酔眼漂流記

夜毎酔眼化しつつカメラ片手に未だ人生を漂流する人の記録。

都電荒川線沿線をスナップ

町屋から飛鳥山公園まで散歩スナップしてきた。カメラはPENTAX K-3 iii。レンズはDA16-85。カスタムイメージは里びで。

町屋駅周辺

京成町屋駅からスタート。遠い昔、祖母の家に行くため町屋から都電に乗った。何十年ぶりに町屋で降りたけれど、当時の様子はほとんど覚えていない。

ちょっと調べてみると

cedarben.blog.ss-blog.jp

昭和43年ごろの写真という事だ。自分が見た光景はもう少し後のはずだけれど、そんなには変わってないはず。

すっかり様変わりしてしまったけれど、この鉄橋は当時のままなんだろうな。

変わったのは都電の車両も。自分の中では黄色い車体だけど、今ではカラフル。昔の車体ってなんだかこれも大昔の電話ボックスを連想させる。ま、今では電話ボックス自体見かけなくなってきたけど。

尾久八幡神社

尾久八幡神社に参拝。

尾久は「おぐ」と読むらしい。

oguhachiman-jinja.org

あらかわ遊園

この日はちょうど休園日であった。

人気のない遊園地ってのも寂しいもんだ。

ここにも都電が展示されている。中はカフェになってるのかな。

www.city.arakawa.tokyo.jp

本日の気になるお店

osteria.il-ottobre.com

tabelog.com

都電おもいで広場

荒川車庫の横にある、都電の旧型車両が2両展示されている広場。入場は無料だけど、平日はお休みで閉まっていた。

手前の車両の行き先表示が銀座になっている。最盛期には都内をくまなく走っていたようだ。路面電車の宿命、車が増えるにつれ居場所がなくなり、今では荒川線のみ。

たまに陽は差すものの、基本曇天の今日みたいな時は、里び画質が眠たくてどうも相性良くない。鮮やかさを求めて、リバーサルフィルムにチェンジ。

www.kotsu.metro.tokyo.jp

飛鳥山公園

飛鳥山公園は、祖母の家から近いので何度か訪れている。しかし、ここも当時の記憶と一致しない。

うーむ、これは昔からあったものなのか。

それでも、ここを都電で通った記憶は残っている。飛鳥山を巡るように線路が大きなカーブを描く。そしてここは大きな通りの中にあり、車の中に混じって走っていくのだ。今回は都電には乗らなかったけれど、次は乗車して当時の気分を味わいたい。

あすかパークレール。地上から飛鳥山公園山頂までを結ぶモノレール。標高差18メートルとのことで、登るのにはこれを使った方が楽。冷房も完備で、この日も暑かったから乗っている間はひと時の憩いの時間。ちなみに車内のアナウンスは、倍賞千恵子さんがやっておられた。

日本橋辺りを漂流スナップ その2

明けて2日目。

suigan.net


この日は、DA 70Limitedで出撃。隅田川に掛かる永代橋。

しかし、この場所でこの画角だとちょっと狭すぎるのでDA 15Limitedに換装。

東京は水の街だなぁ、と実感。

清洲橋。

遠くにスカイツリーを望む。

ちょっと歩くと箱崎JC。車で走ってる時は意識してなかったけれど、こういう位置関係なのね。

そして、東京シティエアターミナル。車に乗ってた頃は、ラジオからこの言葉をよく聞いていた。初めて実際に来て、なんか感慨深い。

ここで、遅めの朝食。最近は外国人のスタッフも珍しくはないけれど。なんか意思疎通がもう一つうまくいってない感じがしてたら、案の定。
アイスコーヒー頼んだのに、ホットじゃんか。

