酔眼漂流記

夜毎酔眼化しつつカメラ片手に未だ人生を漂流する人の記録。

不幸は突然やってくる


カメラごと転ぶアクシデント

旅行中の出来事。宿の目の前で躓いて転倒した。もう歳のせいで、ちょっとした段差にも躓くことはこれまでもあった。それでもなんとかリカバリーできるだけの反射神経は残っていて、転倒するなんてことはなかった。それがあっさりとコンクリの地面に大転倒。しかも、首から下げていたK-1 IIもろとも。

底面にガッツリ傷跡。

倒れた時にカメラで胸を打ったようで、息ができない状態。これには参った。そんな中で思ったのはカメラは無事じゃないだろうな、と言うこと。恐る恐る見てみると、背面液晶が飛び出ている!血の気が引いたけれど、これは単にフレキシブルチルトが普通に展開しただけで一安心。レンズを覗き込むも、見る限り割れてたりしない。

部屋に戻って動作確認してみるも、特に異常は見当たらず。あれで、問題ないのか?

右の手首と膝を痛めているので、そこで辛うじて受け身は取ったんだろう。だから、カメラも勢いよく叩きつけた、とまではいかなかったのかもしれない。

レンズはFA77を付けていたんだけど、フードの先に微かに傷があるだけなので、これは地面に激突したわけではなかったらしい。でも、これがFA31だったら。ちょうどレンズ交換したところで、コンパクトなFA77だったからギリギリセーフ、だったのかもしれない。

それ以降も使ってみたものの、素人目には無問題。これは「恐るべしPENTAXの剛性」ってことで片付けていいんだろうか。やはり点検に出した方が無難なんだろうなぁ。

ちなみに一つだけ問題点がある。前からファインダーの中にゴミらしきものがポツンと混入してた。それが衝撃で吹き飛んだのか見当たらない。が、新たなゴミが出現。ヤレヤレ。まぁ、これはセンサーと違って写りには影響ないからいいっちゃいいんだけど。邪魔ではある。

そんなわけで、人生何があるかわからないのだ。一瞬先は闇。でも、結果だけを見れば不幸中の幸いとも。結局のところ、これも運命なんだと受け入れるしかないのかもね。カメラの傷も旅の思い出なのさ。なんて強いメンタルは…、持てないよなぁ。

まぁ、一番ショックなのは、簡単に転んじまった自分の衰えだけれどね。