酔眼漂流記

夜毎酔眼化しつつカメラ片手に未だ人生を漂流する人の記録。

小雨降る中の北海道上陸

北海道ツーリング2021 2日目

ここは晴れだけど

朝8時。青森県八戸市沖あたり。ここではご覧の通り晴れ。しかし、目的地の北海道の天気はよろしくない。天気が悪いせいで、実は着いてからのプランが定まっていなかった。出来るだけ晴れてる方向へ進みたいのだが、ここ二、三日はどこへ行っても傘マークがついて回る。つい先日までは、猛暑が続いていたというのに。

苫小牧に着いたときには、雨は小康状態で降ってはいなかった。しかし、いつまた降り出してもおかしくない空模様。

三井商船のさんふらわあの、ある意味デメリットだと思うのは苫小牧港着が13時30分だということ。これが太平洋フェリーだと11時着で、2時間ほどの差が出る。この差は結構大きくて、初日の行動に影響が出てくる。行けるところが限られてくる。

今回は、なるべく人との接触を避けるためライダーハウスのようなドミトリー形式のいわゆる旅人宿は控えようと思っていた。基本キャンプで。泊まるとしたらホテルを。本来の計画ならば、今日は雪月花廊に泊まる予定だった。しかし、上記の理由から予約はしていない。とりあえず今夜の宿泊をどうするか。

北海道に着いたものの、これからの行動が定まらない。ここでもまた迷う。なし崩し的に最初の計画通り、ひとまず昼飯を食いに白老へ。

ファームレストランウエムラ・ビヨンドでお昼ご飯

白老は、白老牛が特産とのこと。ここでステーキを食べるってのが当初の予定。ウエムラビヨンドというお店にやってきた。ステーキを食べるつもりでいたんだけど、なんとなくお腹の具合は軽めなものを要求している。メニューを見て、炎の王様ダブルチーズのハンバーグセットというものを頼んだ。

前菜に、野菜のジュレと牛肉の手鞠寿司。前菜が来るとは思ってなかった。

牛のスープ。メニューには牛汁とある。牛の汁。これだけ聞くとなんだか訳がわからなそうだ。

メインのハンバーグ。「炎」ってなんのことだろうと思っていたけど、目の前でフランベしてくれるのだ。さっきまで、メラメラと炎に包まれていたわけ。

メニューには10,000円のステーキがある。いつかそいつを食ってみたいもんだ。それには相当の勇気がいるなぁ。

コロナ禍でしかも雨の天気。店内はもう二組ほどしかお客さんの姿は見ることはできなかった。その分落ち着いて食事ができたけれど。店内の装飾もなかなか凝っていて、ハリーポッターのグッズとかが飾られているそうだ。最初にアンケート付きのクイズ用紙をもらった。クイズは内容は、そのグッズが幾つあるかというもの。ハリーポッターを知らない私にはなんのことやら。そうしたら、店の人が寄ってきて、こっそり答えを教えてくれた。まぁ、それもサービスなんだろうね。そして、このクイズで当たれば白老牛の肉を送ってきてくれるとのこと。さぁ、どうなることやら。

食べ終えて店を出ると、小雨が降っていた。レインウェアを着る。この旅のために新調したモンベルのストームバイカーだ。雨にはうんざりだけど、新しいものを使うのは気分がいい。

さて、今晩の宿を確保しなければならない。当初の予定通り雪月花廊へ行ってみよう。しかし、電話をかけても繋がらない。仕方なし、とりあえず行くべし。

雪月花廊でキャンプ

雪月花廊は、元小学校を改装したレトロカフェレストラン・ライダーハウス・ゲストハウス。また「旧双葉小学校資料館」とあるように昔懐かしいものが展示してあり、中はなかなかレトロな空間だ。写真で見て一目で行ってみたいと思った。今回の旅の目玉の一つにしようと思っていたけど、なるべく密になることを避けるという基本方針から直前まで迷っていた。

結局、予約もなしの飛び込みだったので、素泊まりになるという。それならば、天気も回復してきたので、キャンプすることに。そう、ここはキャンプ場もある。それにしても、テントを張り終えた時点でもう17時。やはり、2時間の到着の差は大きい。

夕飯の調達に。北海道に来たからには、食料調達はセイコーマートで。しかし、ここからコンビニまでは結構距離がある。喜茂別まで行かないと無くて、片道10キロはある。帰ってきたのが18時半。中をいろいろ見学させてもらおうと思っていたけど、すっかりその気分ではなくなり。

そんなわけで、どうも中途半端な初日の夜。思えばこれも迷う心がなせること。

本日のデータ

  • 走行距離 110.6km
  • ウエムラビヨンド 2,255円
  • 夕飯+明日の朝食 2,607円
  • キャンプ 800円