少し歩けば水天宮。実際に歩いてみるとその距離感位置関係がわかって面白い。

ここの作りは変わっていて、コンクリートの箱の上に神社が立っている。お参りするのにこの階段を登ってくるわけだ。

人形町。

と言えば、人形焼。

路地を見ると撮りたくなる。日本橋というとビジネス街と言うイメージがあるけど、ここ人形町も日本橋なのだ。

ビジネス街の方の日本橋に戻ってくると、行列している店がある。

www.nihonbashi-tokyo.jp

ここも気になるお店だ。

この後、まだ時間も早いので浅草に寄った。

ここからはDA70Limitedで。

なんとも絵になるお嬢さんがいたのでパチリ。いや、後ろの方々がいない方がもっと絵になるんだけれど…。

おまけ。


www.youtube.com

日本橋辺りを漂流スナップ

K-3 iiiにDA15LimitedとDA70Limitedを持ってスナップ。

谷中

日暮里で降りて谷中へ。先日訪れたばかりだけど、今回はレンズが違うってことで。ここでのレンズはDA15Limited。カスタムイメージはモノトーン。

画像中央あたりの「日暮里駅」の文字の「暮」と「駅」の文字は猫文字になっている。という事をこの前知った。確かに「暮」は猫耳だし「駅」は肉球と尻尾だ。

谷中ぎんざを抜けて行く。

猫のお出迎え。

途中気になるお店を発見。

「古書 鮫の歯」という名のお店。まぁ、古本屋さんだ。元々は、骨董屋さんだったらしい。

お店の紹介記事。www.ikuru.co.jp

一見だと入りずらい雰囲気がある。気になったらどんどん入っていけるメンタリティが欲しい。

気になるお店その2。

nonbiriya.jp

気になるお店その3。

san-tatsu.jp

大手町〜日本橋〜東京駅

谷中から地下鉄で大手町へ。

これはちょっと気に入っている一枚。

神田橋ランプの下。今まで気にもしていなかったけれど、下を流れるのは日本橋川と言うそうな。神田川から分岐して隅田川に流れ込む。

ここから、カスタムイメージは「鮮やか」に。

この辺りは川を塞ぐように首都高が通っている。

日本の道路網の起点となる日本橋も、首都高の高架に覆われている。この辺りの首都高を地下化して、空を取り戻す工事が行われている。どんな景観になるのかピンとこない。でも、今のままでもそれはそれで今の東京の景観として悪くないと思う。

東京駅まで来た。

これもお気に入りの一枚。

KITTE丸の内の屋上から見る東京駅。

夜の帳が下りる。再び日本橋へ。

福徳神社

この日の漂流はこれでおしまい。このあとはヴィアインプライム日本橋人形町に宿泊。

次に日に続く。

suigan.net

谷中辺りを軽く散歩

休日ではあるけれど、午後から用事がある。でも午前中はフリーなので、2時間ほど谷中辺りをお散歩スナップ。お供はK-3 iiiにFA31Limited。カスタムイメージは、里びで。

日暮里で降りて谷中ぎんざへ。

街は夏の景色。この日もやや雲が多かったけれど、もう暑い。今年はサッパリ雨が降らなくて、21日にようやく関東地方も梅雨入りとのこと。平年より二週間以上遅い発表だとか。でも、天気予報を見るとこの先も雨が降る気配がない。

カスタムイメージの里びは、PENTAXによれば

60~70年代のカラー写真の風合いにも似たカスタムイメージ

なんとなく懐かしい雰囲気がある。でもこれは、秋冬のシーンの方が似合っているような。

この通りは初めて歩いた。まだまだ歩けば色々な発見がある。

観音寺築地塀。

yanaka-kannonji.jp

一瞬本物の猫かと思ったけれど。カフェ猫衛門というお店のディスプレイ。

yanakado.com

谷中って猫の街とも言われるようだけど、ほとんど見かけたことがない。もう今は昔の話なんだろうか。

味わい深い小路。

何軒かの飲食店が軒を連ねている。この時間はまだ空いてないようだけど、風情があって良さげ。でも、一人では入りづらい雰囲気でもある。

梅雨の季節といえば紫陽花なんだけど。雨がないまま紫陽花の季節も過ぎてしまうんだろうか。

PENTAX 17 正式発表に寄せて

かねてより開発のアナウンスがあったペンタックスのフィルムカメラの正式発表があった。カメラ名はPENTAX 17。

youtu.be

最初にフィルムカメラプロジェクトのことを聞いた時には、今更フィルムカメラの新型?。 そんなことをやっている余裕はあるのかPENTAX、と思っていた。本当に発売できるのか?、とも。そんなことよりも、デジタルの方にリソースをしっかり割いてよ、と言うのが正直な気持ちだった。興味はあったけれど、冷めた目で見たいた。

でも、実際にこうして形になってみると。いいじゃないの。ハーフサイズでくるとは予想外の変化球。でもその設計思想、コンセプトがとても良いと思う。手軽にフィルムカメラを楽しんでもらおう、ってことだよね。それを今の時代に即した形にまとめ上げている。シャッターを押すだけで終わりじゃなくて、きちんと自分で操作できる部分があるのがとてもいい。そしてデザインも秀逸。クラシカルな佇まいだけれど、懐古主義的になりすぎず、何よりキュート。質感も良さそう。

自分自身、もうフィルムカメラなんてと思っていたけれど、実物を見たら一目惚れ。毎日持ち歩くカメラとして欲しい。

ただ。問題なのがその価格。どうも80,000円前後になりそうだ。50,000円台なら飛びついたけれど、これだとちょっと考えるなぁ。米国だと500ドルらしいから、感覚的には50,000円ぐらい?。これも円安の影響か。

とは言え、PENTAXユーザとしてはその心意気を応援したい。現状欲しい機材とかもないので、新しいレンズを買うと思ってお布施するか。