酔眼漂流記

夜毎酔眼化しつつカメラ片手に未だ人生を漂流する人の記録。

家に帰るまでがツーリング

北海道ツーリング2015 最終日

最終日の朝は曇り空。どうも帰りも雨の中走らなきゃならない模様。

一番古い「きたかみ」だけど、この船にあって「いしかり」「きそ」にないもの。それがデッキの先端にある展望室。他の二船には、前方方向の展望がないのだ。なくても困る事はない。でも、例えば電車でも先頭車両で、運転席越しに前の風景を見たくありません?

ここの存在は、あまり知られてないのか人がいない。特等室やセミスイートといった個室の奥にあるので、なんとなく入って行きづらい雰囲気はある。穴場なのかも。昨晩は、座る場所を確保するのが大変だったけど、ここへくればよかったかな。

朝食は、バイキングで。昨日朝飯分を買うのを忘れてた。「いしかり」と同じメニューなのかな。

朝風呂浴びて飯食ったら手持ち無沙汰に。帰りには朝の演奏会はないし*1、部屋にテレビがないし。ボケーっと海を見つめて過ごす。

仙台港には定刻通り10時着。あいにく小雨がパラパラ。雨支度をして下船。ああ、これで北海道ツーリングも終わり、ってわけじゃなく、自宅までの350kmの道程がある。無事に帰るまでがツーリングなのだ。それはそれとして、帰りは大洗着にすればよかったか、やっぱり。

幸いな事に、雨はすぐやんで常磐道南相馬鹿島SAで、雨装備解除。

こんな看板を見ると、それほど気にはしないものの、さすがにあまりいい気分じゃない。普段はもう忘れがちになっているけど、あの大震災は終わってしまった過去の事ではないのだ。失われた日常の現実がここにある。

その後は、淡々と走り続ける。大洗付近に着いたのが午後2時。って事は、大洗着で帰ってきても、家につくのは同じ時間ってことだ。

何事も無く走ってきたけれど、守谷あたりから雲行きが怪しくなり始める。カッパを着るか迷ったけど、ここまでくればもう多少濡れてもいいや、ってことでスルー。直後に雨が降ってきた。ここまでくればあと少しの辛抱。

現実はそんなに甘くなく、柏で下りて国道16号に入ったら渋滞にはまる。わかっていたこととはいえ、北海道とのギャップにゲンナリ。容赦なく降ってくる雨にガックリ。

じっと我慢の走行で、家にたどり着いたのは5時前。予定通り、なんだけど最後の雨と渋滞でずっしりと疲れが。

何はともあれ、無事に帰ってくることができて、初めての北海道ツーリングも無事に幕。

*1:仙台着が1時間早い10時だからか