酔眼漂流記

夜毎酔眼化しつつカメラ片手に未だ人生を漂流する人の記録。

北海道ツーリングで太平洋フェリーを選んだ理由

今回、ツーリングで北海道に渡るのに太平洋フェリーを選びました。その際には、いろいろなサイトを見て参考にさせていただきました。私も、微力ながら誰かのお役に立てればと思い、選んだ経緯などを書いてみたいと思います。ただし、これは乗り比べての比較じゃありません。あくまで、初めて北海道へフェリーで行こうと思ったときに、私がどこをポイントにしたか、ってことです。

ちなみに、私は千葉県在住なので、そこからの視点になります。データは全て2015年9月現在のもです。情報は正確を期しているつもりですが、各フェリー会社のサイトで確認をお願いします。

なぜ太平洋フェリーを選んだか

北海道に渡るには、どこかでフェリーに乗らないと行けません。その場合、関東圏だと選択肢は商船三井太平洋フェリー新日本海フェリーの三つが一般的でしょうか。

商船三井フェリーは、大洗から苫小牧を結ぶ航路。

太平洋フェリーは、仙台と苫小牧*1を結ぶ航路。

新日本海フェリーは、新潟から小樽を結ぶ航路*2

この中で、太平洋フェリーを選んだポイントは、料金と時間にあります。

安い

各社の料金です。

フェリー 旅客運賃 バイク運賃
商船三井フェリー 11,830(カジュアルルーム) 11,310 23,140
太平洋フェリー 9,800(S寝台) 6,700 16,500
新日本海フェリー 10,180(ツーリストS) 6,890 17,070

いずれも私が使った閑散期のS寝台と同等と思われる客室の料金です。バイクは400cc。太平洋フェリー新日本海フェリーのツーリストSは一段ベッドの相部屋です。対して、商船三井のカジュアルルームは、深夜便は同じ一段ベットですが、夕方便は二段ベットになります。

追記:2019年6月 さんふらわあの夕方便が2017年の新造船の就航により、カジュアルルームがコンフォートという名称に変わりました。閑散期の運賃は、11,900円となります。

この表のように、太平洋フェリーが単純に料金の比較だけすれば一番お得です。しかも、他の2社にはない割引として、早割というものがあります。早割というのは、

「早割」はご乗船日の28日前までの予約・購入で、最大で50%OFFになるおトクな運賃です。 インターネット予約限定となり、お電話でのご予約は受付いたしておりません。ご予約の際は、下記のご利用条件をよくご確認のうえ、インターネットからお申込ください。 ※2等、B寝台、A寝台、S寝台は50%OFF、1等(インサイド・アウトサイド)、特等は40%OFF ※車両(乗用車・二輪車)は30%OFF

www.taiheiyo-ferry.co.jp

繁忙期には設定がなく、数量限定の早い者勝ちなんですが、予約できれば他の2社よりも大幅な割引が受けれらるのは大きい。実際、16,500円が10,900円になりました。

予約は早い者勝ちなんですが、実際やってみたところ一瞬で売り切れるようなことはないようです。予約開始日の9時ちょうどに、受付を始めれば問題なく買えるんじゃないでしょうか。もっとも個室になると数自体が少ないようなので、厳しいかもしれませんが。最悪2等でもいいと思えば問題ない?

キャンセル料が高めに設定されているので、そこは気をつけるポイントです。

さて、太平洋フェリーがお得なのは確かなんですが、ここで一つ気をつけなければいけないことが。それは、別途仙台までの高速やガス代などが掛かる点。高速代だけでも6,000円ほどは必要となるので、そこも渡道費用として考えなければいけません。それを入れても、商船三井と比べれば、若干安いんですけどね。逆に言えば、早割でチケットが取れないと、フェリーの選択もまた違ったものになってきます。

早い

次のポイントは時間です。北海道へ向かう時間の比較です。

商船三井(夕方便) 18:30 翌日13:30
商船三井(深夜便) 01:45 当日19:45
太平洋フェリー 19:40 翌日11:00
新日本海フェリー 10:30 翌日04:30

ここでいう早いというのは、北海道に着く時間です。一番早いのは、新日本海フェリー。着いたその日を有効に使えます。しかし、出航時間が10時半ということは、夜中に新潟に向けて出発しなきゃならない。当然仕事が終わってからになるので、体力的な面からちょっときつそうです。

そうなると、太平洋フェリーの11時着というのが一番ベストだと考えました。それでも、半日は使えるでしょうから。仙台までの距離がありますが、時間に余裕はあるし、ウォーミングアップにいいかなと。

以上の二つの点から、今回太平洋フェリーを選びました。前提としては、早割でチケットを取れるかどうかにありますね。もしダメなら、商船三井の夕方便ってことになるでしょうか。なんだかんだ言っても、港までの距離が一番近いのは、それはそれで利点です。帰りも太平洋フェリーを使いましたが、行きと違って仙台からの距離は堪えました。往路は太平洋フェリー、復路は商船三井というのがベストな選択かな。次回はこのパターンで行ってみようと思います。

新日本海フェリーも、いずれ乗ってみたいですね。

*1:実際は名古屋〜仙台〜苫小牧

*2:新潟〜秋田〜苫小牧という航路もあるますが、ここでは割愛します