酔眼漂流記

夜毎酔眼化しつつカメラ片手に未だ人生を漂流する人の記録。

雨の移動日

北海道ツーリング2015 六日目

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明けて天気は曇り。天気予報は雨。帯広方面が、それでもまだ雨の影響が少なそうなので、そちらに向かって進む事にする。夜以降は、晴れそうだし。ツーリングマップルを眺めてルート確認。まずは、国道241号線、阿寒横断道路に出る。そこから、240、39と繋いで273号線に出る。三国峠を越えて帯広へ、というルートを選択。

無情にも昼前から雨が降り出す。こうなると、ツーリングも苦行に変わる。せめてもの楽しみは、すれ違うライダーとのピースサイン

空が微妙に明るくなって、もうすぐ止むかとと思えばまた強く降るって繰り返し。

もう今日は移動日としよう。ひたすら雨の中を走るのみ。

そんな中、三国峠は雨の中でも絶景であった。もう、カメラを出すのも面倒で写真は撮らなかったけど。

道内最高高所の峠で、眼下には圧倒的に広がる樹海。天気悪くても思わず唸るほどだから、晴れてたらなおのこと絶景なんだろうなぁ。

その後も淡々と走る。今夜は、雨が上がることを期待して上士幌航空公園キャンプ場を目標に。

上士幌町に近づいても、雨が上がる気配はない。止みそうで止まない。頭の中では、どこかに宿を取ろうかという声が。まだ、時間があるのでもう少し先まで、本別静山キャンプ場を目指してみる。

足寄に向けて走っていたけど、降りしきる雨にさすがに心が折れた。そんなんけで、事前にチェックしていた帯広のとほ宿、ワインの国さんへ電話。3時過ぎていたけれど、快く引き受けてくださって感謝。そうと決まれば、一路274号線を南下して帯広方面へ。

帯広に近づくにつれ、雨も止み空も少しづつ晴れてきた。宿に着いてしばらくすると、待望の快晴に。ああ、これだったらキャンプしてもよかったかなぁ。もう少し早く晴れてくれれば。

ワインの国

それでも、ワインの国さんはなかなか雰囲気のいいところで、北海道最後の夜はここにして良かったと思った。基本相部屋形式の宿。建物は宿主自ら作ったそう。ここにあるのは、それこそホテルに代表されるような、整然とした綺麗さはない。雑然としていて、言ってみれば田舎の親戚の家。そんなアットホームな雰囲気が心地いい。

料金も安い。夕飯と、別に頼んだワインのハーフボトル合わせても一泊5,000円ちょっと。あとこれには、近くにある温泉の入浴料も含まれます。

この温泉には、車で送り迎えしてくれる。ここも、派手さはないけどじっくりいい温泉であった。ただ、風呂上がりにビールを飲もうと思ったら、スーパードライしかないのがなんとも。

今夜は他に学生のサイクリストが二人。