く。

雪吊り
なぜかお気に入り

雪に沈む兼六園、というわけにはいかなかった。
実を言うと、日本の庭園の美しさの真髄、なんてものは未だにわかってなかったりする。
それでも、こうして写真を撮ってみると、何か引っ掛かる部分があったりして。
ま、理解しなくても、感ずればいいんだろうね。

金沢は観光客で溢れかえっている、というほどでもなく、ほどほど。
この「ほどほど」が、実はいちばんいい。

青空はやはりいいね

最終日は快晴。
雪を求めた旅だったけれど、やはり天気がいいほうが気分もいい。
金沢はこれで三度目だが、なぜか毎回冬だ。
次は夏に来てみようか。
その時は、また違う色の空が撮れるかもしれない。
そう思いながら、また当てにならない予定をひとつ、胸の隅に置いた。

今回の食べたり飲んだり泊まったり

noukabanzai.jp

www.kanazawabiyori.com

dormy-hotels.com